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どうぞ良いお年をお迎えください

2023年も二子玉川公園へのご来園くださったり気にかけてくださり、ありがとうございます。

今日がビジターセンター年内最終日となります。

この1年もたくさんの方と公園サポーター活動やイベント、ビジターセンターやふれあい休憩室でご一緒することができ、スタッフ一同嬉しく感じております!御礼申し上げます。

皆さま、どうぞ良いお年をお迎えください。

ビジターセンタースタッフ一同

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★ 年末年始 お休みのおしらせ ★

2023年12/29(金)~2024年1/3(水)は二子玉川公園内、下記の4つの施設がお休みとなりますのでご了承ください。
どうぞよろしくお願いいたします。

・帰真園

・旧清水邸書院

・ビジターセンター

・ふれあい休憩室

 

大きくなぁれ!子カエルたち

 

 

 

 

 

 

ふれあい休憩室にいる「アズマヒキガエル」
今日はそんな子カエルたち(全員で3匹!)の大きさを測ってみました。

まず、どこにいるかな?

 

 

 

 

 

 

1匹目。
いつも同じ水入れの下に隠れている、一番体の小さな子。
3匹の中で一番成長が遅いです。

 

 

 

 

 

 


私の爪と同じくらいの大きさなので、1センチくらい。

 

 

 

 

 

 

 

2匹目。
落ち葉に体半分埋まっていました。

 

 

 

 

 

 


だいたい1.5センチちょっとくらい。

 

3匹目。

 

 

 

 

 

 


3匹の中で一番大きいです。見つかると慌てて隠れようとします。
だいたい2センチくらい。

今年の春、帰真園の池で孵った100匹以上のオタマジャクシから育てて、
今はこの3匹が残り、少しずつ大きく成長しています。

 

 

 

 

 

 

 

 

エサは口の中に入る大きさの虫。

 

 

 

 

 

 

 

寒いとなかなか動かずじっとしていることも多いですが、
温かい室内のふれあい休憩室に、ぜひ見に来てください。

<番外編>

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

同じくオタマジャクシから育てて6年目になる大人カエルは、だいたい9センチくらいでした。
子カエルたちも、並べる大きさに育ちますように!

(かめちゃん)

帰真園も冬じたく

気がつけばあと数日で12月ですね。

帰真園も紅葉がぐんと進み、色づいた葉が水面にうつり綺麗です。

ひさしぶりに朝の帰真園をぐるりと巡ってみました。

みんな大好きどんぐり「コナラ」の葉も紅葉しています。「冬芽」もついて冬じたく準備完了!です。

食べてもおいしいスダジイもずいぶん「ぼうし(殻斗)」が開いて、実が落ちていますが、まだすこし残っています。

愛らしい濃いピンク色に色づいて、中から赤い実がのぞいているのはマユミです。冬にかけても赤い実は残るので、ぜひ探してみてくださいね。

あれ!サクラの木の枝に止まっているのは冬鳥のジョウビタキ。葉が落ちるこれからの季節は、帰真園で野鳥に出会いやすくなってきます。おすすめは朝いちばん、あたたかい服装でお越しくださいね。

花火のような紅色のこちらはマルバノキの花です。晩秋にかけて、葉の落ちる頃に咲くこの植物、葉っぱの形から「マルバノキ」と名前がつきましたが、花も印象的な形です。

「これはなんだろう?!」と目を白黒させていたら、植物に詳しいスタッフが教えてくれました。ミツマタのつぼみです。早春に花を咲かせるまで、つぼみで冬を過ごします。

こちらも冬じたく「マツのこも巻き」です。まるで腹巻きのようにも見えますが、害虫からマツを守るための昔からの方法です。帰真園では毎年秋にマツの木に巻いているので、こも巻きをみると冬の訪れを感じます。

晩秋から冬にかけて、季節の移り変わりも楽しめる帰真園さんぽにいらしてください。ビジターセンターでは「みどころ情報」もお知らせしているので、ぜひお散歩前にお立ち寄りください♪(みほねえ)

帰真園の紅葉さんぽ

帰真園の木々も少しずつ紅葉が進んでいます。
晴天よりは、少し曇ったくらいの天気の方が
葉色が鮮やかに見られて紅葉狩りにはぴったりです。

イロハモミジを始めとしたモミジ類、ヤマボウシやカツラ、オオシマザクラ・・・。
赤や黄色やオレンジ色・・・。
帰真園内では色々な紅葉が楽しめます。

 

私の紅葉おすすめスポットは・・・。
万人席にあるモミジです。

緑色から紅色へのグラデーションが美しい!!
下から見上げると、紅葉を一人占めしているような気分を味わえます。ぜひ、帰真園の紅葉さんぽを楽しんで、
自分の大好きなスポットを見つけてみてください。
                                   (なべちゃん)

秋と冬の間

11月の午後。日差しは暖かですが、吹く風はうっすら肌寒い・・・


公園の園路にぶわっと咲いているヤマハギの花には、よく見るとちらほらと虫たちが
集まっています。

 


ウラナミシジミがいました。

マメ科の植物によく集まるので、公園のヤマハギに群れているのを度々見かけます。
夏から秋にかけて見られるチョウなので、彼らからすれば今はまだ秋なのでしょうね。

 


ヤマハギの葉をよく見ると、卵が産みつけられていました。

調べたところ、ウラナミシジミは寒さが苦手なようで、東京では冬を越せずに死んでしまう
そうです。暖かい地域の個体群は幼虫や蛹の姿で越冬するとありました。
今年の二子玉川では、果たして冬を越せるのでしょうか?


