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ホトケノザの ひ・み・つ

暖かくなり、植物も葉を出し、花が咲き始めました。

今日は、公園内でも、道端でもよく見られるこちらをご紹介。

ホトケノザ。

シソ科で春に咲く野の植物です。二子玉川公園でもあちこちに咲いています。

小さい花ですが、よく見るとなかなか美しい花です。唇形花(しんけいか)という唇のような形をしたお花です。

丸いつぼみも可愛らしい。

つぼみがいっぱいあるから、まだまだ花が咲くかな……と思いきや、そのまま開かず終わるつぼみも多数あります。

この開かずに終わるつぼみは、閉鎖花(へいさか)といって、花が開かずに結実します。

ホトケノザは、普通に開花する花=開放花(かいほうか)と閉鎖花(へいさか)の2種類の花を持つのです。

開放花は花粉を昆虫に運んでもらわないと結実しませんが、閉鎖花はつぼみの中で自家受粉するので確実に結実し、種を残すことができます。

可愛い花ですが、実はしたたかで策略家な一面もあるのです。

何気なく咲いている野の花、たくましく生きていますね。

(ゆっきー)

 

 

 

春の初雪

今朝、園内を見まわってみると
あちらこちらにうっすら雪が積もったような景色が・・・!

富士見台の上から見た白い景色(場所:富士見台の上)

正体は、「雪柳(ユキヤナギ)」。
開花は一般的に4月と言われていますが、
ちょっぴり早めに花を咲かせてくれたようです~

別名は「小米花(こごめばな)」。
近くで見ると、確かにお米粒のような小さい花びらがついています。

ユキヤナギの拡大画像(5つの花弁がついている)
遠くで見ると雪、近くで見るとお米。
見方によって、名前がちがうのは面白いですね。


(でこぽん)

春が近い!?

いよいよ2月も終わろうとする今日この頃…皆様いかがお過ごしでしょうか?

最近は暖かい日は気温が20度近くになったりと春も近づいているのを感じます。ですが、急に気温が下がることもあるので皆様も体調にはお気を付け下さい。

 

2/25の本日は、日差しは暖かくも風は冷たい日となっており、園内の生きものはどうなっているのか気になったので散策に行って参りました。

残念ながら、まだそれほど生き物は活発に活動はしておりませんでした。ですが、一足早く活動を始めているコがいましたのでご紹介…

皆ご存知、【ナナホシテントウ】です。成虫で越冬する本種は暖かくなった日はすぐに活動を始めます。今日だけでも数匹見かけることが出来ましたので、皆様も探しに公園に来てみてはいかがでしょうか?

続いて見かけたのが、

これは【ハラビロカマキリの卵鞘】です。オオカマキリのものとは異なり、卵鞘の下がツンとでるのが特徴です。

この中の卵がかえるのは6月頃。寒さよりも暑さを感じる時期になることでしょう。今から待ち遠しいですね。

以上、今回は活動が始まった昆虫に出会えて嬉しい思いをした たいしょー でした。

たいしょー

 

新芽みっけ

今日は風が強いのですが、春のように暖かい日です。
公園内でも春らしいものがないか探していると、いのちの森でこんなものを見つけました。

セイヨウベニカナメモチの新芽です。
周りの緑色の葉っぱの中に、赤色が目立ってきれいです。
最初見つけたときはつぼみかな?と思いましたが、
よーく見てみると葉っぱが出始めているところでした。

他にもタブノキでも新芽が出ているのを見つけました。

春は芽吹きの季節といいますが、まさに春が近づいてきているのを感じました。
これからもどんどん変化していく様子が楽しみです。

(あいあい)

冬鳥と春の訪れ。

少しずつ春が近づいてくるのを感じるこの頃ですが、少し寒い朝を迎えました。園内を巡回していると、ベンチの下でヒヨドリが…何をしているのでしょうか?

