Archive for 自然情報

2023年ジャカランダ開花情報

5月になるのと、花とみどりの学習館でお問い合わせが増えてくるのが「ジャカランダ」です。
中目黒公園に来園された皆さまとは「いつごろ咲きますか」とか「珍しい木ですよね」と会話がはずみます。
今年はなんと5月23日に開花が確認できました。
2022年は6月8日のブログに掲載したので、今年の開花はサクラと同じで早いなと感じています。
まだまだ、硬いつぼみがたくさんついていますので、満開はもう少し先になります。
楽しみですね。

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ぐんぐん生長♪稲の苗!

みなさんこんにちは!

本日は、花とみどりの学習館で行われている講座
「楽田クラブ」で育てている稲の紹介をしたいと思います。

4月の講座で、受講生の皆さんに稲の種
つまり、種籾(たねもみ)を土に播(ま)いてもらいました。

講座の後、スタッフが花とみどりの学習館にある温室で
次の講座まで大切に育てています。

4月9日に播いた種は芽を出し、
5月の初めにはこんな育ちました!

before

after

この苗を、5月の講座で公園内にあるミニ田んぼに植えつけ、
小学1~3年生のクラブのみんなで頑張って育てていきます!

皆さんもぜひ一緒に、見守ってください♪

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ビークマーク

初夏に近づき、最近は公園内で見られる昆虫がぐっと増えました。

巡回中に出会ったのはツマグロヒョウモン。

その名の通り「端(つま)」が「黒い」「豹紋(ひょうのようなもよう)」のチョウです。

ちなみに端が黒いのはメスだけです。

オスは上の写真のように端まで豹紋柄。

今日のチョウは、うしろの翅が欠けていました。

これはビークマークと言って鳥類に襲われた時に残る痕跡。

両方の翅にほぼ左右対称に欠けるのが特徴です。

つまりこのチョウは鳥に食べられそうになりながらも、間一髪で逃げ切ったということ!

一見和やかな公園でも、命がけのサバイバルが繰り広げられているのですね~。

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野菜やハーブでお庭を彩ろう!

園内では、多くの野菜やハーブを育てています。

見て楽しい花壇として、中目黒公園の花壇によく使っている野菜やハーブをご紹介します。


マーシュ(コーンサラダ)と呼ばれ、ヨーロッパ原産のサラダ野菜です。
オミナエシ科で小さく白い花を咲かせます。


スカーレットケールは、赤紫の縮れた葉が特徴で、
花の無い時期にも庭に彩を添えてくれます。
アブラナ科なので黄色い菜の花が咲きます。


ボリジはスカイブルーのきれいな花で庭を明るくします。
ムラサキ科で、うつむいて可憐に咲く花には、多くの虫が蜜を求めて集まるので
イチゴなど実がなる植物を植える近くに植えると実成りが良くなります。


リーフレタスは、キク科の植物で食べると少し苦味があります。
いろいろな色があり、庭が華やぎます。


チャービルは、美食家のパセリとも呼ばれるセリ科のハーブです。
繊細な葉っぱや花は、他の植物と一緒に植えることで華やかになります。


紫エンドウは、花は赤く、鞘は紫色になります。
マメ科の植物でツルが伸びるので、支柱を立てると庭に立体感が出来ます。

今年は、ガーデニングにでもチャレンジしようと思っている皆さん
庭のいろどりに野菜やハーブはいかがでしょうか?

学習館でも、次は夏野菜バージョンでチャレンジします。
乞うご期待ください。

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見ごろです

公園入口の脇に、みどり色の穂がたくさんでている植物があります。

こちらは、麦茶でおなじみの六条大麦です。

11月にエコ園芸生活講座受講生の皆さんに、種を採り、耕耘、種まきをしていただいたのち観察や麦踏を続けてきました。種まきした時の様子はこちらをクリック

冬は都内でも霜柱が立ちます。

↑2022年12月の様子

麦の根が浮かないようにするため、また、強く育つようにおもいきって麦踏みをしてきました。その甲斐あってか、しっかりと土に根を張り大きく育ちました。

今年は少し早く、みどり色の穂が出てきました。
春の光に当たってしゃんと背筋を伸ばして気持ちよさそうです。

麦の色は現在みどり色ですが、これから茶色になり収穫時を迎えます。
お散歩の際に観察してみてくださいね。

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タンポポの色は…?

