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くも・雲・クモ・・・

今日はいいお天気ですね~。

空を見上げると、いろんな雲の形がありました。
川の流れのようなくも、綿あめみたいな雲・・・。
これ全部、ビジターセンターから見られたクモです。

刻々と移り変わる雲の形。皆さんはどんな風にみえますか?
空が広い、二子玉川公園ならではの楽しみです。
夏の自由研究にもオススメですよ。

*雲観察の際は、まぶしい太陽を見ないようにご注意ください。

(なべちゃん)

秋の気配

台風一過と共に酷暑が戻って来ましたね。
山の日、お盆と暑い盛りが続きますが、園内の動植物を見ていると、着実に季節は進んでいるのだなと感じることが多いです。

秋になると個体数が増えてくるというイチモンジセセリが目の前で止まってくれました。

イチモンジセセリの食草はチガヤ、ススキ、オヒシバ、ネザサなどのイネ科植物です。
帰真園では秋の七草のひとつ、ススキが穂をだしていて、子供のころの記憶よりもずっと早くから穂をだしているのだな、と再発見でした。

イチモンジセセリが産卵に来ていないか、卵や幼虫がないか探してみましたが、この日は残念ながら見つかりませんでした。
チョウを見つけたら蜜を吸いに来ているのか、産卵場所を探しているのか、周りに生えている植物から行動を予測するのも楽しいですよ。

(こんちゃん)

『拳』

この不思議な形の実を見たことがありますか?
ちょうど今園内の里山で見ることができます。

これは『コブシ』の実です!このデコボコした様子が人間の『握り拳』の形に似ていることから『コブシ』の名がついたと言われています。

写真の実はちょうど赤く色づき始めているところですが、
しばらくすると全体的に赤くなり、皮が割れて中から種子がでてきます。

もうすでに割れている実もありますが、コブシの実が熟す最盛期はおおよそ9月~10月なので、
夏休み中にどんどん赤く色づき始めると思われます。

そして、この赤く熟した種子を鳥たちが食べにやってきます。
運が良ければ鳥たちの食べている様子を見ることができるかもしれません。
ぜひ、どんなふうに鳥たちが食べているのか観察してみてください!

やたっち

猛暑の休息日

猛暑が続いておりましたが、
曇るだけでも昨日と今日はやや涼しく感じますね。

実は昆虫なんかも猛暑は苦手だったりするので、
そんな日は避暑していたりするのです。

なので、本日の様な日は多くの虫を見つけることができました!
その一部をご紹介します。


【モンキチョウ】
黄色味のある翅に丸い紋が独特ですね。
白い個体もいるのでモンシロチョウと見間違えてしまうかも。
アカツメクサやシロツメクサといったクローバーの仲間に産卵します。

お次はコレ

【キマダラセセリ】
俊敏に飛び回るので写真を撮るのが大変。濃い黄色の翅が印象的で美しい。
幼虫はイネの仲間の葉を食べるようです。

バッタも見っけ!

【クルマバッタモドキ(左)】【イボバッタ(右)】
どちらもすでに成虫がたくさん見つけることができます。
ただ、保護色だからすぐ見つからないかも…
トノサマバッタも今日は見つけることができましたよ。

そして

【エンマコオロギ幼虫】
幼虫は白い筋が入っているのが特徴…だけど写真の個体はだいぶ消えかかっています。
枯草などによくあつまってますよ。

偶然な出会い

【アズマヒキガエル】
まだまだ小さい3~4cmくらいのヒキガエルに出会えました。
虫をさがしている最中だったので驚きました。
エサを探していたのかな?

他にも色々紹介したい虫がたくさんいましたが、
今回はこのくらいにしたいと思います。

夏の公園は目を凝らせば、たくさんの虫と出会うことができますよ。
是非遊びに来てください。
もちろん、熱中症にお気をつけてくださいね。

たいしょー

自然の「涼」を求めて

連日30℃を超える暑さが続き、毎日ぐったり…
こんなに暑いと公園で遊ぶのはちょっと…
そんな方も多いのではないでしょうか。

今回は、二子玉川公園にある日本庭園「帰真園」の中の
「涼スポット」をご紹介します。
ぜひ、自然が作り出す涼しさを体感してみてくださいね。


▲鳩ノ巣
滝から流れ落ちる水の音が涼しげです。


▲旧清水邸書院の縁側
縁側に腰かけると、心地よい風が吹き抜けます。
畳も爽やかでいい香り・・・うちわもご用意してます♪

ただし熱中症には要注意!
ビジターセンターには休憩にご利用頂ける室内のスペースもありますので、
水分補給をしたり、体を休めたりしながら無理せず楽しんでくださいね。

(ちばちゃん)

ただいま成長中! 

