ジュニアサポーター」カテゴリーアーカイブ

ジュニアサポーター3月「生体展示管理」

いよいよ気温が上がり始め、春が間近と迫ったこの時期に
生体展示の管理作業をジュニアサポーター定例活動でおこないました。

本来予定していた「いのちの森の生きもの調査&清掃作業」は雨の為中止。
その代わりにこの生体展示管理作業をおこないました。

まずは帰真園に向かいオタマジャクシ捕獲から。
前月の定例活動では低温の為か、予定していたアズマヒキガエルの卵採集ができず、
今回はそのリベンジとして、生体展示用のオタマジャクシ捕獲!

池には卵から孵化したオタマジャクシがたくさん。
ジュニアサポーターたちは器用に素手ですくい取っていました。

そして成体との比較観察もおこないました。

その後、ふれあい休憩室内の水槽へ放流&観察。

時間的に余裕があったので、シロテンハナムグリの生体展示管理作業もおこないました。
気温の上昇とともに、活動が活発になってきたシロテンハナムグリの
展示ケース内メンテナンスがメインの作業です。

 

 

地味な作業かもしれませんが、これも立派な公園維持管理作業。
ジュニアサポーターたちの活躍が続きます。

今後もどうぞご期待ください。

ジュニアサポーター2月「アズマヒキガエルの卵探し」

前回の活動から一カ月、今月は大雪やオリンピックなど様々なことがありますね。
そんな今月もジュニアサポーター定例活動(2月20日)を行いました。
今回は公園内の帰真園で「アズマヒキガエルの卵探し」です。

池に到着したら、早速卵を探しまわりました。

が、見つからず…
最近は雨が降っておらず、気温もかなり低い時期があったせいか、
どうやらまだ産卵が行われていないようです。
なので、急遽「アズマヒキガエル探し」に変更!
探す場所は、池の隅や草陰、石の隙間などなど

すると、池の隅で何かを発見!!


ウシガエルにしがみつくアズマヒキガエルを発見しました。
繁殖期になるとアズマヒキガエルオスは目の前を通ったものを
メスだと思ってしがみついてしまうんですけど…
今回のように他の生き物だったりすることもあるのです。
しがみつかれていたウシガエルはずいぶん弱っていました。
この後からカエルが見つかり始め、石の隙間にも…

こんな大きなアズマヒキガエルがいましたよ。

結果、今回の活動でこれだけのカエルが見つかりました。

最期は皆で記念撮影!

この後、アズマヒキガエルたちは逃がして、今後の産卵に期待したいです。

また、今回の活動で発見したウシガエル特定外来生物というもので、
他の生き物に大きな影響を与えてしまうのでつかまえた場合は駆除しなくてはいけません。
参加してくれたジュニアサポーターの子どもたちにとっては、
今回の活動は外来生物を知る良いきっかけにもなったと思います。

これからも活動を通して公園の生きものを子どもたちと一緒に
学んでいきたいと思います。

ジュニアサポーター1月「サンクチュアリの生きもの調査+柵作り」

新しい年が始まり寒風が吹きすさぶ中、ジュニアサポーター定例会活動(1月16日)は
「サンクチュアリの生きもの調査 冬」です。
昨年4月の活動で「生きもののすみかづくり」を行っており、
今回はその場所の調査と修復(柵作り)を行いました。

大きなハンマーやスコップを担いで、小さな土木作業員たちが出発。

まずは「生きもののすみか」を掘り返して調査します。

 

掘り返し始めて数分後、早速土の中から、茶色くぶよぶよとした
握りこぶし程の大きさの「アズマヒキガエル」を発見しました。

   
只今越冬中、カエルの目はぼんやりしていましたが、
ジュニアサポーター達の目はキラキラと輝いていました。

その他にも、冬ならではの生きものの様子が観察されました。
土を掘り返し、石をどけて全身で生きものを探した結果は以下の通り。

コロコロと丸まって集団越冬しているオカダンゴムシ
慌てて動き出すワラジムシ
湿気の多い朽ち木の下にびっしり固まっているナメクジ
つやつやと黒光りしたヒゲジロハサミムシ
春に設置した朽ち木や土中で単独越冬中、存在感充分のアカシマサシガメ
その他、ヨトウガの仲間の幼虫、コガネムシの仲間の幼虫
(写真はアカシマサシガメ、ヨトウガの仲間・コガネムシの仲間の幼虫)
  

