Archive for 自然情報

色とりどりの花と蝶

吹いてくる冷たい風に思わず「寒い!」と体を震わせてしまう。
そんな冬の訪れを感じるような日々がやってきました。

そんな寒い日でも暖かな日が照れば、
花壇に咲くケイトウやコスモスの花の蜜を求めて、
花に負けないくらい色とりどりのチョウたちがやってきます。

キアゲハ

キタキチョウ

ツマグロヒョウモン

ツバメシジミ

オオスカシバ

花だけでなく、そこに集うチョウたちも見どころのひとつです。
成虫の蝶がいなくなり、幼虫や蛹の姿で次の世代がスタンバイする時期、
美しい花とチョウたちのコラボレーションが見られるのは今年最後のチャンスです。

ぜひ、よく晴れた日には中目黒公園に足を運んでみてください。

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くっつきむしが大量だ~!

実りの秋になり、園内では様々な実ができています。
その中でも知らない間に体にくっついている「くっつきむし」ことオオオナモミとアレチヌスビトハギ。
この二つの実が、原っぱで大量になっています!

大きな実でかぎ爪のようなトゲで衣服にくっつく、オオオナモミ。

豆の房全体がマジックテープみたいに衣服にくっつく、アレチヌスビトハギ。

こうやってくっつくことで、実の中にある種を遠くに移動させています。

汚れてもいい服にペタペタつけて遊ぶと楽しいかもしれませんね!

アレチヌスビトハギでにっこりマーク

また、花とみどりの学習館では、不思議なタネの紹介を行っています。
ぜひ、遊びに来てくださいね。

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白いおヒゲのセンニンソウ

青空に秋の雲がながれ、季節の移ろいを感じるようになりました。公園では様々な実や種が楽しめるようになってきました。


センニンソウは9月に白い花を咲かせます。


現在、学習館の玄関に絡んでいるセンニンソウは花が終わり種になっています。
「センニンソウ」の名前の由来は、種から延びる白い毛が「仙人のひげ」とか「仙人の白髪」にたとえられたと言われています。


種から延びる白い毛は、花が終わり伸びた花柱に白い長い毛が密集したものです。
種が熟し、乾燥が進むと白い羽が車輪状に広がり、雰囲気がまた変わります。

そんな種の様子を見ながら、「羽のような白い毛に乗ってどこまでも飛んでいきたいな~」なんて思ってしまいます。種の変化にもご注目ください。

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はじけてふわふわ 秋のお楽しみ

ふわふわの綿菓子を見つけました。

実は、みなさんの身近なものに生まれ変わります。
服になる「棉(ワタ)」です。
昔からこのワタを紡いで糸や布に利用してきました。


辺りを見渡すと、みどり色のまだ固い実も見つかりました。


ピンクや黄色の花も咲いています。
ワタはアオイ科。夏に見かけるムクゲやフヨウ、ハイビスカスも仲間です。
花が似ていませんか…?


白いワタだけでなく、茶色いワタもあります。
このふわふわの中には種がかくれていて、来年もこの種からまたワタを育てます。

ふわふわの手触りを楽しんでみてください。
みんなが見られるように、取らずにやさしく触ってね。

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香りはファンタグレープの花

「あの紫の花はなんでしょうか?」

と問い合わせを受けることが多くなりました。

皆さんはご存知ですか?

これは葛(くず)の花です。

 

根は葛餅(くずもち)として食用や漢方薬「葛根湯(かっこんとう)」になったり、

繊維を葛布(くずぬの)として衣料にしたり、

秋の七草の一つとしても知られています。

 

昔は生活に根差した植物でしたが、

今は知る人ぞ知る植物になったようです。

 

「葛餅は知ってるけど、葛の花は見たことなかったかも…」

と思った方はぜひ、ちょうど見ごろの葛の花を見にきてください。

 

ちなみに花の香りはファンタグレープに似ていると、

私たちは解説やプログラムで紹介しています。

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インターン生が中目黒公園のオススメを紹介します!

【サルスベリは癒すぜぃ!】

 

サルスベリは中国南部原産の落葉樹で、7月~8月の長い間に咲いていることから百日紅(ヒャクジツコウ)とも呼ばれています。
夏の花ですが、地域によっては10月まで咲いています。

「紅」とつきますが、紅色以外にも多くの色があります。

濃いピンク色はよく見られますが、何度見てもその鮮やかさは飽きないです。

薄いピンク色は優しい色合いでふんわりしていてかわいらしさを感じさせます。

この他にも白色も見られます。街路樹に植えられていることも多いので、意外とあなたの近くにあるかもしれません。

サルスベリは夏を過ぎてもきれいな花を咲かせているので、ぜひ中目黒公園にもいらして探してみてくださいね。

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ぷくぷくフウセンカズラ

フウセンカズラは、つる植物の一年草で花は7月~8月に咲きます。

五感の庭のものはなんと、もう実がついていました!

紙風船みたいでかわいいです。

五感の庭の手入れで収穫したフウセンカズラは、花とみどりの学習館のカウンターに展示しています。

小さい実と大きい実で触り心地が違いました。

感触を楽しみに、花とみどりの学習館に来てください。

お待ちしております。

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ひときわ目立つピンクの花

毎日暑い日が続きますね。
朝の水やりだけでも汗だくになり、スタッフは少々暑さ負けしております。
そんな暑い公園でひときわ目立つ、力強い花を紹介します。


それは、「サルスベリ」です。
遠くからでも目にとまるので「きれいに咲いている♪」と、引き寄せられてしまいます。
近づいて1つの花をよ~くみてみると、他の花とはちょっと違う構造に驚きます。


花びらの1枚だけをみてみると、根元がきゅっと細長く、先はフリフリ。
6枚の花びらが集まる中心には6本の「めしべ」とたくさんの「おしべ」がみっちりつまってます。
どーーーんと開いた花火のように、にぎやかです。

見れば見るほど、面白い形の花です。
百日紅(サルスベリ)の漢字のとおり花が見られる時期が長いので、過ごしやすい日を選んで見てみてください。

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さわって、さわって、爽やかミント

今年の夏はいつも以上に暑い夏で、「猛暑」「酷暑」「熱中症アラート」などの言葉を毎日のように耳にしますね。

この暑さの中を、公園の植物や生きものたちは耐え忍びつつがんばっております。

中目黒公園では、10種類近くのミントを育てています。
歯磨き粉やガム、お菓子やキャンディーなどで親しみがある方も多い、すっきり爽やかなミント。
気持ちをリフレッシュさせたり、少しひんやりした感覚があるため暑い夏にはピッタリのハーブです。
学習館では、ただいまなじみのある5種類の人気投票開催中!
ぜひ、クーラーの効いた館内で休憩しながら、ミントの香りを楽しみませんか?

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ヒマワリが見ごろです

皆さんは「夏の花」と言ったら何を思い浮かべるでしょうか。

私は何といってもヒマワリです!

ヒマワリは漢字で“向日葵”と書きます。

日に向かって咲くという意味の“向日”に、

太陽に向かって成長するという意味の“葵”が付き、

“向日葵”と書いて「ヒマワリ」と呼ばれるようになったそうです。

真っ青な夏空に高く立ち上がり、

太陽に向かって黄色く大きな花を咲かせるヒマワリを見ると、

暑さでぐったりとした気分も吹き飛ぶようです。

 

今、ちょうどヒマワリが見ごろの季節を迎えています。

暑さに気をつけて、見にきてください。

 

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