1月に入ると春を思わせる程、暖かな日差しがある日もありましたが、
2月に入ると雪も降り、やっぱり春はまだ少し先のようです。
さてさて、冬は植物が枯れ、樹木も葉っぱを落とし、
園芸作業はさぞかし暇なのではと
思う方も多いのではないでしょうか?
ところが公園の中の園芸作業は、
冬も活気に満ちています。
寒い冬は、休眠している植物が多いため、
この時期にこそ剪定(せんてい)作業を行うと
木への負担がすくなく、元気に育ちます。
ブドウの木は、ブドウの葉が落葉し、
木が休眠する12月から2月が「剪定」のチャンスです。
12月にボランティア団体 さーくる・ガーデン・クラブ(C・G・C)の
皆さんとブドウの木を剪定ました。
剪定前
剪定後
剪定枝は、無駄にしません。
利用させてもらうのが、中目黒公園スタイル。
使う用途に分類します。
あるものは、クリスマスリースの台に
あるものは、植物の支柱にし、縁の下の力持ちに。
苗定植時に支柱を設置
芽出しの頃に、支柱を作っておくと、その間を縫って花が育ち、
風や雨に打たれても倒れず、綺麗に咲いてくれます。
あるものは、園内の柵に利用します。
柵を作るのは、花みどり人講座受講生(ボランティア養成講座)の皆さんです。
園内の素材を有効に利用して、素敵な柵が出来ました。
公園の葉っぱは、落ち葉堆肥やクラフトに、
剪定枝は、支柱や柵にと何一つゴミにならない、
循環型園芸をみんなで楽しみながら実行している公園です。
令和6年度の花みどり人講座(ボランティア養成講座)は、
3月1日号の区報で募集開始いたします。
興味のある方はぜひ、花とみどりの学習館までお問い合わせください。