投稿者「ces-futakotamagawa」のアーカイブ

【みどりグループ】11月はこんな活動をしました!

二子玉川公園の「みどり」に関わる活動をしているみどりグループ。
11月の活動の様子をお伝えします。

ナチュモコガーデン(住民管理花壇)

10月に植えた苗の手入れを中心に、除草や散水などの作業を行いました。

 
▲ハーブエリアに入り込んだ雑草を抜いている様子

シバの根が広がり、取り除くのも一苦労…
でもみんなで黙々と作業を進めると…
とってもきれいになり達成感がありました。

こども花壇

これまでは仕切りのないエリアに
種をまいたり苗を植えたりしていましたが、
管理しやすくするためにレイアウトを決めて仕切りをつけることにしました。
仕切りとして使うのは主にいのちの森から出た剪定枝などの端材。
長さを揃えて花壇に埋め込みました。
その結果、どこに何を播いたかが分かり作業がしやすくなりました!

その他

毎年恒例のクリスマスリースづくりを実施しました。
夏に収穫したクズつるを土台に、まつぼっくり・どんぐりの他、
センニチコウやコバンソウ等のドライフラワーで飾り付けをしました。
完成品はそれぞれ個性あふれるものばかり!
「楽しかった」「いいものができた!」など皆さん満足げな様子でした。

 


みどりグループの活動を体験してみたい人も、
久しぶりに活動に行ってみようかな?という人も大歓迎!
12月の予定をご覧の上、ご都合のよい日にお越しください。
(自由活動は初めての方も参加しやすく、オススメです♪)

12月になり一気に冬本番!

活動に来られる際は帽子やマフラーなどで暖かくしてきてくださいね~


 

こどもグループ【支援活動】「プレーカーの日」12月11日(水)

日時
令和元年12月11日(水)10:00~17:00(出入り自由)

内容
月に一度のお楽しみ、あそびの出前車「プレーカー」がやってきます。ランチ作り、木工遊びや火起しなど思い切り楽しもう!
☆12月のランチ会メニュー☆
クリスマス恒例☆お菓子の家♫            
~大きなお家やオブジェをみんなでデコレーションしよう~
参加希望の方は、トッピング用のお菓子(クッキー、チョコなど)、フルーツや食パン(8枚切)の持ち寄りをお願いします♡

◆「ランチのあとは焼き焼き会♪」
寒~い冬がやってきた!おやつタイムはマシュマロ、焼き芋、ソーセージなど 好きなものを焼いてアツアツを楽しもう~!

※泥遊びで汚れることもあります。ぜひお子様は着替え持参で、
みんなで思いっきり遊びましょう。

場所
みどりの遊び場(大きなすべり台のあるところ)

対象
誰でもどうぞ

申込み
不要です。当日、直接会場へお越し下さい。

雨天時
開催、荒天中止
(催行の有無は朝9時までに当ホームページに掲載します+電話問い合わせ可)。

主催
NPO法人プレーパークせたがや(世田谷区児童課事業)  電話03-3414-4175
お問い合わせ先
二子玉川公園ビジターセンター 電話03-3700-2735

安全安心グループ 11月の活動のご報告

安全安心グループの11月の活動を紹介します。

【自由活動 毎週水・土曜日 10:00~11:00頃】
11月は雨の日や風が冷たい日など天候に恵まれない日もありましたが、
全日で活動を行いました。
園内のゴミ拾いをしていると興味を持って近づいてくる子どもがおり、
ゴミ拾いやゴミの分別のお手伝いをしてくれました。
時間が経つにつれ火ばさみの扱いが上手になり、
活動が気に入った様子で「もっとやりたかった」という声が聞かれました。

また12月に予定しているかまどベンチを使った公開活動に向けて、
かまどベンチのメンテナンスと清掃を行いました。
座面を持ち上げるとお菓子の袋などのゴミがたくさんありました。
活動中に保育園の子どもたちにかまどベンチのお話しをすることができ、
地域の方に知ってもらう機会にもなりました。
イベント情報はこちら

毎月第2土曜日に行っている『わんことのハッピータイムミニ』も行いました。
最初は落ち着きのないわんちゃんも、
周囲の様子に慣れてくるにつれてわんちゃん同士挨拶ができるようになっていました。
散歩中の方がわんちゃんに触らせてもらって嬉しそうにしている様子も見られ、
公園利用者間の交流も見られました。

【定例活動 11月23日(土祝)10:30~12:00】
子どもグループと合同で行う『多摩川の宝さがし』イベントのサポートを実施する予定でした。
あいにくの雨天でイベントが中止となり、それに伴って定例活動も中止となりました。


 

 

 

