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夏めく帰真園

寒暖差の大きさに春を感じる毎日ですが、帰真園ではいつもよりも少し早めに咲き始めている花があります。今回はそんな花と虫の紹介です!

まずはこちら

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

エゴノキの花です。

和名は「えぐ味」があることから ついたようですが、

英語では「ジャパニーズ・スノーベル」と呼ばれます。

その名の通り白い花が鈴のように垂れ下がり咲いています。

 

同じエゴノキの仲間からもう1種

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ハクウンボク

白い花が垂れ下がり咲くのはエゴノキと同じですが、

こちらは少し大きめの花が いくつも まとまって咲くのでまさに「白い雲」のよう!

 

最後はハクウンボクのお隣にあるシモツケです。

 

 

 

 

 

 

 

 

シモツケの花にはたくさんの虫が集まっていました!

 

 

 

 

 

 

 

 

花粉や蜜を食べにくるコアオハナムグリ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

マガリケムシヒキ

肉食のムシヒキアブの仲間で他の虫を捕らえて体液を吸います。

花に集まる虫を待ち伏せしていたのかもしれませんね!

 

これから本格的な夏に向けて帰真園の様子も日々移り変わっていきます。

その時にしか見れない景色をぜひ楽しんでください。

 

(やたっち)

 

 

 

 

 

ざわめく春

すっかり春…というよりかは初夏のような暑さですね!

不安定な天気が続いたかと思えば、あっという間に25℃。

これは何かいるに違いない!と帰真園に行ってまいりました♪

 

すると、所々で花が満開となっており、虫がたくさん。

【コアオハナムグリ】は白いお花が好きなので、朝でも十数匹とんでいるのが見られました!

それに紛れてクマバチもちらほら蜜を吸いに来ていました。

 

では、赤っぽい花には?ツツジを除くと…

【セイヨウミツバチ】が蜜を吸っていました。

黄色い花が好きな印象でしたが、白や赤系の色の花でもよく来るようです。

 

すると、足元でガサガサと音が!

【ヒガシニホントカゲ】かな?ひょっこり顔を出しておりました!

朝方は日向ぼっこをよくしているので今なら遭遇しやすいかもですね。

 

こんな感じで、10分程度のお散歩でした。

それでも色々見れて楽しいこの時期に、皆さまもお散歩してみてはいかがでしょうか?

 

以上、今回も虫のご紹介をした たいしょー でした。

【たいしょー】

早春だけみられるトンボ

あたたかくなり、芽吹きとともに様々な昆虫たちも目覚めはじめましたね。

今日みつけたのは、羽化したばかりの大きなトンボ。

明るい黄みどり色の顔と背中に、黒い縞模様。
お腹はきらっと光って、くりくりと動く眼は青っぽく見えます。

きれい!と思わず声をあげていました。

名前は、クロスジギンヤンマ。(写真はメス)

 

昆虫好きのスタッフ・たいしょー によると「ここでは春(5~7月)しか見られないんですよ~」とのこと。
4月に羽化、8月頃まで活動しているトンボのようです。

日本庭園「帰真園」で羽化し、うまく翅がのばせていないところを
スタッフが見つけて救出! しばらく見守っているあいだに写真を撮らせてもらいました。

気づきづらいときもありますが、1日1日変わっていく季節の自然。

知らない生きものに出会ったときは、ビジターセンターのスタッフに聞いてみると
新しい発見があるかもしれません。
素敵な発見があったら、ぜひおしえてくださいね!

(でこぽん)

野鳥観察は朝の帰真園へ♪

木々の新芽が芽吹き、園内が全体的に青々としてきましたね!

 
木の葉が茂っている季節は冬と比べて野鳥を見つけづらいですが、それでも野鳥に癒されたい・・・
そんな方におすすめの場所が、朝の帰真園です。
 
開園したばかりの帰真園は人も少なく、鳥たちの楽園になっています。
 
この時はのんびり毛づくろいをするスズメや
 
桜の蜜を吸うメジロ
 
 
石から石へ飛び移ったり、
水の中を歩いたり、なんだか楽しそうなハシボソガラス
 
鳴き声のする方向に注目してみると・・・
 
 
シジュウカラがひょっこり!
 