来年の春にまた会えるといいな、と思う まっつん でした。

小さな捕食者

今回はビジターセンターで飼育中の生きものを紹介します。

すでに御存知の方もいらっしゃると思いますがビジターセンター1階には多摩川の河口や二子玉川周辺、上流域で採集した水生生物を飼育展示しています。

その中の河口水槽に新しい仲間が加わりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

画像の中心に魚がいるのが分かりますか?

よく見ると周りの環境に溶け込むように擬態した魚の輪郭が見えてきます。

これはマゴチというお魚です。9月に実施した河口調査の際に採集した全長7cmほどの稚魚が2頭

入っています。40cm程になる個体が多いようですが最大で70cmに達する個体もいるそうです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

平べったい体形と大きな頭と口、そして顔の上側についた目が特徴です。海底でじっとしながら餌になる甲殻類や魚を待ち伏せ捕食します!飼育中の個体はまだ小さいためか水中を漂う餌を積極的に追いかけ食べています。タイミングが合えば餌を食べる姿を見ることができるかもしれませんね!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(やたっち)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

                               

                   

帰真園、紅葉まではあとすこし

すっきりした高い空と池の風景が気持ちの良い帰真園(日本庭園)も秋本番です。さて紅葉はどうかな・・・出かけてみました。

 

 

 

 

 

旧清水邸書院を正面から見たようす。朝の光を受けて水面もきらきら輝いています。

ススキの向こうには「紅葉林」。帰真園はモミジの仲間の種類が多く、これから12月頃まで長く楽しむことができますよ。

こちらは入口を入ってすぐのイロハモミジ。色づきが楽しみです。

ハートの形をしたカツラの葉もずいぶん色づいてきました。落ちた茶色の葉っぱをくしゃくしゃにして香りをかいでみると・・・アイスクリームかプリンの香り?!(バニラの香りがすると言われています。)

あれ!!!スズメにしては大きいとよく見たら、冬鳥のジョウビタキがノシランの札にひょっこり止まっていました。これから紅葉とともに冬鳥にも出会える季節ですね。

ビジターセンターでは秋の自然を楽しめるセルフガイドも配布しています。セルフガイドや防寒具とあたたかい飲み物をお持ちになって、ぜひ帰真園散策にいらしてください。(みほねえ)

★セルフガイド「いろはにもみじ」ダウンロードは「ダウンロード」からどうぞ

秋のどんぐり どんぐりの秋

秋といえば、みんな大好き「どんぐり」!
観察しやすいスポットのひとつは、帰真園です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

木が全体的に低いので、枝先に実がついている様子が観察しやすいです。

 

 

 

 

 

 

 

木の下には、落ちているどんぐりがたくさん!

 

 

 

 

 

 

 

スダジイの実もここが一番よく観察できます。

 

 

 

 

 

 

 

どんぐりに興味がわいたら、

ふれあい休憩室で開催中の「どんぐり展」を見に来てください!

どんぐりの見分け方、遊び方がきっと広がるはずです。

 

 

 

 

 

 

 

セルフガイド「探そう!どんぐり」には
見分け方や、園内にあるどんぐりマップなど情報が満載!

ビジターセンターで配布しているほか、
ダウンロードページ からも入手できます。

どんぐりから秋を楽しみましょう♪

 

 

コツは我慢強さです

厳しい暑さが落ち着いて、お散歩が楽しい季節になりました。

アキアカネが群れとなって飛んでいます。

なかには柵の先っぽで休憩中のトンボもちらほら。

虫好きなら、ついつい捕まえたくなってしまいます。トンボの背後からそ~っと近づいて…

そーっと、そーっと、慎重に……

いまだ!よっしゃ!とった!!

コツは我慢強さです。

大人も子どもも、おためしあれ。

(ぱるる)

 

犯人は誰だ?~クチナシ丸坊主事件~

大変だー!!

帰真園のクチナシの葉っぱが丸坊主に!

こんなことをした犯人は一体??
むむ、木の下に怪しげな黒いツブツブが・・・。
これは重要な手掛かりになるのでは。

葉がなくなっているクチナシをよーく観察してみてみると、

 

 

いたいた、犯人がいっぱい!

もしゃもしゃ、一生懸命、葉っぱを食べています。

犯人の正体は、イモムシでした。(黒いツブツブは糞です)

この時は一つの株に、9匹見つけました。

これは、オオスカシバという蛾の幼虫です。

成虫になるとこんな姿です。(蜂にも見えますが、蛾なんですよ!)

このイモムシさんたちがこんな立派な蛾になるなんて、不思議ですね。

クチナシの葉が食べられていて、下に糞が落ちていたら・・・、よーく観察してみてくださいね!

犯人はすぐそばで見つかるかも。毒はないので安心してね。

 

(帰真園では基本的には薬剤散布などは避け自然発生した生き物は見守っています。)

ゆっきー