見どころ」カテゴリーアーカイブ

もうすぐ独り立ちカァ~

 木々の緑が濃くなってくる頃、春から子育てを始めた野鳥たちは
巣立ちの時期を迎えます。
巣立ちと言っても、今まで過ごしてきた巣(産室)を離れ、しばらくは
親元で餌を貰いながら過ごし、独り立ちすることが多いようです。

今日はこども広場でハシボソガラスの幼鳥(こども)が見られました。
大きさはほぼ親鳥と同じですが、まだ全ての羽が大人の黒い羽に
生えかわっておらず、口の中が真っ赤なので幼鳥だと見分けることができます。
この幼鳥はお腹が空いていたのか、サクラについた虫を探していました。

今回は親鳥の様子を伺いながら、撮影しましたが特に威嚇がなかったので
幼鳥の独り立ちも近いのではないでしょうか。
子育てが大変なのは動物も人も同じ。子育て中の野鳥を見かけたら、
近づきすぎず温かく見守って頂ければと思います。

因みに1階ふれあい休憩室では、カラスの幼鳥の冒険をテーマにした
絵本を設置しています。ぜひ家族でご覧いただければ嬉しいです。

【写真撮影場所:こども広場場】やぎしぃ

撫子コレクション in ナチュモコ

二子玉川公園にあるナチュモコガーデン(住民管理花壇)では、
秋の七草の一つ、カワラナデシコの花が咲いています。

あれ、もう秋の花?

秋の七草は旧暦の7~9月頃に見られる植物ですが
このカワラナデシコ(園芸種)は一足早い5月頃から楽しめる花なんです。

花壇を管理するみどりグループサポーターさんの日々のお手入れのおかげで、
今年が一番華やか!これからの季節がとっても楽しみです!

花を観察してみると、色や模様、形がさまざま。

皆さんは何種類、見つけられましたか?
他の色や模様を見つけた方はぜひ教えてくださいね!! (なべちゃん)

秋が来た…?

夏のように暑い日が続いていますね。

そんな中、二子玉川公園には「秋」がやってきました。
秋は秋でも「麦秋(ばくしゅう)」です。

麦秋とは麦を収穫する時期のことで、
5月下旬~6月頃の初夏を指す言葉です。

ビジターセンター前のテラスで栽培していたオオムギが
黄金色になり、先日刈り取りを行いました。

 

ビジターセンターでは毎月1回、公園で育った植物でお茶を入れる
「ティーサービス」を開催しています。
このオオムギも、ティーサービスに登場する機会があるかも?
お楽しみに!

(ちばちゃん)

おおきくなあれ

暦の上では夏がはじまりましたね!
今朝、公園に向かって歩いているとき
さわやかな風がここちよく、ああ、夏が来るのだなぁ!と感じました。

そんな春から夏にかけて、多く見られるのが「ひこばえ」。
木の根元や幹から生える若い芽のことです。

青々としてきた木々に生える小さな芽たち。
すこやかに伸びつつある姿は、とてもきれいです。
お散歩しながら探してみてくださいね。

(でこぽん)

写真:日本庭園「帰真園」玉川口のケヤキ

細長~くぶら下がる”アレ”

園内の日本庭園『帰真園』では、サクラやカエデの仲間、コナラなどが柔らかな若葉をつけ、
新緑のすてきな時季を迎えています。
同時に、色んな植物が続々と花期を迎え、さらに花に誘われて虫たちも元気いっぱい。
散策にぴったりのシーズンです。


帰真園内の藤の花も今まさにピークを迎えています。


藤の花はこの様に、一つ一つの小さな花が寄り集まって立派な房をつくっています。
花が終わると花弁(花びら)がつるりと剥けて……


産毛の生えた緑色の物体が。
あれ、これはどこかで見たような……?

もっちゃん
(帰真園にて撮影)

二ホンカナヘビの季節

過ごしやすい季節になってきましたね!

