見どころ
高尾山
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タカオスミレ
湿った場所を好むスミレで、4月上旬~5月上旬に高尾山では1号路(登山道)の沢沿いに咲きます。
見分けるポイントは何と言ってもこげ茶色の葉。
高尾山で初めて発見されたことから『タカオ』の名がつけられました。 -
ニホンアナグマ
基本的に夜行性ですが、高尾山では山頂などで日中に見かけることがあります。顔の模様でホンドタヌキと見分けがつきます。近寄ってくることがありますが、適切な距離を保って観察しましょう。
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サクラ
麓や薬王院、山頂、一丁平では各所にサクラを楽しめる場所があります。
花の見頃は4月上旬~4月中旬です。
特に1号路沿いには多種多様なサクラがあり、お花見にぴったりです。
御岳山
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シロヤシオ
4月下旬~5月上旬に見られる真っ白で上品なツツジです。
皇室の愛子様のお印の花で、別名ゴヨウツツジともいいます。
御岳山では、七代の滝の周辺や奥の院周辺の岩場で見ることができます。
足元の悪い岩場を好む植物ですので、観察の際は注意してください。 -
日の出祭
5月8日に、御岳山の山頂にある武蔵御嶽神社で行われる1年で一番大きなお祭りです。
山伏たちの修行のために山に入る儀式が、その発祥だとされていて、山開きの意味をもつお祭りです。
祭り当日、御岳平から武蔵御嶽神社まで、神輿を担いだ行列が1時間あまりかけて参道を登っていく様子は圧巻です。この様子は一般の方も見ることができます。 -
ミソサザイ
沢沿いを好む茶色くて小さな鳥で、御岳山では1年中見ることができます。
ロックガーデンと呼ばれる沢沿いのコースで、高い声の長いさえずりが聞こえたら、岩の上を探してみてください。
小さな体ですが、とても大きな声でさえずります。
奥多摩
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ミツバツツジ
4月上旬に開花し、新緑が芽吹いたばかりの森でピンクがかた紫色が目立ちます。
丘陵や山地の森や岩場に生育し、奥多摩町の花に指定されています。 -
イワツバメ
奥多摩には夏鳥として3月下旬頃に飛来します。普通のツバメにまじり、奥多摩ビジターセンターや奥多摩湖周辺の建物にも巣を作ります。
のどが白く、飛んでいるときに尾羽が深く切れこまないところが普通のツバメと見分けのポイントです。 -
山開き
毎年4月の第一月曜日に、奥多摩駅のすぐ隣の大木戸稲荷神社で、山の安全を祈願する「奥多摩山開き式」が行われます。
観光協会をはじめ、山岳救助隊など、奥多摩の山々を案内し、守る方々がたくさん参加します。一般の方も参加可能です。登山の安全を祈願して、身も心も引き締めてはいかがでしょうか。
山のふるさと村
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ヒゲナガオトシブミ
4月下旬~7月中旬にかけて、地面の上に小さく折りたたんで巻かれた木の葉が落ちていることがあります。それはオトシブミの揺籃(ようらん)。中には卵が1つだけ入っており、生まれた幼虫は揺籃を食べて成長します。
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奥多摩湖畔のサクラ
街中で多く見られるソメイヨシノに加え、奥多摩湖畔ではヤマザクラの仲間が多く見られます。開花のピークは4月上旬ですが、品種ごとに開花時期が違うため、3月末~4月中旬にかけて、さまざまなサクラのお花見が楽しめます。
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奥多摩湖と新緑
5月~6月にかけて、奥多摩湖畔は鮮やかな緑に包まれます。植物だけでなく、昆虫や南方から渡ってきた夏鳥など、さまざまな動物たちも姿を現すようになり、冬の間は静かだった森が、にぎやかになる季節です。