見どころ」カテゴリーアーカイブ

ちゃっかりスズメ

最近ビジターセンターで開館作業を行っていると、外にヤマブドウを食べた形跡があります。
「誰がブドウを食べているのだろう?」と不思議に思い、受付から窓の外を眺めていると、
数羽のスズメがやってきました。スズメたちは器用にブドウの木の枝に止まり、実を食べ始め
ました。落ちた実も写真のように上手に食べています。

ビジターセンターに来館された時に、タイミングが合えば見られるかもしれません。園内には
色々な鳥がいるので、餌の食べ方を観察するのも中々、面白いと思います。
「夏休みの自由研究にも向いているなー」と思う今日この頃です。
暑い日はまだまだ続きますが、ビジターセンターの周囲にはヤマブドウを始め、様々な植栽が
ありますので、季節に応じて四季折々の花や香りを楽しむことができます。二子玉川公園に是
非遊びに来てくださいね!

しまZOO

暑い夏の虫を探し…

最近はとても暑くなり、公園でも来園者が減る一方で
そんな中でも虫捕りに来てくれるこどもがいるのは嬉しい限りですねぇ。

なので今回は、今まさに見つけやすいオススメの虫をご紹介します。
園内の「いのちの森」という場所のサクラには多くの虫食いが最近目立つようになりました。
これはとある虫の仕業なのですが、、本日少し探してみたところ発見しましたよ。

【スグリゾウムシ】
よ~く探せば結構見つかるこのゾウムシは、まん丸で捕まえると死んだふりをするのでとても可愛らしいですよ。

今度は毎年恒例のキレイな虫を探しました。
いる場所は大抵決まっています、、樹液の出ているドングリの木。

【シロテンハナムグリ】
個体差で銅色~緑色-赤色-黒色と変化があるのですが、偶然にもあまり見かけない緑色の個体を見つけました。
この虫は昆虫ゼリーも食べるので飼育もとっても簡単、初めて虫を飼う子供にもオススメですよ。

以上、暑い夏でも公園に虫捕りに来て欲しいと思っている たいしょー でした。

たいしょー

もうすぐ咲くよ

8月に入り、夏も本番。

遊具の遊び場にある「こども花壇」にも花のつぼみがつき始めています。
 
 

 

 

 

 

 

 

 

(左上)キバナコスモス (右上)オシロイバナ
(左下)ヒマワリ    (右下)アサガオ

この花壇はみどりグループサポーターを中心に、
子ども達にも水やりなどのお手伝いをしてもらいながらお世話をしています。

これから次々と花が咲くこども花壇。ぜひその成長を見守ってくださいね。

(ちばちゃん)

夏の花

みなさんは、夏の花 といえばどんな花を思いつきますか?

公園の花壇「ナチュモコガーデン」より、今見ごろの花を
1つご紹介します。



名前は「ペンタス」といいます。
まぶしいくらいに鮮やかなピンク色。赤や白の花もあります。
小さい星のような花がたくさん集まっていて、まるで花火みたい。
熱帯生まれで暑さに強く、夏も休まず花を咲かせます。

ナチュモコガーデンでは、他にもたくさんの花を公園サポーターの方と一緒に育てています。
自分にとっての夏の花をぜひ、探してみてくださいね。
(でこぽん)

緑陰(りょくいん)

今年はグリーンカーテンがナチュモコガーデンに登場しました。
花壇をお手入れしてくださっているみどりグループサポーターさんの発案です。

グリーンカーテンの正体は【オキナワスズメウリ】という、つる植物です。
【琉球おもちゃうり】なんていう名前でも呼ばれています。
ウリ坊のような可愛らしい模様の実が特徴です。

残念ながら実を食べることはできないのですが、リースの材料などによく使われています。

私の好きな夏の季語で【緑陰】という言葉があります。
本来は木に対して使うそうなのですが、
グリーンカーテンが創り出す、涼やかでやさしい日陰には
この言葉がぴったりな感じがします。

たまには自然の涼を体感してみませんか?
でも、熱中症にはお気をつけて!!

                                  (なべちゃん)

蒸し暑い中、無視できないのが夏の虫。

いよいよ梅雨明けかなと思う今日この頃…
皆さま、しっかり熱中症対策出来ていますか?

