見どころ」カテゴリーアーカイブ

いいこと、あるかもね!!

ビジターセンターでは、月2~3回ほど、帰真園に植栽してある植物を調べています。
開花状況や実のなり具合、紅葉状況などを利用者の皆さんにお伝えするためです。
(詳しくはビジターセンター内で掲示しています。)

今日の紅葉の状況はというと・・・
イロハモミジが色づき始めていて、ドウダンツツジやニシキギはだいぶ赤くなってきています。
状況は日々、移り変わるのでお早めにお越しください。

冬に向かって季節が進んでいくなかで、こんな花をみつけました。

キチジョウソウという植物です。
漢字で書くと【吉祥草】
 ”吉事(縁起が良い)があると咲くという伝説” から名付けられたそうです。

帰真園では、例年より綺麗な花がたくさん咲いていますよ~。
どこに咲いているかは秘密。(ヒントは足元の草の陰です。)
幸せは皆さん自身で見つけてみてくださいね☆
                                               (なべちゃん)

いのちのつながり

これは何でしょう?

これはサンクチュアリで見つかったタヌキのフンです。
ちょっと汚く感じてしまったらごめんなさい。

複数のタヌキが同じ場所にフンをします。それを「ためフン」と言います。
「ためフン」はタヌキ同士の情報交換に使われています。

「ためフン」にはタヌキだけではなく、フンを利用する様々な生きものもやってきます。
タヌキが食べた実を狙いにウグイスなどの鳥たちがやってきます。
フンをエサとするセンチコガネやシデムシ、ハエなどの昆虫類、そしてその昆虫類を狙う小型哺乳類もやってきます。
また、フンの中の種が芽生えることもあり、森であればその一部となります。

「ためフン」ひとつで公園内の生きもの同士がつながっているのですね。
(こんちゃん)

これなーんだ!

これなーんだ!



これらは、今が旬 !どんぐりの「殻斗(かくと)」です。
みんなからはどんぐりのぼうしと呼ばれたり、おしりと呼ばれることもあるかもしれません。
この殻斗に守られながら、どんぐりの実はどんどん大きくなっていくのですね。

いろいろな種類のどんぐりを比べてみると殻斗もいろいろ。
姿かたちに個性があって、かっこいいなあと見惚れてしまうのでした。

(でこぽん)

楽園

今、サンクチュアリではセイタカアワダチソウの黄色い花がとても目立ちますが、
その花粉や蜜を吸うためにたくさんの虫たちが集まってきています!

まずはチョウ…

キタテハ


アオスジアゲハ


イチモンジセセリ

つづいてハチやアブの仲間…

セイヨウミツバチ


アシブトハナアブ


オオハナアブ


ヒメハラナガツチバチ


ルリチュウレンジ

それらの虫をつかまえにコガタスズメバチも頻繁にやってきます!

捕らえた虫を肉団子にするコガタスズメバチ

都市公園の中にある小さな生きもの達の楽園では、今日も様々なドラマが繰り広げられていました…。

(やたっち)

台風の後には…

台風一過の二子玉川公園。
足元にはたくさんの落とし物が…!

どんぐり

スズカケノキの実

コブシの実

などなど…

秋は木の実の季節ですが、
特に、強い風が吹いた後の公園では
たくさんの木の実を見つけることができます。

公園をお散歩したらなにか面白いものが落ちているかも…?
みんなが見つけたもの、ぜひ教えてください♪

(ちばちゃん)

バッタばっかな草むら

「9月なのでいろんなバッタが見られるぞ」と意気込んだものの
不安定な天気だったり、気温が下がったりとなかなか調査にも行けませんでした。

ですが、24日の本日は絶好の調査日よりなので早速見て参りました。

すると面白い虫を見ることが出来ました。
この虫は何だかわかるかな?

