Archive for 9月, 2017

秋の鳴く虫を探してみよう

秋らしい風が気持ちのよい季節になりましたね。
夕方になると、あちらこちらから虫の鳴き声が聞こえてきます。
みなさんは、どの虫がどんな鳴き声で鳴いているか知っていますか?

9月10日(日)に自然観察クラブ主催の、「鳴く虫の観察会」が行われました。
まずは、虫が鳴く理由や虫ごとの鳴き方の違い、1種類ずつ虫の鳴き声を聞いて勉強した後、外に出て鳴く虫を探しに行きました。

外に出て虫の声を聞いてみると、いろんな虫が一斉に大合唱をしているので、1種類ずつ聞き分けることは難しいのですが、それでも耳をすませて、特徴を確認しながら聞いてみると、どの虫が鳴いているのか少しずつ分かってきます。

樹の上でひときわ大きい声で鳴いているのは、アオマツムシ、芝の中でジーッと鳴いているのは、シバスズ…と生活している場所や特徴を確認しながら探していきます。

途中、ヒロバネカンタンやカネタタキを見つけることもでき、参加者からは、「何種類かは虫の声を聞き分けられるようになった。」「夜の公園で虫を探すのが楽しかった。」などの感想も挙がりました。

いつもとは一味違う夜の公園で、身近な鳴く虫の世界をお楽しみいただけたようです。夕涼みに、秋の虫の声を聴きながら公園をお散歩してみませんか?

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夏の落とし物

すっかり秋の気温になってきました。
さわやかな風が公園に流れています。

今年の夏もたくさんの花が中目黒公園に咲き誇りました。
そんな植物たちが今の時期落とし物をしてくれます。

それは”種”です。


※左上:つるなしインゲンの種、右上:つるありインゲンの種、右下:レタスの種

※1枚目:インゲンの花 2枚目:レタスの綿毛

植物は花が咲いた後、命をつなぐために種をつくります。
種の周りはトマトなどの野菜で知られるように私たちが美味しく食べられるものもあれば
フウセンカズラのように空気をたくさん含んでいたり、植物によって様子は様々です。

花とみどりの学習館では、公園で育てた植物の種の自家採種を行っています。
毎年公園で採れた種から植物を育てることによって、命をつなげることを大切にしています。
園内のすべての植物を自家採種することはできませんが、花や実を楽しんだあとも種を取るためや
いきもののためにそのまま残しておきます。

公園で枯れかけた植物に実がついていたり、真っ赤に熟している実を見つけてもそっとしておいてくださいね。
種を見てみたい!という方はぜひ学習館のスタッフにお声がけください。

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