「今年も来られましたね」
夏や秋には見かけなかった鳥がやってきました。
頭の銀色と羽の白い模様が目を引くジョウビタキです。
遠くチベットやロシアから日本にやってくる渡り鳥です。
冬になるとやって来る渡り鳥のことを冬鳥と言います。
最近は落ち葉が落ちて冷たい風が吹き、外ではコートを着るくらい寒くなりましたが、
冬鳥にとっては日本の冬は過ごしやすいようです。
中目黒公園にやってくる冬鳥はジョウビタキだけではありません。
こちらのモズも冬の間、高い山の上から平地の公園などにやってきます。
大きさはスズメくらいですが、肉食の鳥です。
「はやにえ」と言って、獲物の昆虫やカエル、ネズミなどを捕まえて木の枝に突き刺しておくことがあります。
こちらは去年の写真ですが、
これからの時期、このように木の枝に突き刺さった虫を見かけることがあります。
もし公園で枝に刺さったままの虫を見かけたら、それはきっとモズの仕業です。
ちょっと「ぎょっ」としてしまいますが、これも冬鳥が中目黒公園にやってきた証です。
冬の風物詩だと思って見ていただけると、公園の楽しみのひとつになるのではないでしょうか。