夏の落とし物

すっかり秋の気温になってきました。
さわやかな風が公園に流れています。

今年の夏もたくさんの花が中目黒公園に咲き誇りました。
そんな植物たちが今の時期落とし物をしてくれます。

それは”種”です。


※左上:つるなしインゲンの種、右上:つるありインゲンの種、右下:レタスの種

※1枚目:インゲンの花 2枚目:レタスの綿毛

植物は花が咲いた後、命をつなぐために種をつくります。
種の周りはトマトなどの野菜で知られるように私たちが美味しく食べられるものもあれば
フウセンカズラのように空気をたくさん含んでいたり、植物によって様子は様々です。

花とみどりの学習館では、公園で育てた植物の種の自家採種を行っています。
毎年公園で採れた種から植物を育てることによって、命をつなげることを大切にしています。
園内のすべての植物を自家採種することはできませんが、花や実を楽しんだあとも種を取るためや
いきもののためにそのまま残しておきます。

公園で枯れかけた植物に実がついていたり、真っ赤に熟している実を見つけてもそっとしておいてくださいね。
種を見てみたい!という方はぜひ学習館のスタッフにお声がけください。

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