6月の終わり、公園に来ているみなさんと一緒に花の種をまきました。
それからほぼ毎日見ていますが、意外と成長が早いので面白いですよ!

土からにょきっと出た小さな葉っぱ
グングンのびていく茎
少しずつ大きくなるつぼみ・・・

数日前に見た時との違いを探してみると、きっと何か発見があります。
どんなに小さな発見でも、自分で気づくと嬉しいものです。
大人の人は、お子さんにもぜひ教えてあげてくださいね。
今年は、どんな花が咲くかな?

↓成長が見られるのは、遊具の遊び場にある花壇です。
わたしたちは「こども花壇」と呼んでいます。

(でこぽん)

夏の植物観察のススメ

毎日、暑い日が続きますね。

暑いこの季節、春に比べて、公園内で見かける花が少なくなります。
「花がないなら、つまらないなぁ~」なんて思っていませんか?

そんな方にオススメ! 
実の観察です。

実というと秋のイメージがあるかもしれませんね。
正確には【熟していない実】ですが、
春や初夏に花を咲かせた植物の多くは
秋に向けて、実を大きく成長させる季節なんです。

よく知っている形や色と少し違って、新しい発見があります。

私のイチオシの実はこれ。

カリンの実。秋になると黄色い実が見られます。

ほんのりピンク色なのは、暑さのせいかな!?
これからどんどん成長していくのが楽しみですね!
                                               (なべちゃん)

*お願い:実は観察だけで、とらないでくださいね

いよいよ虫本番!夏もこれから!

猛暑が続く中、皆様いかがお過ごしでしょうか?

公園は現在、日光と園路からの照り返しに加え強風のため
外に出るのがおっくうになってしまう状況です。

こんな中、外を歩けども虫はなかなか見つかりません…
虫は案外、猛暑と強風が苦手だったりします。
「冬眠」ならぬ「夏眠」という行動をとる生物もいるぐらいですし、
風が強ければ上手く飛べないことも多々ありますからね。

なので今回は、最近の見どころといった形で紹介させて頂きます。

最初はいのちの森から

まずはこれ、子供に大人気!

【オオカマキリ】
まだ幼虫ですが、7月には成虫が見れるかもしれませんね。

続いては、最近鳴き始めたこの虫

【ツユムシ】
時期的には早いですがキリギリスもここ数日鳴いているのを聞いてます。

そして変わった虫も発見!

【ケブカハチモドキハナアブ】
アブです。ハチではありませんよ~。最初はハチだと思いましたが、
動きがハチと違ったので気づきました。
こんな面白い虫が公園にいるとは思いませんでした。

その後、サンクチュアリも探してみるとこんなものが…

【モズのはやにえ】
保存食や餌の固定などと言われていますが、理由は明確になっていないようです。
ただ、これを見て言えるのは公園は虫が豊富だからモズの餌場になってるのかな?
といったところでしょうか。

以上が今回の内容です。見たことのない虫に合えると
次に探すのがまた楽しみになりますね。

こんかいも色々な発見があって、
夏本番が待ち遠しいと思っている たいしょー でした。

たいしょー

生きた宝石

園内にあるハナミズキの木にこんな生物を見つけましたよ!

 

 

 

 

これは『オオミズアオ』という蛾の仲間の幼虫です。
東京都レッドリストでは「絶滅危惧2類」に指定され、特に区部では貴重な生物です。
幼虫はバラ科、カエデ科、ブナ科、ミズキ科など色々な樹木の葉を食べますが、樹林地の減ってしまった地域では飛び地の様に残る緑地で細々と生きているようです。成虫は春と夏の2回現れ「蛾のイメージ」を覆す美しい姿をしています。

 

ちなみに成虫になるとこんな姿になります。
写真は2016年4月に遊具の遊び場で見つけた成虫(春型)

 

 

 

 

 

住宅地にありながら付近に多摩川や国分寺崖線など貴重な自然の残る二子玉川公園ではまだまだ貴重な生物が見つかるかも知れませんね。

 

 

※絶滅危惧2類とは…
現在の状態をもたらした圧迫要因が引き続き作用する場合、近い将来「絶滅危惧I類」のランクに移行することが確実と考えられるもの。『東京都レッドリスト・カテゴリー』
 

 
写真撮影場所:いきものサンクチュアリ(やたっち)

ハーブを楽しむ

ナチュモコガーデンの一番奥に
咲いているこのお花…

 

 

 

 

 

 

『エキナセア』という
北米原産の植物です。
古くから先住民の間で
痛みを抑えたり、風邪を予防したり、
民間療法に活用されてきたハーブです。

鮮やかな花の色で目を楽しませてくれる上に、
私たちの健康を守ってくれる働きもあるんです!

ナチュモコガーデンには
他にもいろいろなハーブが植えられています。
お散歩がてら、ぜひ探してみてくださいね。

(ちばちゃん)