調査後、長期的に生きもののすみかを維持できるよう柵を設置しました。
ジュニアサポーターたちは、職人のように杭打ちや縄張りに集中していました。

  

これからもサンクチュアリの生きものをジュニアサポーターと一緒に
見守っていきます。

ジュニアサポーター12月「鳥の巣箱設置」

いよいよ年末に差し迫る中、12月のジュニアサポーター定例活動を行いました。
今月は「鳥の巣箱設置」です。

11月の定例活動でジュニアサポーターたち自らが作成した鳥の巣箱を、公園内「サンクチュアリ」への設置作業が今回の活動です。

まずはふれあい休憩室内で、鳥の巣箱の仕上げ作業から。

11月にほぼ完成させていた巣箱のふたの取り付け、取り付け用の穴開け、デコレーションを実施。前月の活動に不参加で作成していなかったサポーターには、急遽部材を用意して一から巣箱作成も。

仕上げ完了後は暗くなる前に急いでサンクチュアリへ設置作業に。

あらかじめ検討していた設置場所にそれぞれ取り付けへ。
脚立を用意しましたが身軽なサポーターたちはスイスイ木登り!

スタッフはヒヤヒヤしていましたが、木登りができる環境は大人も子供もワクワクしてしまいます。

 

 

 

 

 

 

 

今回設置した巣箱は3個。冬の間に野鳥たちは繁殖の時期を迎えます。この巣箱が使用されるか乞うご期待!
来月1月は、サンクチュアリの生きもの調査(冬)をおこなう予定です。

ジュニアサポーター11月「鳥の巣箱づくり」

冬もいよいよ本番。
寒い日が続く中、11月のジュニアサポーター定例活動を行いました。
今月は「鳥の巣箱づくり」です。

完成した鳥の巣箱を園内に設置することで鳥を集め、公園の生きものを増やすことや巣箱に集まる鳥などの生きものに興味を持つきっかけになることを目的としています。

まずはどんなところに巣箱を取り付けるのかを考えにサンクチュアリに行ってみました。

良さそうな木が2本見つかりましたので、いよいよ巣箱づくり開始です。

どんな鳥が来てくれるのか図鑑を読んで想像を膨らまして…


設計図を見て、木材に線を引き、ノコギリで切る。

これが結構大変でしたがとても楽しく、サクサク進みました。
そして釘で打ったら完成だぁ!


皆で協力して進めたおかげで、2つの巣箱が出来ましたよ。

次回12月は、いよいよ鳥の巣箱をサンクチュアリに設置する予定です。
これからもジュニアサポーターの応援をよろしくお願いします。

ジュニアサポーター10月「多摩川の生きもの調査」

すっきりしない天気が続き、雨降りの合間の活動となった10月のジュニアサポーター定例会。
今月は「秋の多摩川での生きもの調べ」です。
秋の多摩川にどんな生きものがいるか体験的に知ることを通じ、公園の周りの環境と公園との繋がりについて知るきっかけとなることを目的としています。
とはいえ一番大切にしているのは「自然の中での生きもの探しは楽しい!」ことを体感すること。

この日は多摩川の水量が普段より多い状況でしたが、スタッフが事前下見と打ち合わせをし、活動場所の安全を確認した上で実施、いつもと違う川の様子を見て知って体験する活動となりました。
イネ科の植物やソバの仲間が花や実をつける河川敷を越えて川辺に到着。


川辺の茂った草の陰ではエビの仲間や小さい魚が見つかりました。
仲間と協力して「見つける人」「捕まえる人」で役割分担しているジュニアサポーターも。
水量が多く、気温も低いという生きもの探しには良い条件ではありませんでしたが
ジュニアサポーターは生きものが居そうな環境を推理し工夫して探し、見つけて歓声を上げていました。

 

 

ジュニアサポーターは多摩川の生きもの調査を今年、6月にも行っています。
6月の調査では、ハグロトンボやウチハヤンマの終齢に近いヤゴが見つかりましたが、
今回ヤゴは採集されませんでした。
この時期これらのトンボは世代交代し、卵の状態だったり若齢のヤゴも止水の泥底や石の隙間に
いることが多いため中々見つからないことが多いようです。

