Archive for 自然情報

梅雨に咲く花

梅雨に咲く花が見ごろを迎えています。

ネムノキ

桃色の花が繊細でやわらかい印象の花です。
ネムノキの由来は、昼のうちは、ぴんと伸びていた葉が
夕方になると眠りにつくように自分で葉をたたんでしまうことから
眠りの木…ネムノキと名付けられたのだとか。


夕方に写真を撮影してみました。
ぴんと伸びていた葉が折りたたまれ、ゆっくりと眠りにつくように見えます。

マートル

ヨーロッパでは愛の女神に捧げる花として、結婚式の飾りにも用いられています。小さな蕾からたくさんの花が咲きそうです。

タチアオイ

白・桃色の大きな花を咲かせています。人の背丈ほどに生長していて、遠くからでも咲いているのがよく分かります。
タチアオイの花は下から順番に花が咲いていきますが、いちばん上の花が咲く頃に梅雨が明けると言われています。

今年の梅雨明けはいつ頃になるでしょうか?

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草の名前って面白い!

夏も近づく八十八夜~♪♪ も過ぎ、
中目黒公園内の緑も茂り始めました。
学習館スタッフもボランティアの皆さんも毎日
公園のお手入れで大忙しの季節です。

植物がぐんぐんと生長する今の季節は、
公園のお手入れしているといろいろな草に出会います。
調べてみると、なかなか面白い名前の植物が
見つかりました。

この草は、「ママコノシリヌグイ」といいます。
よくみると目立たない小さなピンクの花を
つけていますが、
かわいいと手を伸ばすと!!!
「痛い!」
そうなんです。トゲトゲしています。
漢字にすると、「継子の尻拭い」
実子でない子のおしりを拭う意味を
考えると恐ろしい名前ですね。

「ヤブガラシ」
まだまだ、芽が出たばかりで5枚に分かれた小さな葉です。
ヤブガラシはブドウの仲間で、かわいいお花を咲かせますが、
名前のごとく、藪を枯らしてしまうほど勢力旺盛なので、
他に育てたいもののそばにあったら、育てたい植物が
負けないよう抜いてしまうことを
お勧めしたい植物です。

 
「コバンソウ」 と 「ヒメコバンソウ」
熟した穂が小判や米俵に見えることから、
「コバンソウ」の名が付いたそうです。
かわいらしい形からドライフラワーとして
利用されます。

草取りしているとこんな風に
たくさんの草と出会い、
名前を調べると面白いことがわかったり、
楽しいことがたくさんあります。

興味がある方は、ぜひ一緒に
草取りしながら楽しみませんか?

毎月10・20・30日 10:00~12:00
「公園作業日」という活動日を設けています。
学習館スタッフと一緒に、草取りや花壇の管理など
を行うボランティア活動をしています。
(休館日と重なる場合は、活動はありません)

公園に生えている野草の名前を覚える
楽しさもあり、ボランティア活動、園芸作業が
初めての方にもお勧めです。
公園作業日当日10:00に学習館にお集まりください。
(申し込み不要です。)
どなたでもお気軽にご参加できます。
(小学生以下は、安全管理のため保護者同伴でお願いします。)
ぜひ、ご参加ください。

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ハーブティーサービス【実施報告】

4月15日にハーブティーサービスを実施しました

朝からの強風と雨も
園内の摘み立てハーブに
お湯が注がれるころには
すっかり晴れわたり
光も注がれました

 

アップルミントtea
園内にはたくさんの種類のミントが芽吹いています
キャンディーミント スペアミント
アップルミント etc.
それぞれの違いを 感じに来てください

 

ヨモギtea
若葉がおいしい季節ですね
若葉にお湯をそそぐだけの
ヨモギteaはおつな味わいと香りです

 

桜湯
花は終わってしまいましたが
散った花びらが舞い踊るなか
今年満開だった桜を味わいました

 

お茶うけにハーブバター

ローズマリー・タイム・チャイブ・
イタリアンパセリ・サラダバーネット
レモン汁を少々入れて バターとまぜまぜ
香りのごちそうの出来上がりです

 

園内のハーブたちが
イキイキの季節
香りも楽しみに
遊びにきてください

 

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この花どの野菜の花…?

普段おいしく食べている野菜。
身近な野菜にどんな花が咲くのか想像したことはありますか…?

育ててみると、この野菜からこんな花が咲くんだ!と驚くことがあります。
今回は、中目黒公園で育てている野菜の花をクイズ形式でご紹介します。

問題①ピンク色の大きい花がたくさん咲いています。
   花が咲いた後にできる実を食べます。

問題②小さな黄色い花が咲いています。
   普段私たちが食べているのは蕾の部分だったんですね。
   写真の中に面影があります。

問題③クリーム色の花びらに不思議な網目模様があるのが特徴。
   サラダに入れると味がピリッとしまるあの野菜。

【写真の答え】
①エンドウ
②ブロッコリー
③ルッコラ

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桜が開花し始めました。

ぽかぽか陽気が続き、中目黒公園の草花も元気に花を咲かせています。

学習館前のエンドウもムラサキ色の花がつぎつぎと開いて、とても豪華です。

チューリップをはじめとした球根類もカラフルな花を咲かせています。

テントウムシも動き始めたようです。

そして、待ちに待ったサクラの花も何輪か咲いてきました。
公園には様々な種類のサクラが植えられています。
最初に咲いたのはソメイヨシノのようです。

これからもっと暖かくなると他の花もたくさん花が咲きますので
ぜひお天気の良い日はお花見にお出かけしてみませんか?

