今年の秋は2度咲きしてしまう植物も多く、
なかなか冬の剪定や切り戻しなどの作業ができませんでした。
12月に入り、葉が落ちた植物から少しずつ作業を始めています。
先日の公園作業日活動では、ハギの切り戻しを行いました。
ハギは地際で切ることで、来年もきれいな株立ちの姿になります。
切った枝はしなやかで長く、支柱として使うのに最適なので、
細かい枝葉を切り落として保管しておきます。
いずれ土に還る枝や葉を園芸資材として利用することは、
循環型園芸を行う上でとても大切なことのひとつです。
また、先日のエコ園芸生活講座ではフヨウを切り戻し、
枝葉を細かく切り、麦畑の畝に葉を、畝間に枝を敷きました。
麦を播いたあとの畝にうすく葉を敷くことで保湿・保温になります。
畝間は人が作業のために歩くので土が踏み固まってしまうので、
枝のようなやや硬いものを敷くことでウッドチップと同じ役割を果たします。
人が踏むことで徐々に分解され、やがて土に還っていきます。
循環型園芸ならではの冬の姿、ぜひ散策しながら眺めてみてください。