見どころ」カテゴリーアーカイブ

秋でも飽きない虫探し

皆さま残暑の中、いかがお過ごしでしょうか。

この時期は日差しが強く、

体調を崩す方も多いと思います。

外出してなくとも水分補給はしっかりしてくださいね。

 

今回はそんな残暑の中、茂みをガサガサと虫探しをしてまいりました。

この時期はバッタが多いので色々見つかりましたよ。

 

◀ オンブバッタ

イネ科を好む他のバッタと違ってキク科などの植物をよく食べる。今の時期はオンブしている姿も見かけやすい。

 

お次はよく鳴いているバッタの…

 

◀ ヒナバッタ

シャリシャリシャリ…の音(個人の感性で異なる)が聞こえたらこのバッタがいる証拠。腹部が黄色~橙色なので結構キレイ。

 

今度はちょっと珍しいかも。

 

◀ ショウリョウバッタモドキ

シバでも見かけるショウリョウバッタとは異なり背の高いイネ科の多い環境に生息。東京では数が少なめ。身体の横に赤っぽいラインが特徴。

 

そしてみんなの人気者!

 

◀ オオカマキリ

公園で探している子ども達が多いこのカマキリ。今年は多く、見かけやすい。園内では他のカマキリの方が見つかりにくいかも。

 

そんなこんなで色々と見つかり、とても満足できました。

もし園内で面白い虫が見つかったらぜひビジターセンターにお知らせ下さい。

いろいろな話が聞けるかもしれませんよ。

 

以上、久々に虫の見どころを報告しました 【たいしょー】でした。

【たいしょー】

 

 

昔から利用されてきた植物たち

こんにちは。

涼しくなってきたとはいえ、毎日ころころと天気が変化しますね。

今週末にはまた台風も来るようなので、十分に注意して備えて下さいね。

今回はこの時期公園で見られる昔から利用されてきた植物たちの紹介です。

 

イチョウ
漢字では銀杏や公孫樹と書き、実は「ぎんなん」と呼ばれます。
雌雄異株で雌株にしか成らないので、雄株の下をいくら探しても落ちてはいません。
実は食用で茶碗蒸しなどに使われます。
・・・ただし、生やローストの実は有毒なので注意が必要です。
ツユクサ
朝咲いた花はお昼にはしぼんでしまいます。
乾燥させたものが下痢止めや解熱剤として使われ、花の青い色素は
染物の絵の具としても利用されてきました。
エゴノキ
名前は食べると刺激があり「えぐい」ことに由来します。
果実にサポニンを多く含んでいて、洗浄力があるので
若い実は洗濯に使われていました。

 

どうでしょうか?

普段見ている植物たちも、違う一面を知るとまた面白くなりますね。

気持ちの良い日にはゆっくりお散歩も良いですよ。

(きとさん)

ゆうがた森さんぽ

9月に入ってもまだまだ、蒸す日が続きますね・・・。

それでも日が落ちる頃になると、ほんの少しずつ暑さも和らいできます。

暑さが和らいだら寄り道して、公園の中をゆっくりおさんぽ。

特に園内にある「いのちの森」沿いの道では、森の雰囲気を感じられます。

 

小さなどんぐり(アカガシ)のあかちゃんを見つけたり、

虫食いがたくさんある葉っぱの裏側から、空をのぞいたり、

昆虫と目が合ったりすることも…(キマダラカメムシの幼虫だ!)

