陽射しもたっぷり、セミの声もにぎやかに聞こえてくるようになった二子玉川公園。
「虫をみたいけれど、どこにいるかな?暑くて長い時間は外にいられないけれど・・・」と昆虫に詳しいスタッフにおすすめの場所を聞いて、さがしに行ってきました。
★おすすめスポット① 富士見台のまわり
富士見台の周辺は知る人ぞ知る?バッタスポットです。バッタが好む植物をよーく見てみたり、がさがさとさわったりしてみると・・・トノサマバッタの幼虫やオンブバッタなどに会うことができました。まだ羽が短い幼虫たちも、これからだんだん脱皮をくりかえして羽がのび、成虫(大人)になります。
★おすすめスポット② ナチュモコガーデン
公園サポーター「みどりグループ」がいつも細やかにお手入れしてくださっているナチュモコガーデン。花をじっくり見ていると、チョウの仲間、カマキリの仲間、テントウムシの仲間といった生きものたちにも出会えます。今日はヤマトシジミに会いました。
★おすすめスポット③ サンクチュアリ周辺と階段
生きもののためにスタッフやジュニアサポーターで整備しているサンクチュアリ。普段は中には入れませんが、サンクチュアリ隣にある階段の草原や、サンクチュアリの手すりは生きものに会えるスタッフイチオシスポットです。
オオカマキリの幼虫が手すりを歩いていました。
「ほら、いたよ!」と昆虫に詳しいスタッフに言われて目をこらし・・・よーくみたら見えてきました。
ショウリョウバッタのオスでした。葉っぱと色が似ているバッタの仲間、草原を飛んでいく先を探すと良さそうです。
こちらはシロテンハナムグリ。左のみどり色も、右の茶色も同じ種類です。樹液のある木にたくさん来るので、クヌギやコナラ(どんぐり)の木を探してみてくださいね。
★おすすめスポット④ 帰真園
水辺、樹木や草花、建物(旧清水邸書院)などの環境があり、1年を通じて虫や鳥、ときにはヘビの仲間などたくさんの生きものに出会えます。
池でショウジョウトンボが飛び、サクラの木でニイニイゼミが「チィーー!!」とにぎやかに鳴いていました。
公園は他にも生きものに出会えるスポットがあるので、ビジターセンタースタッフにお気軽にお尋ねください♪
帽子と長ズボン、飲みものを持って、暑さにも気をつけつつ、夏の虫さがしを楽しんでみてくださいね。(みほねえ)