アメリカザリガニは、昭和初期に日本に持ち込まれた外来種です。捕食や競合で在来種が駆逐される、人の利用や農業に被害が出る等の悪影響から、2023年6月からは「条件付特定外来生物」に指定され、飼育個体を野外に放したり、逃がしたりすることが禁止となりました。
桑袋ビオトープ公園でもアメリカザリガニが年々増えつづけ、 ヤゴや水生植物が激減するといった、水辺の生態系への影響が出ていました。
そこで、水生生物の生息環境を守り、公園の生態系のバランスを良好にするために、来園者の方に釣ってもらったザリガニを駆除する、という仕組みを取り入れています。
2010年からこの仕組みを行っています。以前と比べてヤゴの数の増加、スジエビの増加など、確実に成果が現れてきています。

アメリカザリガニを日本に持ち込み、増やしてしまったのは私たち人間が原因です。やむを得ずアメリカザリガニを駆除していますが、そのことを忘れてしまってはいけないと考えています。

ザリガニ釣りの参加方法
  • 1年を通して当公園の開園日は、いつでもできます。
    (11月~4月はザリガニが冬眠するため、ほとんど釣れません)
  • 受付は午前9時30分~11時30分、午後1時~3時30分までです。
    (2月~10月は、午後の受付時間が午後1時~4時まで)
  • お持ち込みの道具でのザリガニ釣りはお断りしています。必ずあやせ川清流館での受付をお願いします。
  • つかまえたザリガニの持ち帰りはできません。
  • 安全のため、就学前のお子さんは保護者の方とご参加ください。

    ※天候やイベントの関係で、中止する場合があります。ご了承ください。