 

森って面白いなあ。

二子玉川公園にある身近な自然を、ぜひマイペースでおさんぽしてみてくださいね。

 

今週の土曜日は、みんなで森をたのしむ日もありますよ。

【イベント】みどりグループ主催「森のちいさな秋まつり」 9/14(土)

 

(でこぽん)

秋らしさ

9月に入り、少しずつ秋らしさを感じるようになってきました。

秋といって思い浮かべる植物に、ススキがあります。
帰真園ではススキが見頃を迎えていて、
風に穂が揺られる様子がきれいです。

ススキは秋の七草の1つですが、
今帰真園内では他にもオミナエシ、キキョウやヤマハギを楽しむことができます。

(写真左上:オミナエシ、右上:キキョウ、左下:ヤマハギ)

秋らしさを感じながら、
のんびりお散歩を楽しんでみませんか。

(あいあい)

森のドングリ

先日お伝えした帰真園の「夏のドングリ」

いのちの森のドングリはどうかな?と
探しに行ってみると・・・ありました!

シラカシの小さなドングリです。

実はこのいのちの森は7年前に植樹された森。
このシラカシもその時に植えられたものです。

当時植えたのは
シラカシのドングリを集めて育てた
30センチ程の小さな苗木でした。
それが今では4~5mの高さになり、
ドングリをつけるようになったのです。

ドングリから育った木が生長し、ドングリが出来る。
そしてまたドングリが育って…
と次から次へと命が繋がっていくことを感じます。

▲植樹直後の様子

植物の生長を想像しながら歩いてみると、
また違った一面が見えてくるかもしれません。
いのちの森でのお散歩を楽しんでくださいね!

(ちばちゃん)


《イベントのおしらせ》
おいでよ!いのちの森~森のちいさな秋まつり~
詳細はこちらをご覧ください。


 

名前の由来を知ってみよう

暑い夏もお盆を過ぎて、ようやく朝晩涼しくなってきました。
でもまだまだ昼間は暑いので油断禁物、休憩や水分補給をしながら過ごして下さいね。

植物や動物には色々な面白い名前が付いていますよね。
今回は二子玉川公園で今見られる植物や昆虫を、名前にスポットを当てて紹介します。

ペンタス

 

 

 

 

 

ギリシャ語のPente(5の意味)に由来します。
お花が五角形の形をしています。
英語のPentagon(五角形の意味)をイメージしてもらうと分かりやすいです。
ナチュモコガーデンに咲いています。

 

ウツギ(上の写真は8月22日現在、下の写真は4月の花の様子)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

漢字で空木と書きます。
茎が中空になっていることに由来しています。
今は刈り込みをしているので観察しやすいです。
帰真園の周りの園路などに植栽されています。

 

サルスベリ

 

 

 

 

 

漢字で猿滑または百日紅と書きます。
猿滑・・・幹がつるつるなので猿も滑り落ちることに由来します。
百日紅・・・だいたい7~9月の長い間花が咲き続けることに由来します。
園内のあちこちに咲いています。

 

ヒャクニチソウ

 

 

 

 

 

漢字で百日草と書きます。
サルスベリと一文字違い。
1つの花は数週間で枯れてしまいますが、新しい花が次々に咲くので長い間花が咲き続けるように見えることに由来します。
ナチュモコガーデンなどに咲いています。

 

ショウジョウトンボ

 

 

 

 

 

漢字で猩々蜻蛉と書きます。
中国の伝説上の動物、猩々(体や血、髪が赤色をしていると言われる)に由来しています。
帰真園などでよく見られます。

どうでしょう?
普段目で見ている動植物ですが、名前を由来を知ると違った面白さがありますね。
園内の植物にはプレートもあるので、たまにはながめならお散歩してみて下さい。(きとさん)

公園の一押しスポット!

今回の見どころはビジターセンター1階にある「ふれあい休憩室」を紹介します。
以外と知られていない⁈休憩室の楽しみ方や只今絶賛実施中の「展示」についてお話します。

 


入口は園内遊具の遊び場の向かいにあります。室内の利用方法や園内のイベントの紹介も貼ってありますよ!写真左側のガラス越しに映るテーブルのコーナーが休憩スペースです。

 

 


中に入るとまず公園スタッフのお姉さん、お兄さんがいますよ!利用方法、公園や周辺の自然について気になることは気軽に質問してくださいね。

 

 


部屋の奥側にある何やらにぎやかな場所がこの部屋の一番の目玉!公園スタッフが一押しのスペースです。

 

 

 

まずは中央で一番目立っている展示の紹介です!
1階では季節に応じて園内や周辺の自然を紹介する展示を行っています。

 



今は昨年も大人気だった「なつのいろ みつけた!」を絶賛展示中です。

夏の自然は花や虫などたくさんの色で華やかになります!身近な自然の中の発見や体験につながればとても嬉しいです!