園内でも、メジロやシジュウカラ、ムクドリなど、色々な鳥が鳴いています。チュリチュリ、ツピツピそんなかわいらしい声が聞こえてきたら探してみると意外に近くにいてびっくり!なんてことも。
春になって葉が広がるまでの鳥の観察にぴったりな時期ですね。

ふれあい休憩室の窓には、二子玉川公園で見られるふゆどりの紹介コーナーが。
見つけた鳥のなまえをしらべてみるのも楽しいですよ。

ちょこっと球根の芽も出始めました。はるはすぐそこ。足踏みしながら楽しく待ちたいですね。

(たぐち)

 

春立つ日和

昨日は立春。暦の上では春のはじまる日です。

ビジターセンターの前にも、さっそく春の訪れが。

カラスノエンドウ(ヤハズエンドウ)です。
通常3月頃から開花しますが、すでに数輪しっかりと咲いていました。

彼らが咲き渡る季節は、案外すぐそこまで来ているようです。

(まっつん)

寒い日は…

毎日、寒い日が続きますね。寒いと外に出たくなくなっちゃいます。

二子玉川公園も、ほら、こんなに寒い~~。

水飲み場に溜まっていた水も凍り、帰真園の池も日陰部分が凍ってます。

ああ、寒い寒い。暖かい場所はないのかしら~~。

ナチュモコガーデンはお日様が当たって、暖かいかなあ。

冬でも、お花が頑張って咲いているなあ~~。

このベンチは、日当たりが良さそう!

暖かい飲み物でも買ってきてここで飲もうかな?

暖かい場所を求めて、公園内を巡っていたら、いつの間にか体はポカポカ。

ふと、空を見上げると、雲一つない青い空…。

気持ちいいな~~。

寒い日は、動きたくなくなりますが、ちょっとお散歩してみると、体に元気が戻って、気持ちも晴れてきます。寒い日こそ、ふらっと、気分転換に二子玉川公園へお散歩も、いいかもしれませんよ。

(ゆっきー)

 

 

 

 

水の色

年が明け益々冷え込むようになり、雲ひとつないお天気が続いていますね。
二子玉川公園の池、今日はこんな色でした。

どこまでも続いていきそうな青!まさに冬の空を跳ね返している色です。
おうちでは毎日のように水を使いますが、この頃は海にも行けず、川にも行けず・・・
池のようにたくさんの水を目にすることが久しぶりで、その青さに、少し驚いてしまいます。

私たちは水を無色透明と知っていながら、水の色というと
「水」色というように、あの清々しい、さわやかな薄めの青色を想像する気がします。

みなさんは みず は何色だと思いますか?

(でこぽん)

モンシロチョウの幼虫はどこへ?

新年1回目となる見どころは、ナチュモコガーデンでの発見をご紹介。

12月4日の見どころ「ハボタンのお客さん」で、モンシロチョウの幼虫について掲載しました。

1か月前にはたくさんいた幼虫が、今ではほんの数匹。
みんなどこに行ったのかな?と思っていたところ…いました!蛹になっています!!
 

(写真の白い矢印部分のような溝を探すと見つかります。)

みどりグループでナチュモコガーデンの作業中、
サポーターのお子さんが見つけてくれました。

モンシロチョウは蛹の状態で冬を越して、春にチョウに羽化します。
暖かくなって無事に羽化できるよう、見つけてもそっと見守ってくださいね。

(あいあい)

今年もそろそろ…

もうじき今年も終わり…新年を迎えようとする今日この頃…

皆様いかがお過ごしでしょうか?

今年最後?の見どころは冬越しの虫をご紹介します…

…また冬越しの虫?とか思われてしまうでしょうが、前回のものとは別種なのでぜひ前回のと比較してみてください。

まずはコレ

【チャミノガ】というミノムシになります。

前回はオオミノガという枝にぶら下がったイメージ通りのミノムシだったかと思いますが、今回のは葉の裏にピタッとくっつくのが特徴的のミノムシです。また、ミノの材料は枝のみを使っているのですぐに見分けがつくと思います。

 

次は…

【オオカマキリ】の卵ですね。

前回のハラビロカマキリと異なり、尖りのない大きな卵です。正確には卵ではなく、卵鞘(らんしょう)という卵を守る塊に卵がたくさん入っているものです。園内で見られるオオカマキリ、ハラビロカマキリ、コカマキリの卵鞘は形が異なるので是非調べてみてください。

最後はおまけ

【クロヒラタアブ】というハナアブです。

以前もどこかで紹介したと思いますが、アブの仲間の一部は冬でも見かけることが出来ます。その多くが日当たりの良い葉の上だったりするのですが、結構様々な見た目をしているので楽しめると思いますよ。

 

今回は以上になります。

 今年は流行り病の影響で公園に来れなかった方にも楽しんで頂けるよう、園内の生きもの見どころ紹介をさせて頂きましたが、来年に状況が落ち着きましたら是非公園で観察してみてください。

今回も虫の事を語ったのは たいしょー でした。

たいしょー