二子玉川公園内では、暖かくなるにつれて様々な生き物が観察できるようになってきました。

そんな中で、私が今月の見どころとして、紹介するのが「二ホンカナヘビ」です。このトカゲを見かけると、桜と並び「4月だなー」と改めて実感します。

話題を戻します。「ヘビ」という名前がついていますが、実はトカゲの仲間です。親しみやすい容姿から、小さな子ども達にも人気がある生き物です。

公園内を歩いていると、石の上でひなたぼっこをしている姿をよく見かけます。また、地面を素早く横切る姿もとても印象的です。

レジャー施設に遊びに行くのも良いですが、公園内を散策して、生き物を観察するのも面白いですよ!

たくさんのご来園お待ちしております!

 

 

 

 

 

 

写真撮影場所:帰真園(しまづ)

春といえば花、花といえば…

春もいよいよ本番ですね。
暖かい日が多くなる今日この頃…
桜に限らず、様々な植物の花をがみられる様になりました。

そして、花が咲けば奴らも動くようになってきます…
そうです。「」です。

春に見られる虫は大きく分けて2種類。
「冬を乗り越えた堅強な虫」 「卵から孵化した新しい命」
のいずれかだと思います。
今回はそんな虫たちをご紹介します。

まずは…

 

 

 

 

 

 
ヒメハラナガツチバチ】(富士見台周辺)
やや大きく、頻繁にみられるハチ。
目覚めたばかりなのか、日向で体を温めていました。

そんなハチの近くでは…

 

 

 

 

 

 

 
ナナホシテントウの幼虫】(富士見台周辺)
もうだいぶ大きいですが、今年の春に成虫になるのかな?
園内のいたるところで成虫も見かけられる時期になりましたね。

今回最後は…

 

 

 

 

 

 
キタテハ】(サンクチュアリ)
過酷な環境を生きぬいたようで、だいぶ翅も傷んでましたよ。
虫の力強さを改めて感じますねぇ。

今年度に入って、今回が初となる たいしょー は今年度も
皆さんに虫を中心とした情報を提供していきたいと思います。

以上、冬眠明け?の たいしょー でした。

たいしょー

二子玉川公園の桜

4月に入り、気候も暖かくなってきました。

園内を散策すると、様々な場所で春の訪れを感じることができます。

春を代表する木といえば、誰が何と言っても「桜」では、ないでしょうか?

公園内にも数種類の桜がありますが、その中でも、地域の方々に愛され続けて
いる桜があります。

公園内の子ども広場の前にあるこの桜の木(ソメイヨシノ)は、事情により2回程移植され、現在に至っております。

まだ3分咲きくらいですが、来週あたりが満開の時期になると思いますので、是非公園に遊びにきてくださいね!

公園でのお花見も良いですが、楽しい思い出と一緒にゴミの持ち帰りも宜しくお願いします!

写真撮影場所:子ども広場(しまづ)

小さなキツツキ

朝、公園を巡回していると「コンコンコン・・・」と小さな音が。
見上げてみると、小さな鳥がイチョウの木をつついています。

この鳥の名前は「コゲラ」。日本産キツツキの中では、一番小さな種類で
都心でも見られるようになりました。
スズメとほぼ同サイズで、色も褐色のため見つけ辛いかもしれませんが、
木をつつく音や「ギィー」という独特の鳴き声で探すことができます。

朝の公園は人も少なく、バードウォッチングには最適です。
ぜひ小さなキツツキを探してみて下さいね。

写真撮影場所:みどりの遊び場付近(やぎしぃ)

「みつけたよ!」

今朝スタッフから目撃情報を聞き、早速現場に行くと・・・

 

ありました!

 

 

 

 

「つくし」

お隣には・・・・・・

 

 

 

 

 

 

「スギナ」

「つくし」と「スギナ」
実は、ふたつは家族。

地面の下では、根っこがつながっています。
花が咲かないスギナはつくしの穂から飛び出す胞子で、子孫を増やすのです。
春は「みつけた!」がたくさんですね。
二子玉川公園で春探ししませんか?

(でこぽん)