※お花見の際の注意※
・園内にゴミ箱はありません。ゴミのお持ち帰りにご協力お願いします。
・芝生や原っぱでは、場所取り及びテントの設営ができません。
・お花見シーズンは園内が大変込み合うことが予想されます。譲り合ってご利用ください。
(酒宴・宴会はできません。)
・その他、公園をご利用の際は公園入口・園内各所に設置してあります利用マナーをご参照ください。

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春の嵐の後は

春の嵐のあとは、決まって公園に集まってくる
ヒキガエル。
今年はいつもよりのんびり寝ていたようですが、
3月1日の朝、公園に来てみると、なんだか公園が賑やかです。

まだ、寝ぼけまなこで、恋のお相手をさがしている様子ですが、
うかうかしていられません。
恋のライバルはたくさんいます。

お昼ごろには、ハッピーなカップルが

今年もたくさんのオタマジャクシかみれるかな?

春告草と呼ばれるウメの花もみるみると、開花してきました。

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春告草

花を観賞するためのウメの花は、早く咲くものが多く、
実を収穫して楽しむためのウメの花は少し遅れて咲くと言われています。

写真は「豊後梅」の花の蕾です。
「豊後梅」は、豊後の国(大分県)から世に広まったと言われています。
通常のウメの花よりも大きな花が咲き、アンズの花のようです。
実も大きめで、梅干しにしても、ウメジュースにしても
とても美味しい品種です。


ウメの花がほころびはじめると、
花の香りがあたりに漂って春も間近だなと感じさせてくれます。
ウメは「春告草」とも呼ばれていますが、
そのように呼ばれる由縁もわかる気がしますね。
満開になるのはもう少し先になりそうです。

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モズのとっておき

日差しが暖かい日、外で植物のお世話をしていたところ…
「ピーピー!ピチチチチ!ピィッピッ!」
とても賑やかな声が聞こえてきました。

耳をすませば、同じ方向から聞こえてくるので
声の主をよーく探してみると

モズが盛んに鳴いていました。

モズは漢字で書くと「百舌鳥」
漢字の名前の由来は、他の鳥の鳴き真似がとても上手なことからきています。

可愛らしい顔をしていますが、狩りがとても上手です。
普段は昆虫を主に食べていますが、小鳥をとらえることもあるそうです。

また、モズは「はやにえ」をすることでよく知られています。

はやにえとは、とらえた獲物を枝などに突き刺したり
はさんでおいて取っておくモズの習性のひとつを指します。

中目黒公園でも時々、はやにえが発見されていますが・・・

まだ今年は、このはやにえを見つけられていません。
もし、はやにえを見つけることができたらそーっと見守ってあげて下さい。

モズのとっておきを見つけに公園に遊びに来てくださいね。

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春を待つ花たち

立春を過ぎ、お天気がころころと変わるようになりました。

こうやって少しずつ春に近づく間にも、
きれいな花を咲かせ、私たちを暖かい気持ちにさせてくれるのが、
クリスマスローズとスノードロップです。

どちらも同じような生育条件を好むので、
中目黒公園でも樹木の下に植えられて、一緒に見ることができます。

 

クリスマスローズは大きく3つに分類され、花の形や模様も多種多様なため、
ガーデナーを魅了する植物のひとつでもあります。

さて、みなさんはクリスマスローズの花びらはどれか分かりますか。

下の写真で、一見花びらのような白い部分は萼片(がくへん)で、
本当の花びらはめしべの横にあり、ネクタリー(蜜腺)と呼ばれます。

 

ネクタリー(蜜腺)は筒状で花びらが退化したものです。開花後は、ぱらぱらと落ちてしまいますが、萼片(がくへん)は退色しても落ちません。だから長く愛でることができるのですね。

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冬の木々の観察

もうすぐ大寒。1年で一番寒いと言われている時期です。
寒いと外に出るのも億劫になりがちですが、
こんな時期だからこそ冬の公園の木々を観察してみませんか?

11月の終わりごろは、紅葉がきれいだったケヤキの木。

すっかりと葉も落ちました。

幹と枝だけになると、上にむかってほうきのように大きく広がりながら
のびのびと生長していたことが分かります。

冬の青空に白い水玉模様が映り込んで美しいのはセンダンの実。
遠くから見ると白い花が咲いているようにも見えます。

観察を続けていると思いがけず、こんなものも発見しました。

薄茶色のまん丸い、卵のう(卵が入っている袋)を産み付けたのは
オオカマキリでしょうか?

なんと同じ木に4つも!産み付けられていました。
1つの卵のうの中には、数百個の卵が入っているので、
春になったら…いっせいに賑やかになりそうです。

冬の木々を観察してみると思いがけずいろんな発見があるかもしれませんよ。

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