目黒川はもともと世田谷区の湧水が水源だったのですが、半分以上が下水道化したので、現在は新宿区にある落合水再生センターからの下水処理水を山手通りの下の管を通して、ポンプアップして池尻大橋から流しています。
しかし、自然に目黒川に流れてくる水もあるのです。
目黒川の護岸には小さな穴がたくさん開いているのですが、そこから水が出ていることにお気づきでしょうか。
場所により水量は違い、山手通り側では少ないのですが、船入場ではジャージャー音がするほど出ているところもあります。
2021年5月15日目黒区職員研修日の昼の12時、気温29度、目黒川船入場の水温24度の時、この写真の水は19℃でした。コンクリートがオレンジ色になっているのは鉄分が多いためです。
この水は地下水で、目黒川に流れている水よりも温度が低く、透明度の高い水です。
目黒川の貴重な水源ですね。
経年で見ていくと、水の量に変化が見られます。
これからの季節、護岸に生えているツタの葉が枯れて穴が見えやすくなりますので、どこの穴の水が一番多いか、また雨が降った後どうなるか観察するのも面白いですね。
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