暖かくなり、植物も葉を出し、花が咲き始めました。
今日は、公園内でも、道端でもよく見られるこちらをご紹介。
ホトケノザ。
シソ科で春に咲く野の植物です。二子玉川公園でもあちこちに咲いています。
小さい花ですが、よく見るとなかなか美しい花です。唇形花(しんけいか)という唇のような形をしたお花です。
丸いつぼみも可愛らしい。
つぼみがいっぱいあるから、まだまだ花が咲くかな……と思いきや、そのまま開かず終わるつぼみも多数あります。
この開かずに終わるつぼみは、閉鎖花(へいさか)といって、花が開かずに結実します。
ホトケノザは、普通に開花する花=開放花(かいほうか)と閉鎖花(へいさか)の2種類の花を持つのです。
開放花は花粉を昆虫に運んでもらわないと結実しませんが、閉鎖花はつぼみの中で自家受粉するので確実に結実し、種を残すことができます。
可愛い花ですが、実はしたたかで策略家な一面もあるのです。
何気なく咲いている野の花、たくましく生きていますね。
(ゆっきー)