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初夏のイロ、色々。

心地よい初夏の風が吹く二子玉川公園です。
今日は今の季節に見られる色をテーマに園内を散策してみました。

まずは【白】たくさんの花をつけているシロツメクサ。顔を近づけると甘い香りがします。
西洋ミツバチもせっせと蜜を集めたり花粉団子をあしにくっつけて飛び交っていました。
(見かけたら追い払ったりせずそっと見守ってくださいね)

  

次は【青】。アジサイの花が次々と開花しています。これからが見頃ですね。
【紫】や【ピンク】のものも見られます。
 
他にも色はないかなと思ったら鮮やかな【朱】!清水邸前に咲くザクロの花です。
同じく帰真園の帰帆河岸にもショウジョウトンボが翅を休めていましたよ。
 

みなさんも【色】をテーマにお散歩してみてはいかがでしょうか。何か素敵なものが見つかるかも?

一階ふれあい休憩室では6月から「夏の色」をテーマにした展示が始まる予定です。
こちらもお楽しみに♪

(タッキー)

生きもの なにが かくれてる?

夏のような暑さが続きますね。

こんな日は、野外の生きものたちもバテてしまって見つからないはず・・・
と思いがちですが、よ~く探すと結構見つかるものです。

今日は私が午前中に見つけてきた公園の生きものをご紹介します。


まずはこちら。日差しを避けるように、枝裏にかくれている生きものがいます。

 

どこにいるかな・・・?

いました!サトキマダラヒカゲというチョウの仲間です。
これはちょっと簡単だったかも?

 

お次はこちら。帰真園の池のほとりにあるコムラサキの枝に、何か付いていますね・・・

 

お?この白いボコボコは・・・?

これはいったい何でしょう。皆さん分かりますか?
実は、カイガラムシという昆虫の幼虫たちなんです。
背中に白い蝋(ろう)状のかたまりを背負っているので、あまり虫らしい形に見えませんね。


次は難しいですよ!
クチナシの若葉の中に、じっとしている虫がいます。



もう少し近づきましょう。
葉のフチに細長いシルエットが見えますでしょうか?



そろそろ見つけた人もいるかもしれません。



いました!オオカマキリの幼虫です。
大きくて強いオオカマキリですが、子どものうちは糸くずのように細くて小さな体をしています。
それでも、大人と同じようにカマを持っていて、小さなハエやアブラムシを捕まえて食べています。
しっかり一人前のハンターですね。


このように、よ~く探せば生きものたちは様々なところで見つかります。
天気が悪い日や暑い日であっても、すぐそばの茂みや花壇で生きもの探しができるかもしれませんよ!
※くれぐれも熱中症や体調不良には気をつけてくださいね!

(まっつん)

生きものも植物も…公園は大にぎわい♪

ゴールデンウイークを過ぎて、「夏がきた?!」というような日差しの日が増えてきましたね。

まだ柔らかい朝の陽ざしを浴びながら、公園を歩いてきました。

ぐんぐん伸びる木々たち。風がそよぐ音が聞こえてきます。

雨あがりの水たまりで スズメが水浴びをしていました。

気持ちがよさそうですね。

暑くなってくると、園内の水場で水浴びをする野鳥に出会えます。

草広場のセイヨウタンポポには、たくさんのモンシロチョウが来ていました。

チョウに会いたくなったら、ナチュモコガーデン、こども花壇もおすすめです♪

園内のあちこちにあるコナラ。

よーく見るともうちいさな実が・・・♪

秋にはぷっくりしたドングリになる予定です。

ちいさなピンクの花が愛らしい帰真園のマユミ。

秋に楽しめる四角い薄紅色の実も魅力的です。

ウメの実もふくらんできました。

よくみたら、ナミテントウの幼虫が葉っぱのかげに!

 

いつもは通りすぎてしまう道も、すこしゆっくり歩いてみると

たくさんの生きものに出会えたり、季節の変化を感じられました。

カメラを手にのんびり歩き、おすすめです!

何か見つけたら、ぜひビジターセンタースタッフにも教えてくださいね。

(みほねえ)

オタマジャクシはカエルへ

帰真園の池で、大人気!のアズマヒキガエルのオタマジャクシ。

「オタマジャクシいないよー!」
よく見に来てくれる子どもたちから、そんな声が上がります。

たくさん泳いでいたオタマジャクシは、
後ろ足が生え、前足が生え
次々とカエルになって、上陸しているのです。
よって見られる数が減っています。

ぴょんぴょん

ぴょんぴょんぴょん

えんぴつの先に乗りそうなくらい小さなカエルは
石の上を歩いたり、時には陰に隠れてひと休み。
池を離れて旅立ちます。

相生橋(あいおいばし)付近がおすすめ観察ポイントです。
※帰真園の生きものは採取などせず、やさしく見守ってください

また、ふれあい休憩室ではオタマジャクシから育てた小さなカエルを展示しています。
そちらもぜひご覧ください♪

(かめちゃん)

夏めく帰真園

寒暖差の大きさに春を感じる毎日ですが、帰真園ではいつもよりも少し早めに咲き始めている花があります。今回はそんな花と虫の紹介です!

まずはこちら

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

エゴノキの花です。

和名は「えぐ味」があることから ついたようですが、

英語では「ジャパニーズ・スノーベル」と呼ばれます。

その名の通り白い花が鈴のように垂れ下がり咲いています。

 

同じエゴノキの仲間からもう1種

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ハクウンボク

白い花が垂れ下がり咲くのはエゴノキと同じですが、

こちらは少し大きめの花が いくつも まとまって咲くのでまさに「白い雲」のよう!

