一年で一番寒いといわれる “大寒” に入りました。
そんな中でも葉をつけたまま冬を越す常緑樹は力強さ・生命力が感じられ、
古くから縁起物として飾られることが多い植物です。
日本ではお正月に飾る松や、節分に飾る柊などが有名でしょうか。
園内にはオリーブやローリエ、マートルなどさまざまな常緑樹があります。
五感の庭や芝生広場沿いのハーブガーデンなどで見られるマートルは、
古代エジプト時代から愛と歓喜、繁栄の象徴とされてきました。
イギリスでは花嫁の花束にマートルの枝を入れ、
嫁ぎ先で挿し木をして幸福を願うという習慣があったそうです。
草木からパワーをいただきながら、あと少し、寒い季節を耐えましょう。
一歩一歩、春に近づいています。