その後は恒例の水切り、石投げ。

 

思いっきり投げて強肩自慢したり、たくさんの石を投げて波紋を楽しんだり。
自然にあるもので体を一杯に使っての活動でした。

次回11月は、サンクチュアリに設置する「鳥の巣箱づくり」を行う予定です。
これからもジュニアサポーターの応援をよろしくお願いします。

ジュニアサポーター9月「帰真園の池の生きもの調査」

台風が過ぎ去り一歩ずつ秋に近づいている中、
ジュニアサポーターの定例活動をおこないました。

今回は日本庭園「帰真園」の、池の生きもの調査をおこないました。
この池、年に数回は水を抜いて洗浄を行う、生き物たちにとっては過酷な環境。

それでも春先にはアズマヒキガエルがたくさん産卵し、
多くのオタマジャクシを観察することができます。
では、今の時期はどんな生きものがいるのか、
池に入って捕獲調査をおこないました。

この日は帰真園の休園日。池の中は滑りやすいので慎重かつ大胆(?)に
生きものを探しました。

まず、たくさん目についたのはヤゴ。そして小型のゲンゴロウ。
どちらも動きが素早く、最初は捕まえるのに大苦戦。
それでもしばらくすると素早い動きにも慣れて、どんどん捕まえられるようになりました

池全体をくまなく移動し、他にもアメンボやコマツモムシ、サカマキガイなども捕獲。
管理されている池であっても、力強く生きている生きものを確認することが出来ました。

最後は種類と捕獲数を記録し、くまなく観察をおこなったあとにリリースをしました。

年々公園内で確認される生きものが増えていますので、この池も生きものが増えるかどうか
継続してジュニアサポーター活動で調査をおこないたいと思います。
どうぞご期待ください。

ジュニアサポーター8月「帰真園の池の中に入った石取り」

8月とは思えないほど涼しい気温?が続く中、
本日は雨が止んだ隙を狙って活動を行いました。

雨の中でもジュニアサポーター1名が活動に参加してくれました。
今回は帰真園の池の中の水草とりを予定していたのですが、
水草があまり見当たらなかったので
「帰真園の池の中に入った石取り」を行いました。

こんな石が結構入ってしまっているので回収して元の場所に戻すのが今回の活動です。

あっちでじゃぶじゃぶ、こっちでじゃぶじゃぶ…
池の色んな所で結構な量が池に敷いてある石の下に入ってしまって、取り出すのが一苦労でした。
そんな中、石を動かしていると目に入るものが…

小さいですがヤゴがたくさん見つかりました!
写真のヤゴ以外にもハイイロゲンゴロウなんかもいましたよ。
活動の中でもちょっとした発見があってなかなか面白いです。
池に入ってしまった石をだいぶ回収し終わったあたりから、
また雨が降り始めてしました…ここで一時中断。雨宿り。

雨が一向に止まなかったため、今回はここで終了となりました。
残念ですが次回は晴れることを祈りましょう。
次回は「帰真園の池の生き物調査」を予定しています。
今回見かけた生き物の他に何が見つかるか楽しみです!
ジュニアサポーターの皆さんの参加お待ちしています。

ジュニアサポーター7月「ヤモリの棲みかづくり」

午前中は快晴の猛暑、午後の活動時間は雷鳴が轟き大雨に。
予定していた「帰真園の石積み・修復」は中止、雨の中を果敢に来館した
ジュニアサポーター1名と別メニューの活動を行いました。
今回行ったのは、「ヤモリの棲みかづくり」です。

 
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 
 

 

ヤモリは事前に園内でスタッフが捕獲した、メスと思われる個体。
枯葉を敷き、石を入れて木を立てかけ…ヤモリの棲みかが完成。

 

 

 

 

 
 

 

 
 

 

 

 

ナチュモコガーデンで見つけたヤモリであることから、命名「モコちゃん」。
触ってみると柔らかくしっとりとした感触。
手のひらは、ぴたっと吸い付く感じです。
今後、展示の機会を待ちます。

その後、雨が上がったので帰真園へ。
生き物調査の予行練習をしました。
草むらの中からガサガサッと音が。アズマヒキガエルの幼体を発見!
羽化したばかりのイトトンボもいました。
人工的な環境にも様々な生きものが暮らしていまいた。