近くに幼鳥も見られたので、
今の時期はラッキーだと子育てしている様子も見られるかもしれません。
 
15分歩いただけでも、色々な野鳥が見られました!
 
朝のお散歩コースの1つに、いかがでしょうか?
 
(まーちゃん)

それぞれの春の日

3月も最後の日になりました。あたたかい日で、公園にもたくさんの方が来園され、ピクニックにお散歩に、それぞれの春を楽しんでくださっています。

わたしも春さがし・・・と朝ぐるりと公園を歩いてきました。

朝露でしょうか、雨でしょうか、「スギナ」の先に水の粒。朝日にきらきら光っていました。

一列にするりと伸びて「見て!」と呼ばれた気がしたこちらの花は「レンギョウ」。あざやかな黄色の花が園内でも何か所か見られます。

草広場の木の下に「オオイヌノフグリ」。集まると小さな花畑のようです。

帰真園の「シダレザクラ」ももう少し楽しめそうです。旧清水邸書院の横で涼やかに咲いています。

「ウコン」の花が咲き始めました。「鬱金」と書くサトザクラの仲間で、淡い黄色い花を楽しむことができます。見ごろはこれからなので、楽しみにいらしてくださいね。

最後に子ども広場の「ソメイヨシノ」をみて、春さんぽの一区切り。

皆さまにとって ますます素晴らしい春となりますように!

二子玉川公園の生きものたちもスタッフも、いつでもお待ちしています。(みほねえ)

春の帰真園



オオシマザクラが満開に。


景石に映えるユキヤナギ

 

アセビの花も満開

 

キブシの蕾がゆらゆら

 

春を感じるスイセンの花

 

これは、現在の帰真園のごく一部。まだまだいっぱい、帰真園では春が溢れてます!

晴れの日も、春雨の日も、素敵ですよ!

(ゆっきー)

おたま ちょろちょろ♪

うららかな陽気で気持ちがいい二子玉川公園です。

園内にある日本庭園の帰真園では、春の時期ならではの生きものを見ることができます。

ちびっこたちの人気者、オタマジャクシです。
オタマジャクシはカエルの子どもを表す呼び名で、彼らはアズマヒキガエルというカエルの子どもたちです。

すくすくと育っているアズマヒキガエルのオタマジャクシですが、そんな彼らに今年、大きなピンチが迫っています。

それは・・・

 

アメリカザリガニです。

去年の夏ごろから、オタマジャクシの見られる池で頻繁に見つかるようになりました。
誰かがお世話できなくなって、逃がしてしまったのでしょうか。

アメリカザリガニは、オタマジャクシと同じ藻や落ち葉を食べるだけでなく、オタマジャクシを襲って食べてしまうこともあります。

アメリカザリガニに限らず、お家で飼いきれなくなった生きものを逃がすことはしないでくださいね。

 

現在、二子玉川公園ビジターセンターでは、公園内で暮らすアズマヒキガエルを未来へとつなぐ保護プロジェクト「フタコカエルプロジェクト」を実施中です。
水・土・日曜日および祝日に、時間不定期で公園スタッフが解説プログラムを行っています。(※天候等の理由で実施しない事もあります。ご了承ください。)

他にも、ビジターセンターのふれあい休憩室では、公園内のオタマジャクシを一部、保護と観察のため水槽で飼育展示しています。

興味のある方はぜひ、公園のふれあい休憩室にお越しください!

(まっつん)

 

※帰真園では、生きものを「とらない」「放さない」「網を使わない」「柵の中や池に入らない」というルールがあります。ルールを守って、生きものを観察しましょう。

※ふれあい休憩室は現在、入室可能人数を制限しています。曜日や時間帯によっては混雑しますので、譲り合ってのご利用をお願いします。

 

 

 

ぱっ!ぱっ!ぱっ!

