見どころ」カテゴリーアーカイブ

み・ミ・実~

9月も半ばになり、朝晩は肌寒く感じる日が多くなりました。

ふと公園内に目をやると実をつけている樹々が増えていることに気が付きました。

ボケの実。もっと熟すと黄色くなります。なんだかおいしそう…と思ったらボケの実でジャムやお酒をつくることが出来るようです。

秋の実・ドングリと言えばこちら。コナラの実。殻斗(かくと・実を包んでいる部分)はうろこ模様。まだ青い実が多かったです。

そして殻斗が細かくカールしているクヌギの実~ まだ青い実と熟して茶色くなった実が並んでいました。

雨模様の日が続きますが、晴れたら落ち葉踏みと秋の実拾いをしに出掛けたいです~

(こんちゃん)

『ふん』の正体は!?

毎年、9月頃になると帰真園に現れる虫がいます。オオスカシバという ガの幼虫 です。
そして、今年もその季節がやってきました。

目印はクチナシの葉の上にのった多数の『ふん』です。

この幼虫は隠れるのがとっても上手。
エサ(クチナシの葉)を食べる時以外は葉の一部になったかのようにじっとしています。
葉を裏返してみて、ようやく発見!!

どこにいるか分かりましたか? ぜひ帰真園で探してみてくださいね!

*針のようなとげがありますが、柔らかくて、刺さることはありません。また、毒もないので安心してくださいね。
                                    (なべちゃん)

虫の「かくれんぼ」

今年の夏は暑かったり涼しかったり、
なかなかややこしい天候でしたね。

猛暑はまだ続きそうなので、
体調にはまだまだ気をつけたほうが良さそうです。

そんなこの時期はバッタの仲間が大賑わい。
なので今回はバッタ探しゲームを用意してみました。

合計2問です。

では第1門!

わかりましたか?
結構簡単だったと思います。
答えは中央の少し左下…

【オンブバッタ】
ちょっと地味な色をしたオンブバッタですね。
実はバッタの仲間は育った環境で色に個体差が出ると言われているのです。

では第2問!

これは難しいよぉ。
答えはこれも中央下あたりの草の上…

【クルマバッタモドキ】
この公園では今の時期多くみられる。
まれにトノサマバッタのように緑色の個体もいるよ。

どうでしょうか?
結構見つけにくかったと思います。
実際、虫を自然の中で探すときは、
いないと思ってもじっくり眺めるのが虫を見つける近道だと思います。

今回は短めですが、バッタ探しゲームを書かせて頂きました。
これに挑戦したら次は実際に公園でも探してみてください。

コツはじっくり眺めることと違和感を感じたところを確認することです。

もしかしたら公園で私と遭遇することがあるかもしれませんよ。

以上、残暑にも負けないで虫を探している たいしょー でした。

たいしょー

大きくなったかな?

7月の記事でお伝えした子ども花壇の様子。
まだまだ小さかった芽や花のつぼみは
どのように成長しているでしょうか・・・?

あれから1か月ちょっとが過ぎたこども花壇は・・・
とってもにぎやか!!

 
 

小さな小さな種から、こーんなにたくさんの花が咲きました!

ヒマワリはなんと180cmまで成長したものも…!
植物の成長はすごいなあ~

公園にいらした時は
こども花壇で大きなヒマワリを見たり、お気に入りの花を探したり、
元気に育った花たちを楽しんでくださいね!

(ちばちゃん)

くも・雲・クモ・・・

今日はいいお天気ですね~。

空を見上げると、いろんな雲の形がありました。
川の流れのようなくも、綿あめみたいな雲・・・。
これ全部、ビジターセンターから見られたクモです。

刻々と移り変わる雲の形。皆さんはどんな風にみえますか?
空が広い、二子玉川公園ならではの楽しみです。
夏の自由研究にもオススメですよ。

*雲観察の際は、まぶしい太陽を見ないようにご注意ください。

(なべちゃん)

秋の気配

台風一過と共に酷暑が戻って来ましたね。
山の日、お盆と暑い盛りが続きますが、園内の動植物を見ていると、着実に季節は進んでいるのだなと感じることが多いです。

秋になると個体数が増えてくるというイチモンジセセリが目の前で止まってくれました。

イチモンジセセリの食草はチガヤ、ススキ、オヒシバ、ネザサなどのイネ科植物です。
帰真園では秋の七草のひとつ、ススキが穂をだしていて、子供のころの記憶よりもずっと早くから穂をだしているのだな、と再発見でした。