暑くても公園に訪れる人はたくさんいますが、
この時期は虫網を持つ子供が多くなってきますね。
なので、今回は公園の人気昆虫を紹介します。
(写真はサンクチュアリにて撮影しました。)

大きく分けて、バッタの仲間と甲虫(カブトムシやカナブン)の仲間が特に人気です。

◆バッタの仲間

【ショウリョウバッタ】
まだ幼虫ですが、メスはすでに5㎝程になっています。
お盆頃には成虫になりますが、今でも十分楽しめます。


【トノサマバッタ】
これも幼虫の写真になりますが、本日7/6で10頭近くの
成虫を目撃しました。子供にとっては手ごたえのある相手ですね。

◆甲虫の仲間

【マメコガネ】
様々な葉を食べるため、どこでも見かけられるかも…
いるところにはうようよと集まっているので探してみよう。


【シロテンハナムグリ】
園内では銅色~緑色が見られるよ。タマムシみたいに緑に輝くのはぜひ見つけてほしい。
緑色の個体は少ないけど樹液の出たシラカシなどを探すと集まっているよ。

公園では他にもたくさんの種類を見ることができます。
普段は出歩きたくない暑い日だからこそ見ることのできる虫もいますので、
ぜひ探しに来てみてください。

たいしょー

二ホンヤモリ【身近な生き物が絶滅危惧種?】

二ホンヤモリ【身近な生き物が絶滅危惧種?】

毎日すっきりしない天気が続きますね。

二子玉川公園ビジターセンターのスタッフは毎日巡回しておりますが、巡回していると様々な  生き物と出会うことがあります。

本来は夜行性ですが、園内の樹木や資材置き場で昼間でも時々見かけるのが、ヤモリの仲間の  「二ホンヤモリ」です。

来園者の方からも目撃情報が多い、ニホンヤモリですが、東京都が作成している「レッドデータブック東京2013(本土部解説版)」によると、世田谷区を含む23区内では「絶滅危惧種Ⅱ類」に指定されています。※絶滅危惧種Ⅱ類とは「絶滅の危険が増大している種」

身近に見られたニホンヤモリですが、都内の環境を考えると、絶滅危惧種に指定されてしまうのは、時代の流れかもしれません。

二子玉川公園周辺は国分寺崖線を始め、23区内でも比較的豊かな自然が残っています。

身近な生き物を観察しに、公園へ遊びに来て下さいね!

シマズー 【写真撮影場所:管理ヤード】

恵みの雨

今日は気持ちのいい青空が広がり、
昨日の荒天がうそのようなお天気です。

私たちにとっては大変な1日でしたが、
植物にとっては恵みの雨だったようです。

ナチュモコガーデンでは、色とりどりの花が元気に咲いています。
 
 

他にもラベンダーやローズマリーなどのハーブもすくすく育っています。
たっぷりの水と太陽を浴びて賑やかになってきた
ナチュモコガーデンをぜひ見に来てくださいね。

(ちばちゃん)

アジサイのひみつ

6月も半ばですね。
二子玉川公園でもアジサイが見ごろを迎えています!


雨期に大人気のアジサイ。
実はひとつのアジサイの中に2種類の「花」があるのをご存知ですか?

大きくて色鮮やかな部分は「装飾花」。
なんとこちら、花びらではありません!
これは萼(がく)というもので、アジサイでは目立つ色や形をして
花粉を運ぶ虫を引き寄せているともいわれています。


もう一つは、小さい粒のような形の「両性花」。
雄しべと雌しべを持っています。
アジサイの花の本体は、こちらなのですね。
よく見ると、ちいさな花が咲いています。

鮮やかな夏色の装飾花をたのしむもよし、ひっそりと咲く両性花の世界を味わうもよし!
どちらがお好みですか・・・?

アジサイは「玉堤通り」側入口スロープと、日本庭園「帰真園」
に咲いています。

(でこぽん)

梅雨目前!初夏の虫を紹介

いよいよ梅雨が近づいてきたようですね。
なんだかジメジメと湿っぽい日々が続いております。

ですが、この梅雨前後の初夏は多くの生きもの(主に虫)が
顔を出し始める面白い時期ともいえるのです。
梅雨の前にそんな園内の虫をご紹介します。


【アオモンイトトンボ】
日本庭園内のカキツバタ周辺でよく見かけるイトトンボです。
小さいトンボですがよく見るときれいな色をしています。

お次もトンボですよ。


【ショウジョウトンボ】
成熟するとオスは真っ赤になり、メスは黄色っぽさが残ります。
この時期に園内どこでも見られる赤トンボです。

さて、次は…

【セマダラコガネ】
街なかでも見かける小さいコガネムシ。
様々な葉を食べるため、園内いたるところで見かけることも…

まだ紹介し足りないのですが、今回は以上です。
これから梅雨に入りますが、晴れた日はぜひ散歩にでも来てください。
もしかしたら見たこともない生きもの(主に虫)に出会えるかもしれませんよ。
以上、虫取り真っ盛りの たいしょー でした。

(たいしょー)