先週の「見どころ」では、春にみられる小さな花たちをご紹介しました。

今日は、公園で次々に開花している “木に咲く花たち”をご紹介します。

 

 

 

 

 

 

青空に白い色とうすいピンク色が映える「モクレン」

柔らかな毛に包まれたつぼみから、花ひらきます。

 

 

 

 

 

 

まるい花びらで花の中央を包み込むように咲く「ボケ」

つぼみは、ほんのり黄緑でやさしい色。

 

 

 

 

 

 

 

 

雪がうっすら降り積もったようにも見える「ユキヤナギ」

ひゅっと線上に伸びた細い枝に、たくさんの小さい白い花が咲いています。

 

 

 

 

 

 

レモンのようなさわやかな香りが漂う「ジンチョウゲ」

ダイヤのような形の小さな花が集まって、毬のよう。

 

春を知らせてくれる花はいろいろありますが、

ある日を境に、「もう春の準備はバッチリだよ!」と言わんばかりに

ぱ!ぱ!ぱ!と 一斉に咲き始めるように思います。

 

3月初めのこの時期は、つぼみも一緒に見られるとき。

昨日よりも、ひらいているかな? 今日はすごく香りが強いなあ!

毎日のちいさな変化を感じられるのは、近所の公園ならでは、のお楽しみです。

(でこぽん)

 

春をさがして 公園ぐるり

こんにちは。3月に入りましたね。

園内も日に日に花が増えたり、生きものたちが活発に動きはじめたりして、スタッフ皆で「春がきたねえ」と実感しています。

今日は公園でみられる、ちいさな春の花たちをご紹介します♪

まずはこれ、カラスノエンドウ。マメ科の植物で、小さなタネを笛にして吹いたことのある方も多いかもしれません。いまはフレッシュグリーンの葉っぱと赤紫の花を楽しむことができます。

ナズナ、別名「ぺんぺん草」。ハート形のタネがチャームポイントです。

こちらはキュウリグサ。小さな水色のお花です。よーく嗅いでみると…きゅうりの匂いがする(はず)です。試してみてくださいね♪

ホトケノザ。葉が仏様の台座に似ていることからその名がついたと言われています。お花が何かの生きものの目にみえるような・・・?

冬の間は「ロゼット」で葉を地面にぺたりとつけて過ごすセイヨウタンポポ。春のはじまりの花はまだ茎が短く、直接地面から咲いているような様子がかわいらしいですね。

花を探していると、他のスタッフが「ヒヨドリがコブシのつぼみをつまんでいたよ」と教えてくれました。美味しいのかな、遊んでいるのかな、気になりますね。

まだまだ他にも小さな花たちや生きものたちが、本格的な春を知らせてくれています。公園で春をさがしてみてくださいね。(みほねえ)

来るかな?来ないかな?

日差しは暖かでも、吹く風の冷たい一日です。

ところで、皆さんは二子玉川公園に池が2つあることはご存知でしょうか?
ひとつは帰真園の池ですが、もうひとつの池は・・・

 

なんと、サンクチュアリの中にあるんです。

イベントの時以外、一般利用者の方は立ち入りできない場所なので、まさに知る人ぞ知る池です。
池としての体裁が整ったのは去年の秋ごろでした。部材も新しく、人が造った感がバリバリ残っていますね。
帰真園の池と比べてしまうと随分小ぢんまりしていますが、水が循環するようにソーラー式のポンプを設置しており、水中には微生物やトンボのヤゴなどが暮らしています。

 

生きものたちが公園で暮らしていくための多様な環境のひとつとして整備したこの池ですが、個人的にはちょっとした野望があったりなかったり…。

そう、二子玉川公園のアイドルともいえる存在…アズマヒキガエルに産卵しに来て欲しいな~と思っているのです。

 

今年に入り、まだ公園でアズマヒキガエルの産卵は確認できていませんが、だんだんと暖かくなるにつれて、期待も膨らんできます。
春の訪れよりも先に彼らに来てもらいたい、そんな気持ちのスタッフ まっつん でした。


※サンクチュアリは、公園内の一般立ち入り禁止エリアにあります。
普段は関係者以外の利用はできませんが、公園イベントやサポーター活動で入ることが可能です。
公園のイベント・サポーターに関する情報は、ホームページのほか、Instagramでも公開しております。
ご興味のある方は、是非こちらもご覧ください。

公園InstagramアカウントURL:https://www.instagram.com/futakotamagawa_park_vc/