蛙飛び込む


朝の巡回の時間、帰真園を見まわっていたときのことです。

視界の端で、なにやら小さな生き物が池に飛び込むのが見えました。

なんだろう、ウシガエルかな?
そう思いつつ、生き物が飛び込んだあたりをよく見てみると

見えますでしょうか・・・
見えにくいですよね・・・

防水カメラを持っていたので、そのまま水中に沈めてアップで撮影してみます。

こちらです。
なんと、正体はアズマヒキガエルでした!
この子は全長3センチほどで、今年オタマジャクシからカエルになったばかりのようです。

ヒキガエルの仲間の多くは、カエルの姿になってからは水場から離れて生活します。
アズマヒキガエルもその例に漏れず、繁殖以外では水に入らず、陸上で暮らしているとされています。

にもかかわらず、この子は陸ではなく水の中に逃げ込み、石の下に隠れようとしていました。
写真には収められませんでしたが、アマガエルのように器用にスイスイ泳いでいる様子も確認できました。
ヒキガエルの脚は水かきが発達していないので、泳ぎは苦手だと思っていましたが、どうやらその限りではないようですね。

池周りの茂みには、他にも小さなアズマヒキガエルの姿がありました。
体が小さい頃は、陸上と水中をうまく使い分け、外敵から身を守りながら生活しているのかもしれませんね。

新たな発見ができました。

 

驚かせちゃってごめんね!

 

(まっつん)