何色でしょうか?

たいていは「黄色!」と答えることがほとんどだと思います。

この黄色くてこんもりとしたセイヨウタンポポの姿が一般的ですね。

ですが、中目黒公園には黄色ではないタンポポも生えています。
それがこちらのシロバナタンポポ。

セイヨウタンポポと比べて全体的に白く、花びらの数が少ないのが特徴です。

シロバナタンポポは西日本に多く、関東では珍しい花です。
しかし、中国地方の一部ではシロバナタンポポしか生えていない地域があるとか。
「タンポポの色は…?」と聞かれて、

「白!」

と答える地域があるのかも知れません。

中目黒公園のシロバナタンポポは原っぱのすみっこにひっそりと咲いています。
この季節サクラを見上げるのも良いですが、足元を探して白いタンポポのお花見というのもいかがでしょうか。

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テントウムシの目覚め

啓蟄(けいちつ)になりました。
啓蟄とは1年間を24分割した暦の二十四節気(にじゅうしせっき)の一つで、「冬ごもりの虫が這い出る」時期という意味だそうです。


春に目覚めた植物のために下草を取り除いていたところ、草の下で冬ごもりをしていたテントウムシを発見しました。
居場所を追われ、少しでも早く安心できる場所を見つけたかったのでしょうか。
動きが早くてカメラが追いつけません。
何回もシャッターを切りましたが、そのうちピントが合ったのはこの1枚だけでした。

生きものが動き出す時期、ちょっとした楽しみです。

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剪定した枝の行く先…

春の訪れを少しずつ感じますね。

冬期の講座やボランティア活動では剪定枝を燃やして炭づくりを行いました。

大きなものはプランターなどの鉢底に、小さなものは畑や花壇に入れることで、土の通気性や酸度の調整を果たし、微生物の棲みかにもなります。


剪定枝はゴミにはせず循環させることで、植物が育つ土を良くしてくれています。


そのほかに支柱や花壇にも利用しています。
お散歩の際などに見てみてくださいね

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冬の青空 上を向いて歩こう!

日の長さが少しずつ長くなり、春に向かっていることを
体感できるようになりました。

でもまだまだ寒いですね。
落葉樹の樹々たちは、葉っぱを落としたままで、
青空にくっきりと骨格標本のように枝が見えます。

サクラ

ウメ

クワ

カキ

サルスベリ

セイヨウニンジンボク

センダン

木の種類によって枝ぶりが違うことが分かりますね。

上を向いて歩いて、木の骨格で木を見分けてみませんか?
この季節ならではの楽しみです。

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伝説に登場する植物たち

中目黒公園で見ることができる、日本の伝説に登場する植物を紹介します。

 

クヌギ

どんぐりの木として身近なクヌギ。

薪や木材、染物に使われ、昔から人の生活に欠かせない木でした。

景行天皇が大木を見て「国木(クニギ)」と名付けたと日本書紀に記され、

それが現在の名前に転じたという説があります。

 

カツラ

葉からキャラメルのようないい香りがすることで有名なカツラ。

現存する日本最古の書物といわれる「古事記」や他の伝承にも登場します。

神の使いの雉(ナキメ・キジ)や

女神が降り立つ木として描かれ、神聖な木と考えられていました。

 

力を持つと昔から考えられていた植物が他にもあります。

花とみどりの学習館のカウンターで、

あと2種類紹介しているので見に来てください!

お待ちしております!!

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