うららかな陽気で気持ちがいい二子玉川公園です。
園内にある日本庭園の帰真園では、春の時期ならではの生きものを見ることができます。
ちびっこたちの人気者、オタマジャクシです。
オタマジャクシはカエルの子どもを表す呼び名で、彼らはアズマヒキガエルというカエルの子どもたちです。
すくすくと育っているアズマヒキガエルのオタマジャクシですが、そんな彼らに今年、大きなピンチが迫っています。
それは・・・
アメリカザリガニです。
去年の夏ごろから、オタマジャクシの見られる池で頻繁に見つかるようになりました。
誰かがお世話できなくなって、逃がしてしまったのでしょうか。
アメリカザリガニは、オタマジャクシと同じ藻や落ち葉を食べるだけでなく、オタマジャクシを襲って食べてしまうこともあります。
アメリカザリガニに限らず、お家で飼いきれなくなった生きものを逃がすことはしないでくださいね。
現在、二子玉川公園ビジターセンターでは、公園内で暮らすアズマヒキガエルを未来へとつなぐ保護プロジェクト「フタコカエルプロジェクト」を実施中です。
水・土・日曜日および祝日に、時間不定期で公園スタッフが解説プログラムを行っています。(※天候等の理由で実施しない事もあります。ご了承ください。)
他にも、ビジターセンターのふれあい休憩室では、公園内のオタマジャクシを一部、保護と観察のため水槽で飼育展示しています。
興味のある方はぜひ、公園のふれあい休憩室にお越しください!
(まっつん)
※帰真園では、生きものを「とらない」「放さない」「網を使わない」、「柵の中や池に入らない」というルールがあります。ルールを守って、生きものを観察しましょう。
※ふれあい休憩室は現在、入室可能人数を制限しています。曜日や時間帯によっては混雑しますので、譲り合ってのご利用をお願いします。