見どころ」カテゴリーアーカイブ

冬芽、いろいろ

ウメの花が咲き始め、春が近づいてきているように感じられる二子玉川公園。
今回は、もうすぐ見られなくなる「冬芽」をご紹介。
寒い時期に葉を落とした樹木は、春に備えて新しい葉をつけたり花を咲かせたりするための準備をしています。そうした葉や花となって生長していく部分が冬芽です。

まずは、ハクモクレン。
白くてモフモフ。見た目もかわいらしく、思わず触りたくなります。

続いて、アジサイ。
こちらは葉っぱが落ちた痕(葉痕)と一緒に見ていると、顔がついているように見えてきます。

最後は、ヤマボウシ。
ワッフルコーンのアイスクリームみたいに見えませんか?


暖かくなって葉や花が出てくるまでの今が、冬芽を見る最後のチャンスです!
自分なりの見方で、お気に入りの冬芽を見つけてみてはいかがでしょうか?
(あいあい)

冬の朝のとっておき!

今日の朝も寒かったですね。
そんな朝のとっておきの景色を見つけました。

これがその様子です。
何か分かりますか??

地面一面に霜が降りてできた景色です。

霜のつき方は色々。霜の形や大きさも色々。
枯れ葉にもたくさん。

よく見ると、ハッキリと氷の結晶も見られました。

時間とともに溶けていく、冬の朝だけ楽しめる自然のアートです。

暖かい服装で、朝のとっておき探しはいかがですか?

                                  (なべちゃん)

春はすぐそこ。

暦の上では大寒。七十二候では「水沢腹堅(さわみずこおりつめる)」という一年でも一番寒い時期になりました。朝、お布団からなかなか出られない、という方も多いのではないでしょうか。

公園内もすっかり冬の装いで、木々は葉を落とし、飛んでいる虫たちも少なく静かです。(本当は冬越しをしている生きものや、冬鳥などの観察シーズンでもありますが、それはまた別の機会に…)

園内を寒いなと巡回していると、こども広場の近くから良い香りが

蝋梅です!質感がロウソクの蝋のようだね、バナナみたーい!と今日の安全安心グループ体験活動のクリーンアップデイにご参加下さった皆さんともわいわい。

しばらく行くとまた優しい甘い香りが…

 

 

帰真園にある旧清水邸書院の前の白梅が咲き始めていました。

枝先にはまだまだつぼみがたくさん!これから咲くのが楽しみですね♪他にもユキヤナギがほろほろと咲いていたり、ハクモクレンの冬芽がふかふかしていたり。

沈丁花のつぼみもふくらんでいましたよ。

春はきっともうすぐですね。

今だけの景色を楽しみながら、やがて来る春を待ちたいと思います。

(タッキー)

 

 

 

冬のナチュモコガーデン

今年もあとわずかですね。
今日は冬のナチュモコガーデンをご紹介します。

ナチュモコガーデンは午前中のみどりグループサポーター活動のお手入れのおかげで、とても綺麗になりました。周りの芝生と対照的に次から次へと花を咲かせて、花壇を彩っています。

ぐるっと見渡すと、この寒い中、アカンサスの葉が元気に成長していました。
夏の暑さで弱ってしまい心配でしたが元気に復活してくれたようです。

伸びてきた葉が踏まれないように簡易の柵で保護しています。
早く大きくなるといいな~。

ナチュモコガーデンの冬のお楽しみ、富士山は残念ながら見られませんでした。
お正月は綺麗な富士山が見られるといいですね!!

冬になると、葉っぱが落ち、花が少なくなり、ちょっぴり寂しくなりますが、
ナチュモコガーデンでお散歩すると色々な発見・出会いがあります。
ちょっと足をとめて、ちょっと腰をかがめて、ちょっと空を見上げて・・・。
ゆったりとした時間を楽しんでみてはどうでしょうか?

こんな風に今年も色々な発見と出会いがある素敵な1年でした。
来年はどんな発見があるかな~、出会いがあるかな~と今からワクワクしています。

二子玉川公園ビジターセンターは今日が年内最後。新年は4日からです。
今年もどうもありがとうございました。来年もぜひ遊びに来てくださいね。
素敵な年越しになりますように♪

                                    なべちゃん

冬の公園の見どころ

自然調査専門のスタッフによる公園内の生物調査に同行したので、見つけた植物や昆虫をいくつかご紹介したいと思います。

まずはこちら…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

上からオオアレチノギク、メマツヨイグサ、ヘラオオバコ、ヨモギです。

4種とも「ロゼット」と呼ばれる状態で、茎をつくらず地面に放射状に葉を拡げています。       冬の間、効率的に光合成を行いエネルギーを蓄えて春の訪れを待っている状態です。

続いて昆虫

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

上はプラタナスの樹皮の下で越冬していたプラタナスグンバイ(画像中央)

下はナナホシテントウです。ナナホシテントウは冬でも暖かい日になると活動しているのを見ることができます。姿は見れませんでしたがクビキリギス(キリギリスの仲間)の鳴き声も聞こえましたよ!

冬の公園は生き物を見ることができないと思いがちですが、よーく探すとこの季節ならではの色々な発見があります!

皆さんもぜひ暖かな格好をして冬の公園を楽しんでみてください。

(やたっち)

 

この落ち葉なーんだ

これはなんの木の落ち葉でしょうか?

大きいですね!
 
