【ジュニアサポーター】1月定例活動『サンクチュアリ冬の生きものしらべ』


今日は厳しい北風に思わず肩がすくんでしまいますね。
そんな中、ジュニアサポーターでは定例活動を行いました。

2023年最初の定例活動は『サンクチュアリ冬の生きものしらべ』です。
はたしてこの寒い日に、サンクチュアリで生きものは見つかるのでしょうか?

今回初参加のメンバーが2人来てくれました!
外はめちゃめちゃ寒~~いですが、元気に餌を探して飛び回るメジロたちがちらほら。

サンクチュアリに入る前に、今日の生きもの調査用の記録シートを配ります。

入口付近でさっそく、ジュニアサポーターがカマキリの卵を見つけました!


オオカマキリの卵鞘(らんしょう)です。
スポンジ状の塊に200個以上の卵が入っているそうです。

スタッフは1つしか見つけられませんでしたが、ジュニアサポーターは次々にオオカマキリの卵鞘を見つけていきます。集中力と観察力に脱帽!

地表に目を移すと、ヘラオオバコのロゼットが見つかりました。

ロゼットとは、地表に貼り付けるように葉を広げた状態のことで、冬場の乾燥した風から葉を守り、効率よく太陽の光を吸収できるのだそうです。
ヘラオオバコ以外にも、タンポポやナズナなど、多くの植物がこのロゼットの姿になることができます。

そろそろ動いている生きものが見たいと、エコスタックの中を調べるジュニアサポーターたち。
落ち葉のエコスタックと朽ち木のエコスタックには、ゴミムシの仲間のキマワリの幼虫やダンゴムシ、モリチャバネゴキブリの幼虫が見つかりました。

他にも、オギの茎の中からツトガという蛾の一種の幼虫が出てきたり、小石の下から冬眠中でじっとしていたコモリグモの一種をみつけたり・・・
寒い冬でも、公園とサンクチュアリにはたくさんの命が息づいていました。

 

ビジターセンターに戻ってから、今日見つけた生きものと感じたことについて振り返りタイム。
「カマキリの卵が印象的だった」「思っていたより生きものが少なくて意外だった」など、冬のサンクチュアリならではの発見があったようでした。

春の生きものしらべが今から楽しみですね。今度はどんな発見が待っているかな?

次回のジュニアサポーターの活躍にもご期待ください♪

(まっつん)