多摩川いきもの調査③

多摩川で採集した生き物紹介も3回目となりました。今回は私も大好きな甲殻類をテーマにお届けしますよ。

カワリヌマエビ属

今や日本中どこの川でも生息している外来カワリヌマエビの仲間です。西日本や南西諸島にはもともとカワリヌマエビの仲間(ミナミヌマエビなど)が生息していますが、釣り用のエサや観賞用として持ち込まれた外国産数種が侵入しました。その後、日本在来種と混ざったもの(交雑)を含め瞬く間に日本中に拡がりました。雑食で藻や水草、死がいなど何でも食べます。

 

スジエビ

次はテナガエビの仲間を続けて紹介します。

まずは上の写真から!スジエビです。テナガエビほどではありませんが胸脚(きょうきゃく=ハサミになっている脚)が長くなっています。頭(頭胸)の横にある逆ハの字模様も特徴です。下は一見すると同じ種類のようですが、外来種チュウゴクスジエビと考えられる個体です。逆ハの字(左側)の上部が内側に曲がり鉤状になるのが特徴です。スジエビと混ざっている可能性も考えられますが、模様はチュウゴクスジエビの特徴が現れています。

スジエビの仲間
テナガエビ

最後は釣りの対象としても人気のあるテナガエビ。名前がしめす通り非常に長い手(胸脚)を持っています。オスの方が体も大きく、手もより長くなります。テナガエビの仲間はどれも肉食性が強くこの胸脚を使って積極的に獲物を捕らえます。

スジエビとテナガエビの一番の違いは実は「額角(がっかく)」にあるトゲの数です。「額角」というのは両目の間にある角のことで上側にあるトゲの数が両種で異なります。スジエビはトゲが5本くらい、テナガエビは10本以上あります。小型のテナガエビはスジエビによく似ているのでここで見分けるのが確実です。

 

 

モクズガニ

モクズガニは淡水のカニの中ではかなり大型になります。ビジターセンター1階の水槽にいるカニを見て、その大きさに驚いてる光景もよく目にします。最初に「淡水」と書きましたが実は産卵は海で行われ、カニの姿になるまでは海で過ごします。そこから川を一生懸命上りながら大きくなっていくわけです。

「藻屑(もくず)」の名が示す通りハサミに毛がはえているのが一番の特徴です。ご存知の方もいるかと思いますが甲殻類は脱皮をしながら大きくなっていきます。モクズガニも同じように脱皮しますが、腕の毛もある程度の大きさになるまでは徐々に増えていきます。下は脱皮して数日後の様子です。

水からあげると上の写真のようにペタッとなってしまいますが、水中ではフワフワになり、まるで綿毛のようですね!このあと徐々に茶色くなっていきました。

 

今回は「甲殻類」をテーマにお届けしました。水槽では主役になることが少ない生き物ですが、体の動きや行動を観察するとたくさんの発見がありとても面白い生き物です。ふれあい休憩室に遊びに来たときはぜひエビやカニに注目してみて下さい。

(やたっち)

 

どんぐりむしから○○へ…

秋も深まり、寒い日が多くなってきました。

今日も雨が降り、ビジターセンターはとっても静かです。

 

こんな日は展示物づくりがはかどります!

これは何をしているところでしょう?

ジュニアサポーターをはじめとしたこどもたちに手伝ってもらいながら

色紙で作ったたくさんの落ち葉ができました!

他にもわくわくするような展示物をスタッフで準備しています。

次は何がテーマの展示なのか、みなさん楽しみにしていてくださいね。

 

ヒントはこのいきもの!

12月のふれあい休憩室もお楽しみに!

(あしこ)

【ジュニアサポーター】11月16日サンクチュアリのわらエコスタックづくり 11月19日エコスタックの整備 実施報告

11月のジュニアサポーター定例活動では、本格的な冬に向けてエコスタックを中心に活動しました。

エコスタックとは、公園内の石や枝、落ち葉などを積み上げてつくる生きものたちの隠れ家になる場所のことです。

二子玉川公園にもエコスタックがあり、そこには生きものたちがひっそりと暮らしています。

※エコスタックがある場所は立ち入り禁止です。どうしても見たい場合はビジターセンターのイベントで観察会を行うことがあるのでスタッフにお問い合わせください。

11月16日はわら用のエコスタックづくり!

夏の間に刈った沢山の草が広がって積まれていたので、一か所にまとめる場所を作りました。

レーキや手を使って、八方に広がっている草を集めます。

長年積もった草はとても重く、みんなで力を合わせましたよ。

 

草を集めたら目印になる杭を打って、完成!

