7月に入ったばかりというのに既に真夏を思わせる暑さ、
皆様どのように暑さ避けされてますでしょうか?
みどり豊な中目黒公園は、2002年にオープンしました。
一人ひとりの参加で、育てて、作り、守っていく公園を作ろうと、
多くのボランティアが関わりここまで来ました。
この夏は悪戦苦闘しそうな予感です。
ストップ温暖化に少しでも貢献できるように、
私たちの挑戦は今も続いています。
私たちの取り組みの中でこだわっている
循環型園芸という手法の一部をご紹介します。
5月1日
バラの花壇には、ニラやツルバキアなどのネギ科の植物を
植えてバラを病気や虫から守っています。
また、その他にも秋まきの1年草やハーブを一緒に植えています。
このような植え方を、コンパニオンプランティング(共生栽培)と言います。
5月25日 作業直後
コンパニオンプランティングは、主に一緒に植えると
お互いに育ちがよくなる植物を選びます。
しかし、あまりにも茂り過ぎると、気温や湿度の上昇もあり
蒸れてきますので、手入れは不可欠です。
風通しを良くするために、伸びてきた部分や、植えていない草
(ここに生えて欲しくない草)は定期的に刈込みます。
刈りこんだ草は、ゴミにせず、バラの根元を少し空けて置いていきます。
そうすることをマルチングと言います。
5月29日 4日後
マルチングして数日と経つと、刈りこんだ草は茶色くなります。
時間の経過とともに、小さな生き物たちが分解してくれて、
やがて土となり、バラの栄養となります。
この手法のおかげでこちらのバラは、
無肥料無農薬ですが今も元気で花をさかせてくれています。
7月もボランティアさんの手をかりて、作業しました!
作業前
作業後
暑いのは私たち人間だけでなく、植物たちも暑さに耐えつつ
きれいな花を咲かせてくれます。
そんな植物の根を守るために、私たちはマルチングということをしています。
刈っても、抜いても生えてきてしまう、雑草と呼ばれる草たち。
育ているハーブも放置すると伸びすぎてボサボサになります。
秋まきの一年草は、6月ごろに花が終わり枯れていきます。
そんな草たちを利用して、マルチングすると、
むき出しになってしまった土やアスファルトよりも
温度が低く保たれます。緑の力は絶大です。
今年の暑い夏もがんばって乗りきってくれますように!
作業する私たち人間も少しでも暑さをしのぐ工夫をしつつ乗りきりましょう!
夏を乗り切る知恵を中目黒公園に探しにきてくださいね。