11月19日(日) に花とみどりの学習館では、「麦でヒンメリをつくろう」というイベントを行いました。このイベントは、園内で育てている麦を知り、フィンランドの伝統装飾品「ヒンメリ」づくりを体験していただくという催しです。
まずは、公園で育てている麦のことを知っていただくため、11月初旬に蒔いた麦の様子を観察したり、“麦踏み”(新しく出てきた葉を上から踏み、根が強く張るように行う作業)などを体験していただきました。
麦踏みでは、「せっかく芽生えてきた芽を踏むなんてかわいそう…」という声も聞かれましたが、これも麦のため…踏まれても強く育つんだよ、と優しく念入りに踏んでいただきました。
室内に戻ったあとは、ヒンメリの歴史やどのように人々が麦を利用し、関わってきたかなどのお話をして、いよいよヒンメリづくり。
まずは、乾燥させておいた麦を使用する長さに切りそろえます。麦の茎は空洞になっているので、この空洞に糸を通して図形を作って立体的にしていきます。
針と糸を使っての作業なので、慣れるまでは苦戦される方もいらっしゃいましたが、平面だった図形が少しずつ立体的になっていく様を楽しみながら、ゆっくりと全員で作り進めていきました。
みなさんの完成品がこちら…
どの作品も素敵ですね。
最後は、収穫した六条大麦で淹れた自家焙煎麦茶でほっとひといき。
イベント時に“麦踏み”をしていただいた麦はすくすくと元気に育っています。
収穫は来年の6月頃とまだまだ先ですが、今後もあたたかく生長を見守っていただければと思います。