できたら今度、柵もつくりたいですね。

11月19日は前からあるエコスタックをきれいに整備しました。

木のエコスタックと石のエコスタックです。

周りに生えている草を抜いて、エコスタックの境をわかりやすくしたり、杭を打ちなおしたりして綺麗になりました!

石の下や木の下にはいろいろな生きものが隠れていましたよ。

無事に冬を越してくれたらいいですね。

 

ジュニアサポーターのおかげでサンクチュアリがどんどん整備されてきました!

次の生きもの調査で何が見つかるか楽しみです。

(あしこ)

中止のお知らせ【イベント】安全安心グループ・こどもグループ合同企画「多摩川で宝さがし!」11月23日(土祝)

明日も引き続き雨が続くことが予測されており、お客様の安全を考慮いたしました結果、やむなく中止とさせて頂きます。

日時

2019年11月23日(土祝)
10:30~12:00

内容

多摩川河川敷の一区画を範囲とし、流されてきたものや自然の変化を楽しく観察しましょう!

どんな宝ものが見つかるかな!?

会場

眺望広場 多摩川河川敷

申込み

定員に達したため、受付を終了しました。

対象

満5歳以上からどなたでも
※小学2年生までは1名につき1名の保護者同伴

持ちもの

汚れても良い服装(長袖、長ズボン必須)、飲み物、長靴、帽子

日焼け止め、虫刺され対策

お問い合わせ先

二子玉川公園ビジターセンター 電話03-3700-2735

寒い日はこもりたい。

11月22日の本日、気温が10℃程度と大変寒い日となりました。

雨風も強いものだからできれば部屋にこもっていたい、そんな一日になりそうです。

そんな気候の中でも私は生き物を探してまいりました。

手が冷えていることもあり、シャッターが上手く押せませんでしたが生き物をいくつか紹介させて頂きます。

 

寒い時期になりますと小さな生き物たちは徐々に体が動かなくなります。なので、冬を越すために安全な場所を求めて移動・集合するのです。

赤い虫が【アカシマサシガメ】というカメムシの仲間で、あとはみんな大好き【オカダンゴムシ】ですね。この時期は地面に面した木の隙間に潜り込むので良く見つかりますね。

【ナメクジの仲間】なんかも隠れています。

【ツチカメムシの仲間】はぽつぽつ見つかりますが園内では少ないですね。

こんな感じで冬越ししている小さな生き物たちは倒れている木などを裏返すと結構な数が見られます。冬の生き物探しはこれがなかなか楽しくて、多摩川で行えば面白いものが見られるかもしれませんよ。

ただし、生き物の棲み処となっている樹をむやみに壊したり、裏返したままにしてしまうと冬を越そうとしている虫たちが死んでしまう恐れがあるので気をつけましょう。観察が終わったら木は元に戻すことを忘れないようにお願いします。

以上、冬には冬の生き物探しの醍醐味があるので、冬も楽しみな【たいしょー】でした。

(たいしょー)

 

多摩川いきもの調査②

先週の第1弾に続いて調査で捕獲された生き物の紹介です。今日はちょっと多めに紹介していきたいと思います。

マハゼ 2018年10月25日採集

まずはマハゼ。おもに河口から下流(汽水)を行き来する魚ですが、幼魚の時に川をかなり上ることが知られています。多摩川では二子玉川よりも少し下った大田区・調布取水堰あたりでも捕獲例があります。

「年魚(ねんぎょ)」と言われ、「1年」で一生を終える魚です…ただし!この写真の個体はふれあい休憩室で今も元気に過ごしています。

自然下でも稀にいるようですが、飼育下では安定してエサが得られる、繁殖に参加しないのでエネルギーの消費が抑えられ等の理由で長生きするようです。どこまで長生きしてくれるのか楽しみです。

 

 

ギンブナ

続いて…ギンブナ。植物が茂り岸辺を覆う浅い場所には稚魚がたくさん集まっています。ほとんどがメスで、他のフナの仲間の精子を利用して増えることができます。ただしその場合は全て親と同じ遺伝子をもつクローンになります。

 

 

ウグイ

お次はウグイ。2㎝弱から10㎝前後の個体が東京都側の分流にたくさんいます。泳ぐ力が強くスピードもとても速い魚で、成魚になると白波が立つような場所にもいます。網を使って追い込まないとなかなか捕れません!

 

 

オイカワ

ウグイと同じく東京都側の調査地では小さめの個体が良くとれます。ウグイと比べウロコが大きくて目立ち、メタリックに輝くのが特徴です。よく見ると体に横斑模様(おうはんもよう)があり、とくにオスの成魚は夏ごろなると赤く鮮やかになります。

オイカワ以外はふれあい休憩室で飼育中なのでぜひ見に来て下さいね。

 

今回は4種類の魚を紹介しました。また次回をお楽しみに!