 

最後はハクウンボクのお隣にあるシモツケです。

 

 

 

 

 

 

 

 

シモツケの花にはたくさんの虫が集まっていました!

 

 

 

 

 

 

 

 

花粉や蜜を食べにくるコアオハナムグリ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

マガリケムシヒキ

肉食のムシヒキアブの仲間で他の虫を捕らえて体液を吸います。

花に集まる虫を待ち伏せしていたのかもしれませんね!

 

これから本格的な夏に向けて帰真園の様子も日々移り変わっていきます。

その時にしか見れない景色をぜひ楽しんでください。

 

(やたっち)

 

 

 

 

 

ざわめく春

すっかり春…というよりかは初夏のような暑さですね!

不安定な天気が続いたかと思えば、あっという間に25℃。

これは何かいるに違いない!と帰真園に行ってまいりました♪

 

すると、所々で花が満開となっており、虫がたくさん。

【コアオハナムグリ】は白いお花が好きなので、朝でも十数匹とんでいるのが見られました!

それに紛れてクマバチもちらほら蜜を吸いに来ていました。

 

では、赤っぽい花には?ツツジを除くと…

【セイヨウミツバチ】が蜜を吸っていました。

黄色い花が好きな印象でしたが、白や赤系の色の花でもよく来るようです。

 

すると、足元でガサガサと音が!

【ヒガシニホントカゲ】かな?ひょっこり顔を出しておりました!

朝方は日向ぼっこをよくしているので今なら遭遇しやすいかもですね。

 

こんな感じで、10分程度のお散歩でした。

それでも色々見れて楽しいこの時期に、皆さまもお散歩してみてはいかがでしょうか?

 

以上、今回も虫のご紹介をした たいしょー でした。

【たいしょー】

早春だけみられるトンボ

あたたかくなり、芽吹きとともに様々な昆虫たちも目覚めはじめましたね。

今日みつけたのは、羽化したばかりの大きなトンボ。

明るい黄みどり色の顔と背中に、黒い縞模様。
お腹はきらっと光って、くりくりと動く眼は青っぽく見えます。

きれい!と思わず声をあげていました。

名前は、クロスジギンヤンマ。(写真はメス)

 

昆虫好きのスタッフ・たいしょー によると「ここでは春(5~7月)しか見られないんですよ~」とのこと。
4月に羽化、8月頃まで活動しているトンボのようです。

日本庭園「帰真園」で羽化し、うまく翅がのばせていないところを
スタッフが見つけて救出! しばらく見守っているあいだに写真を撮らせてもらいました。

気づきづらいときもありますが、1日1日変わっていく季節の自然。

知らない生きものに出会ったときは、ビジターセンターのスタッフに聞いてみると
新しい発見があるかもしれません。
素敵な発見があったら、ぜひおしえてくださいね!

(でこぽん)

野鳥観察は朝の帰真園へ♪

木々の新芽が芽吹き、園内が全体的に青々としてきましたね!

 
木の葉が茂っている季節は冬と比べて野鳥を見つけづらいですが、それでも野鳥に癒されたい・・・
そんな方におすすめの場所が、朝の帰真園です。
 
開園したばかりの帰真園は人も少なく、鳥たちの楽園になっています。
 
この時はのんびり毛づくろいをするスズメや
 
桜の蜜を吸うメジロ
 
 
石から石へ飛び移ったり、
水の中を歩いたり、なんだか楽しそうなハシボソガラス
 
鳴き声のする方向に注目してみると・・・
 
 
シジュウカラがひょっこり!
 
近くに幼鳥も見られたので、
今の時期はラッキーだと子育てしている様子も見られるかもしれません。
 
15分歩いただけでも、色々な野鳥が見られました!
 
朝のお散歩コースの1つに、いかがでしょうか?
 
(まーちゃん)

それぞれの春の日

3月も最後の日になりました。あたたかい日で、公園にもたくさんの方が来園され、ピクニックにお散歩に、それぞれの春を楽しんでくださっています。

わたしも春さがし・・・と朝ぐるりと公園を歩いてきました。

朝露でしょうか、雨でしょうか、「スギナ」の先に水の粒。朝日にきらきら光っていました。

一列にするりと伸びて「見て!」と呼ばれた気がしたこちらの花は「レンギョウ」。あざやかな黄色の花が園内でも何か所か見られます。

草広場の木の下に「オオイヌノフグリ」。集まると小さな花畑のようです。

帰真園の「シダレザクラ」ももう少し楽しめそうです。旧清水邸書院の横で涼やかに咲いています。

「ウコン」の花が咲き始めました。「鬱金」と書くサトザクラの仲間で、淡い黄色い花を楽しむことができます。見ごろはこれからなので、楽しみにいらしてくださいね。

最後に子ども広場の「ソメイヨシノ」をみて、春さんぽの一区切り。

皆さまにとって ますます素晴らしい春となりますように!

二子玉川公園の生きものたちもスタッフも、いつでもお待ちしています。(みほねえ)

春の帰真園



オオシマザクラが満開に。


景石に映えるユキヤナギ

 

アセビの花も満開

 

キブシの蕾がゆらゆら

 

春を感じるスイセンの花

 

これは、現在の帰真園のごく一部。まだまだいっぱい、帰真園では春が溢れてます!

晴れの日も、春雨の日も、素敵ですよ!

(ゆっきー)