立秋を過ぎても、まだまだ暑い日が続いていますね。
「ビジターセンターの近くで、みんなが生きものに会いやすいところはないかな?」虫にくわしいスタッフたいしょーに相談したら・・・
「ありますよ!」
連れて行ってくれたのはビジターセンターを出て数歩、チガヤが生えた草地です。
え、ここ??!!
葉っぱをよーーくみたら
いました!ショウリョウバッタモドキです。
日当たりが良く、おとなのひざ上ほどの草丈を好むこのバッタ、よく見るとあっちにもこっちにも、葉っぱの裏からひょこっと長めの触覚を出していたり、葉っぱに止まってじっとしていたりしています。
なんでこんなにいるの?
「この葉っぱがポイントなんです」
イネ科の中でもチガヤを好んでいて、飛ぶより葉っぱに隠れるのが得意なバッタです。背中の筋の色はチガヤにそっくり。チガヤはエサと隠れ場所、両方にぴったりです。
ちなみにこちらは良く出会うショウリョウバッタのオス。ショウリョウバッタモドキより大きく、足が長く、後ろ足を開いて止まるのがポイントです。
ショウリョウバッタモドキは数年前まで東京都区部のレッドデータブックに掲載されていましたが、現在は二子玉川公園でも多く出会えるようになりました。
身近な場所にも、暮らせる環境があると生きものたちがいることを実感した日でした。皆さんもぜひ会いに来てくださいね!(みほねえ)