棚のパネルはパズルになっているので、ぜひ親子で楽しんでください。

写真のいきものについて気になることがあったら親子で調べるのも良し!もちろんスタッフにもどんどん質問してくださいね。

 

 

その他にも…


多摩川で採集した魚やカニの水槽展示…

 

 

 

園内に生息するアズマヒキガエルの展示…

 

 

 

 

意外と知らない、色々なダンゴムシの展示…

などなど生き物を観察することができます。

加えて只今期間限定「なつのいろ みつけた!」にちなんでカブトムシの展示もやってますよ。

 

そしてなんと毎週水、土日祝日は紹介した生き物や園内の花壇など主に自然物をテーマに「自然体験プログラム」を行っています。まだ幼稚園に入る前のお子様から大人の方までどなたでも気軽に参加できる内容です。

自然や生き物に精通したスタッフにお話を聞けるチャンスですよ!ふれあい休憩室に遊びに来た時は、ぜひ親子で参加してみて下さいね!お待ちしております。

以上、意外と知られていない⁈ふれあい休憩室の紹介でした。

自然プログラム実施の様子も紹介していきたいと思いますので、楽しみにしてくださいね。

夏の花

毎日暑い日が続いていますね。
あんまり暑い日は、外に出ないで屋内で過ごしたいものですが…
今回はそんな暑さに負けない!元気な植物をご紹介します。

 

ビジターセンターのすぐ近く、遊具の遊び場では鮮やかな花がひらひらを
舞い降りています。

サルも滑る樹皮を持つといわれるサルスベリです。触るとツルツルしていました。
小さな花弁がたくさん集まって、豪華に彩っています。

 

園路脇の至る所では、ハギの花が可憐に咲いていましたよ。

夕陽に照らされてとてもきれいでした。

 


他にもみどりは青々と、花は鮮やかに育っているようです。
夕方ちょっと涼しくなってからのお散歩もいいかもしれませんね。(あしこ)

育ってます!

ビジターセンター前のテラスにこども達とまいた種。(2019年6月5日の見どころ)
あれから2か月近くたち、植物たちの様子はどうなったかな…?

▼ヒマワリは背が高くなり茎もしっかり太くなりました。
(左が6月5日、右が7月25日の写真です。)
 

▼ナスタチウムも葉が増えてきています。
(左が6月5日、右が7月25日の写真です。)
  

▼そしてこれはフウセンカズラ。
ネットに絡まりながらぐんぐん伸びています。
  

これから夏の太陽をたくさん浴びて
すくすくと育っていく植物たち。
日々の生長のスピードに驚かされます。

みなさんもぜひ観察してみてくださいね~

(ちばちゃん)

夏のドングリ

園内ではようやくセミの鳴き声が聞こえ始め、
夏らしさを感じるようになってきました。

そんな夏ならではのドングリの様子を紹介します。

ドングリといえば秋の見どころの1つですが、
帰真園にあるドングリの木を見るともう実がついているのです。

(左上の写真:スダジイ、右上の写真:コナラ、左下の写真:クヌギ)

今の時期のドングリはまだ赤ちゃんのようなもので、
よく見慣れたドングリとは形や色が少し違います。

これから秋に向けて、どんどん大きくなり茶色へと色づいていきます。

この時期ならではのドングリの様子も楽しみつつ、
どんな変化をしていくのかも見守ってくださいね。

(あいあい)