Archive for 自然情報

はじけてふわふわ 秋のお楽しみ

ふわふわの綿菓子を見つけました。

実は、みなさんの身近なものに生まれ変わります。
服になる「棉(ワタ)」です。
昔からこのワタを紡いで糸や布に利用してきました。


辺りを見渡すと、みどり色のまだ固い実も見つかりました。


ピンクや黄色の花も咲いています。
ワタはアオイ科。夏に見かけるムクゲやフヨウ、ハイビスカスも仲間です。
花が似ていませんか…?


白いワタだけでなく、茶色いワタもあります。
このふわふわの中には種がかくれていて、来年もこの種からまたワタを育てます。

ふわふわの手触りを楽しんでみてください。
みんなが見られるように、取らずにやさしく触ってね。

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香りはファンタグレープの花

「あの紫の花はなんでしょうか?」

と問い合わせを受けることが多くなりました。

皆さんはご存知ですか?

これは葛(くず)の花です。

 

根は葛餅(くずもち)として食用や漢方薬「葛根湯(かっこんとう)」になったり、

繊維を葛布(くずぬの)として衣料にしたり、

秋の七草の一つとしても知られています。

 

昔は生活に根差した植物でしたが、

今は知る人ぞ知る植物になったようです。

 

「葛餅は知ってるけど、葛の花は見たことなかったかも…」

と思った方はぜひ、ちょうど見ごろの葛の花を見にきてください。

 

ちなみに花の香りはファンタグレープに似ていると、

私たちは解説やプログラムで紹介しています。

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インターン生が中目黒公園のオススメを紹介します!

【サルスベリは癒すぜぃ!】

 

サルスベリは中国南部原産の落葉樹で、7月~8月の長い間に咲いていることから百日紅(ヒャクジツコウ)とも呼ばれています。
夏の花ですが、地域によっては10月まで咲いています。

「紅」とつきますが、紅色以外にも多くの色があります。

濃いピンク色はよく見られますが、何度見てもその鮮やかさは飽きないです。

薄いピンク色は優しい色合いでふんわりしていてかわいらしさを感じさせます。

この他にも白色も見られます。街路樹に植えられていることも多いので、意外とあなたの近くにあるかもしれません。

サルスベリは夏を過ぎてもきれいな花を咲かせているので、ぜひ中目黒公園にもいらして探してみてくださいね。

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ぷくぷくフウセンカズラ

フウセンカズラは、つる植物の一年草で花は7月~8月に咲きます。

五感の庭のものはなんと、もう実がついていました!

紙風船みたいでかわいいです。

五感の庭の手入れで収穫したフウセンカズラは、花とみどりの学習館のカウンターに展示しています。

小さい実と大きい実で触り心地が違いました。

感触を楽しみに、花とみどりの学習館に来てください。

お待ちしております。

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ひときわ目立つピンクの花

毎日暑い日が続きますね。
朝の水やりだけでも汗だくになり、スタッフは少々暑さ負けしております。
そんな暑い公園でひときわ目立つ、力強い花を紹介します。


それは、「サルスベリ」です。
遠くからでも目にとまるので「きれいに咲いている♪」と、引き寄せられてしまいます。
近づいて1つの花をよ~くみてみると、他の花とはちょっと違う構造に驚きます。


花びらの1枚だけをみてみると、根元がきゅっと細長く、先はフリフリ。
6枚の花びらが集まる中心には6本の「めしべ」とたくさんの「おしべ」がみっちりつまってます。
どーーーんと開いた花火のように、にぎやかです。

見れば見るほど、面白い形の花です。
百日紅(サルスベリ)の漢字のとおり花が見られる時期が長いので、過ごしやすい日を選んで見てみてください。

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さわって、さわって、爽やかミント

今年の夏はいつも以上に暑い夏で、「猛暑」「酷暑」「熱中症アラート」などの言葉を毎日のように耳にしますね。

この暑さの中を、公園の植物や生きものたちは耐え忍びつつがんばっております。

中目黒公園では、10種類近くのミントを育てています。
歯磨き粉やガム、お菓子やキャンディーなどで親しみがある方も多い、すっきり爽やかなミント。
気持ちをリフレッシュさせたり、少しひんやりした感覚があるため暑い夏にはピッタリのハーブです。
学習館では、ただいまなじみのある5種類の人気投票開催中!
ぜひ、クーラーの効いた館内で休憩しながら、ミントの香りを楽しみませんか?