 
正解は、
モミジバスズカケノキの落ち葉でした!
一般的にはプラタナスともいわれ、街路樹としてよく植えられています。
名前の通り葉の形がモミジに似ています!
 
今の時期でしたら、真ん丸の実も落ちているかもしれません。
 
崩すと種子がバラバラになります。
山伏が法衣の上から身に着けるスズカケに見立てたのが名前の由来になっています。
 
ちなみに樹皮下にはプラタナスグンバイという3mmほどの小さな虫が冬越ししています。
拡大してみるとレース状の翅が綺麗で形もかっこいい…と虫好きの私は思います。
 
今回はモミジバスズカケノキ(プラタナス)の落ち葉を紹介しました。
今園内の木々は落葉が進み、たくさんの落ち葉がみられます。
気になる落ち葉がありましたらビジターセンターのスタッフに聞いてみてください!
 
(こば)

野鳥が見やすい季節になりました

二子玉川公園では紅葉が進み、少しずつ木々が葉を落とし始めました。
鳴き声は聞こえても姿が見えない・・・
夏の間は緑の葉に隠れて見つけにくかった野鳥ですが、ようやく見つけやすくなってきました。

ということで、ちょっと野鳥を探しに園内へ。
朝の30分ほどで5種類の野鳥を見ることができました。


シジュウカラ(写真:左側)とモズ(写真:右側)     


メジロ(写真:左側)とハクセキレイ(写真:右側)

  
 スズメ

これから寒くなってくると外に出るのが少しつらくなりますが、
暖かい服装でぜひ野鳥ウォッチングをお楽しみください。
(あいあい)

紅葉、今週末が見頃です!!

ビジターセンターでは、
月に数回、帰真園の植物の開花状況、紅葉状況などの調査を行っています。
今日はその調査日。

帰真園に入ると、、、、

見渡す限り、紅葉一色でした。
1、2週間くらい前までは、色づき始めたな~という印象だったのですが、
ここ数日の寒さで一気に紅葉が進んだようです。

こちらはドウダンツツジ。
いつもはオレンジ色のグラデーションが楽しめましたが、
今年は真っ赤な紅葉も見られます。

シダレモミジの仲間。
オレンジ色の葉が陽の光に照らされて輝いて見えます。

こうした調査の記録は皆さんに公園を楽しんでいただくために、
ビジターセンターの見どころ案内やセルフガイドなどに活用しています。

二子玉川公園の紅葉は都内でも早い方で、綺麗に楽しめるのは今週末の可能性が高いです。
ビジターセンターで配布しているセルフガイドを持って、ぜひ紅葉狩りを楽しんでくださいね!

個人的には、午前中の早い時間(9~10時頃)か夕方(16時頃)がオススメの時間です。

                                  (なべちゃん)

 

深まる秋を楽しもう

暑い日が続いていましたが、めっきり寒くなり、秋が深まってきました。

公園の中もあちこち秋を楽しめます。


実が熟してきました。

(写真はマユミの赤い実とカリンの実)


落葉の香り。カツラの落ち葉は甘い良い香り。

 

紅葉もあちこちで。

(写真はサルスベリ)

 

皆さんの周りではどんな秋を楽しめますか?

(ゆっきー)

平日雨降りにおすすめ、ふれあい休憩室に行ってみよう♪

すっかり朝晩冷え込み、布団からなかなか出られない季節になってきました。
今日は雨上がり、ちょっと空気もひんやりで、いつもはにぎわう公園も静かです。

雨の日なかなかお外で遊べない、けれど家の中だとお子さんとの間が持たない!そんなときにおすすめなのがビジターセンター一階にあるふれあい休憩室です。
自然観察のきっかけ作りの場、公園利用の方がほっと一息つける場所として開放されています。
(平常は10:00-16:00開館、毎週火曜日は休館、11/30は13:00-16:00開館です。月ごとに変わりますのでカレンダーをご確認くださいね)

休日は大人気!ですが、平日の雨降りの日はいつもよりずっとのんびり生きものを観察することができますよ。

多摩川とその河口の生き物コーナー

魚たちも出てきていることが多いので、こんな模様だったんだ!あれ?大きくなってる~など発見があるかもしれません。

ニホンヤモリもリラックス。アズマヒキガエルは少し寒いのか、半分土に埋まっていました。
ニホンヤモリの手にはとても細かい毛が生えているので、こうして壁にくっつくことも楽々。すごいですね。

そして季節展示もみどころです!今回はGOMEゴミ展と題して、公園のゴミってどんなものがあるの?自然のゴミ(ほんとうはゴミじゃないんです!)のお掃除屋さんとしての生きものの紹介や、公園での取り組みをご紹介しています。みんな大好き、ダンゴムシも期間限定で飼育していますよ。

また、自然にまつわる絵本も読んで頂けます。

ぜひ来てみてくださいね。みなさんのお越しをお待ちしています!

(タッキー)


★みなさんに安心して楽しんで頂くためにルールを設けさせていただいています。ご確認の上ご利用ください★

✖ゲーム、打ち合わせ、飲酒、長時間のおしゃべり、お昼寝はご遠慮いただいています。
○自然観察、絵本の閲覧、休憩、飲食(白マットの上にて)ご利用いただけます。
小学生未満のお子様は保護者の同伴が必要です。
30分程度のご利用、ゆずりあいをお願いしております。