見どころ
高尾山
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氷の華
冬ならではの自然現象で、夜間の気温が氷点下のとき、シモバシラという植物の茎に発生します。
12月中旬~1月の早朝~10時頃に状態のよいものが見られます。
場所は5号路などがおすすめです。 -
ムササビ
高尾山は都心からのアクセスが便利で、研究路沿いでムササビの観察がしやすいことから、度々観察会が開かれています。
登山道にはムササビが食べた葉や枝が落ちていることがあり、夜行性である彼らの食生活をのぞき見ることができます。 -
ダイヤモンド富士
富士山の頂上に夕日が沈む自然現象です。
毎年、冬至の前後に高尾山山頂ともみじ台から見ることができます。
御岳山
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ウソ
御岳山には冬鳥として渡ってくる鳥で、11月頃から3月頃まで滞在しています。「フィーフィー」と口笛のような声で鳴きます。寒い季節は羽の間に空気をたくさん含んで丸くなっていて、よりかわいらしく見えます。
御岳山では冬の間、サクラの花芽などを一生懸命食べています。 -
ロウバイ
1年の中で一番寒い時期である1月末~2月に咲く花です。花びらは透き通った黄色で、花に近づくと甘い香りが漂います。
御岳山ではケーブルカー御岳山駅や富士峰園地で見ることができます。実の形も面白いのでぜひ観察してみてください。 -
雪景色
平地は雨でも、標高が高い御岳山では雪になることがしばしばあります。
雪が降った後の一面の銀世界は、本当に美しいです。
積雪後に登山をする際には、登山道が凍結する場合があるので、軽アイゼンなどの冬山装備が必要です。
奥多摩
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ニホンジカ
角があるのはオスで、メスに角はありません。通常は数頭で群れを作っています。近年、個体数が増え、山の中で会うことが多くなっています。山の草花を食べつくし、植生が変わってしまうため、シカよけの網が張ってある場所もあります。体重が100キロを超える大きな個体でも動きは俊敏で、斜面を軽々と走っていく姿に見とれてしまいます。
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フユノハナワラビ
多年性のシダ植物で、冬に小さな黄金色の胞子がついた胞子葉を伸ばします。 夏は地上部が枯死しますので、観察できるのは、秋から春までです。
シダ植物は日本に約700種が確認されており、そのうちの約200種が奥多摩で見られます。 -
氷川渓谷の雪景色
12月下旬~2月上旬にかけて雪が降ること多いです。
ここ数年は積雪量も少ないですが、一面が白い雪に覆われると、景色がまるで違って見えます。昭和橋など渓谷にかかる橋から景色を見るのがお勧めです。
山のふるさと村
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ニホンザル
秋にたっぷりと木の実などを食べて冬に備えたサルたちは、長い冬毛を身にまとったモコモコした姿で寒さに耐えつつ、木々の冬芽や皮などを食べて冬を乗り越えます。冬眠をしない彼らにとって、冬は辛い季節です。
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ジュウガツザクラ
サクラというと春に咲くイメージが強いですが、冬に咲くサクラもあります。その名の通り、10月頃~冬にかけて咲き、冬の寂しい景色に彩りを添えます。紅葉とサクラの花を同時に見られることもあります。
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雪上の足跡
雪が降った日の翌朝は、たくさんの足跡が雪の上に残されます。どんな動物が足跡を残したのか、歩いていたのか走っていたのかなど、足跡から多くのことがわかります。暖かい服装で動物の痕跡探しを楽しみましょう。