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ヒマワリが見ごろです

皆さんは「夏の花」と言ったら何を思い浮かべるでしょうか。

私は何といってもヒマワリです!

ヒマワリは漢字で“向日葵”と書きます。

日に向かって咲くという意味の“向日”に、

太陽に向かって成長するという意味の“葵”が付き、

“向日葵”と書いて「ヒマワリ」と呼ばれるようになったそうです。

真っ青な夏空に高く立ち上がり、

太陽に向かって黄色く大きな花を咲かせるヒマワリを見ると、

暑さでぐったりとした気分も吹き飛ぶようです。

 

今、ちょうどヒマワリが見ごろの季節を迎えています。

暑さに気をつけて、見にきてください。

 

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夏と言えば…

ラベンダーを収穫していたら小さなセミの抜け殻を発見しました

ニイニイゼミの抜け殻です
よく見かけるセミよりも小柄です

大きなソメイヨシノの木の葉の裏はアブラゼミたちの人気スポットで
あちらにもこちらにも羽化した後が…

その他にも公園内のいたるところでセミたちが羽化した跡が見つけられます

土の中で眠っていたセミの幼虫は夕方頃から羽化して大人のセミになります。
夕方から夜にかけてお散歩してみると、ドラマチックなセミの羽化に立ち会えるかもしれません。

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夏の陽を浴びる小さな実たち

みなさんこんにちは!暑い日が続きますがいかがお過ごしでしょうか。

5・6月の花の時期が過ぎ、夏になり、公園はみどりが濃くなってきました。

 

そんな時期の公園を歩いていると見つけたのは・・・

まだ小さいですが、オリーブの実

オリーブは5月の下旬から6月の上旬にかけて花を咲かせます。

花が終わり、少しずつ実が大きくなっています。

 

次にみつけたのは、

小さなカキ。でも形はしっかりあのカキです。

5月頃花を咲かせます。

色が変わるのが楽しみですね。

 

最後に葉の間に見つけたのは、

まだみどりのクヌギのどんぐり。

どんぐりにもいろいろありますが、

クヌギのどんぐりは2年で大きくなります。

帽子のように見える「殻斗(かくと)」がとても大きく、

実の形が丸いのもクヌギのどんぐりの特徴ですね。

 

どの実も、風に負けず大きくなってほしいですね。

 

 

さて花とみどりの学習館では8月に「夏休み企画!葉っぱ鑑定団~クラフト編~」を開催します。

身近な葉っぱをよく見て、違いを探して、まとめることで、
新しい植物の魅力に気付けるかもしれません。
また、お気に入りの葉っぱでリーフタグ作りも行います。

自分でまとめたレポートとリーフタグは持ち帰るので、
自由研究の宿題にもなっちゃいます!

学びとクラフトで1度で2度おいしいイベントです。

ぜひご応募ください!!
詳細はこちら↓

8月のイベント予定

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あなたを待っています

この季節の花と言えば「ラベンダー」です。

香りを楽しむハーブといえば、誰もがピンとくるお花ですね。
でも、「ラベンダー」と言う植物は1種類だけではないのです。
シソ科ラヴァンドラ属というグループの中の木本性植物の通称が「ラベンダー」です。
草と思われがちですが、根元をみれば樹木とわかります。
中目黒公園には何種類かのラベンダーが植えられています。

紫の穂先部分をよく見ると、ひとつひとつの花は日本の「シソ」によく似ています。
シソの仲間「シソ科」と言うのもうなずけます。

6月12日に公園登録ボランティア(さーくる・ガーデン・クラブ)が育てたラベンダーを使ったイベントが開催されました。

可愛らしいラベンダースティックができました。
部屋に飾るとラベンダーのほのかな香りを楽しむことができます。
公園では多くの方に楽しんでいただきたいので、植物の採取をご遠慮いただいておりますが、香りを楽しむことはどなたでもできます。


優しく穂先を手で包み込むと、手のひらに残り香がつきます。
ぜひ、お試しください。
花言葉は「あなたを待っています」、公園でラベンダーが皆様のお越しを待っています。

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