多くの人はショウリョウバッタとかオンブバッタだと思ったのかと思います。
ですが、これはちょっと違います。

正解は…
【ショウリョウバッタモドキ】
もどき…似て非なるもの、まねることという意味ですね。
比較のためにショウリョウバッタとオンブバッタを見てみると…

【左:ショウリョウバッタ】【右:オンブバッタ】

大分違う印象だと思います。
この2種類と比べたら、ショウリョウバッタモドキは背中に赤い模様が
特徴なので見分けやすいかもしれませんね。

実は、ショウリョウバッタモドキは東京で少し数が少ないので、
公園で見かけたときは、観察したらそっと元の場所に逃がしてあげて下さい。

10月くらいまではバッタの仲間が公園で多く見られますので、
是非公園で探しに来てください。

以上、虫の見どころを今回も探し回った たいしょー でした。

たいしょー

み・ミ・実~

9月も半ばになり、朝晩は肌寒く感じる日が多くなりました。

ふと公園内に目をやると実をつけている樹々が増えていることに気が付きました。

ボケの実。もっと熟すと黄色くなります。なんだかおいしそう…と思ったらボケの実でジャムやお酒をつくることが出来るようです。

秋の実・ドングリと言えばこちら。コナラの実。殻斗(かくと・実を包んでいる部分)はうろこ模様。まだ青い実が多かったです。

そして殻斗が細かくカールしているクヌギの実~ まだ青い実と熟して茶色くなった実が並んでいました。

雨模様の日が続きますが、晴れたら落ち葉踏みと秋の実拾いをしに出掛けたいです~

(こんちゃん)

『ふん』の正体は!?

毎年、9月頃になると帰真園に現れる虫がいます。オオスカシバという ガの幼虫 です。
そして、今年もその季節がやってきました。

目印はクチナシの葉の上にのった多数の『ふん』です。

この幼虫は隠れるのがとっても上手。
エサ(クチナシの葉)を食べる時以外は葉の一部になったかのようにじっとしています。
葉を裏返してみて、ようやく発見!!

どこにいるか分かりましたか? ぜひ帰真園で探してみてくださいね!

*針のようなとげがありますが、柔らかくて、刺さることはありません。また、毒もないので安心してくださいね。
                                    (なべちゃん)

虫の「かくれんぼ」

今年の夏は暑かったり涼しかったり、
なかなかややこしい天候でしたね。

猛暑はまだ続きそうなので、
体調にはまだまだ気をつけたほうが良さそうです。

そんなこの時期はバッタの仲間が大賑わい。
なので今回はバッタ探しゲームを用意してみました。

合計2問です。

では第1門!

わかりましたか?
結構簡単だったと思います。
答えは中央の少し左下…

【オンブバッタ】
ちょっと地味な色をしたオンブバッタですね。
実はバッタの仲間は育った環境で色に個体差が出ると言われているのです。

では第2問!

これは難しいよぉ。
答えはこれも中央下あたりの草の上…

【クルマバッタモドキ】
この公園では今の時期多くみられる。
まれにトノサマバッタのように緑色の個体もいるよ。

どうでしょうか?
結構見つけにくかったと思います。
実際、虫を自然の中で探すときは、
いないと思ってもじっくり眺めるのが虫を見つける近道だと思います。

今回は短めですが、バッタ探しゲームを書かせて頂きました。
これに挑戦したら次は実際に公園でも探してみてください。

コツはじっくり眺めることと違和感を感じたところを確認することです。

もしかしたら公園で私と遭遇することがあるかもしれませんよ。

以上、残暑にも負けないで虫を探している たいしょー でした。

たいしょー

大きくなったかな?

7月の記事でお伝えした子ども花壇の様子。
まだまだ小さかった芽や花のつぼみは
どのように成長しているでしょうか・・・?

あれから1か月ちょっとが過ぎたこども花壇は・・・
とってもにぎやか!!

 
 

小さな小さな種から、こーんなにたくさんの花が咲きました!

ヒマワリはなんと180cmまで成長したものも…!
植物の成長はすごいなあ~

公園にいらした時は
こども花壇で大きなヒマワリを見たり、お気に入りの花を探したり、
元気に育った花たちを楽しんでくださいね!

(ちばちゃん)