イチモンジセセリが産卵に来ていないか、卵や幼虫がないか探してみましたが、この日は残念ながら見つかりませんでした。
チョウを見つけたら蜜を吸いに来ているのか、産卵場所を探しているのか、周りに生えている植物から行動を予測するのも楽しいですよ。

(こんちゃん)

『拳』

この不思議な形の実を見たことがありますか?
ちょうど今園内の里山で見ることができます。

これは『コブシ』の実です!このデコボコした様子が人間の『握り拳』の形に似ていることから『コブシ』の名がついたと言われています。

写真の実はちょうど赤く色づき始めているところですが、
しばらくすると全体的に赤くなり、皮が割れて中から種子がでてきます。

もうすでに割れている実もありますが、コブシの実が熟す最盛期はおおよそ9月~10月なので、
夏休み中にどんどん赤く色づき始めると思われます。

そして、この赤く熟した種子を鳥たちが食べにやってきます。
運が良ければ鳥たちの食べている様子を見ることができるかもしれません。
ぜひ、どんなふうに鳥たちが食べているのか観察してみてください!

やたっち

猛暑の休息日

猛暑が続いておりましたが、
曇るだけでも昨日と今日はやや涼しく感じますね。

実は昆虫なんかも猛暑は苦手だったりするので、
そんな日は避暑していたりするのです。

なので、本日の様な日は多くの虫を見つけることができました!
その一部をご紹介します。


【モンキチョウ】
黄色味のある翅に丸い紋が独特ですね。
白い個体もいるのでモンシロチョウと見間違えてしまうかも。
アカツメクサやシロツメクサといったクローバーの仲間に産卵します。

お次はコレ

【キマダラセセリ】
俊敏に飛び回るので写真を撮るのが大変。濃い黄色の翅が印象的で美しい。
幼虫はイネの仲間の葉を食べるようです。

バッタも見っけ!

【クルマバッタモドキ(左)】【イボバッタ(右)】
どちらもすでに成虫がたくさん見つけることができます。
ただ、保護色だからすぐ見つからないかも…
トノサマバッタも今日は見つけることができましたよ。

そして

【エンマコオロギ幼虫】
幼虫は白い筋が入っているのが特徴…だけど写真の個体はだいぶ消えかかっています。
枯草などによくあつまってますよ。

偶然な出会い

【アズマヒキガエル】
まだまだ小さい3~4cmくらいのヒキガエルに出会えました。
虫をさがしている最中だったので驚きました。
エサを探していたのかな?

他にも色々紹介したい虫がたくさんいましたが、
今回はこのくらいにしたいと思います。

夏の公園は目を凝らせば、たくさんの虫と出会うことができますよ。
是非遊びに来てください。
もちろん、熱中症にお気をつけてくださいね。

たいしょー

自然の「涼」を求めて

連日30℃を超える暑さが続き、毎日ぐったり…
こんなに暑いと公園で遊ぶのはちょっと…
そんな方も多いのではないでしょうか。

今回は、二子玉川公園にある日本庭園「帰真園」の中の
「涼スポット」をご紹介します。
ぜひ、自然が作り出す涼しさを体感してみてくださいね。


▲鳩ノ巣
滝から流れ落ちる水の音が涼しげです。


▲旧清水邸書院の縁側
縁側に腰かけると、心地よい風が吹き抜けます。
畳も爽やかでいい香り・・・うちわもご用意してます♪

ただし熱中症には要注意!
ビジターセンターには休憩にご利用頂ける室内のスペースもありますので、
水分補給をしたり、体を休めたりしながら無理せず楽しんでくださいね。

(ちばちゃん)

ただいま成長中! 

6月の終わり、公園に来ているみなさんと一緒に花の種をまきました。
それからほぼ毎日見ていますが、意外と成長が早いので面白いですよ!

土からにょきっと出た小さな葉っぱ
グングンのびていく茎
少しずつ大きくなるつぼみ・・・

数日前に見た時との違いを探してみると、きっと何か発見があります。
どんなに小さな発見でも、自分で気づくと嬉しいものです。
大人の人は、お子さんにもぜひ教えてあげてくださいね。
今年は、どんな花が咲くかな?

↓成長が見られるのは、遊具の遊び場にある花壇です。
わたしたちは「こども花壇」と呼んでいます。

(でこぽん)