落ち葉は公園のにぎわい

ああ気持ちいい!
集めた落ち葉にごろん
ふかふかだよ


ミズキ


クヌギ


イロハモミジ


サクラ
鮮やかな落ち葉たち!


公園の落ち葉を集めてどうするの?
落ち葉はちいさな生きものたちに食べられて、やがて土になりますが、
コンポストに入れると堆肥となり、公園の植物を育てるのに活躍してくれます。

中目黒公園では、ボランティア活動や園芸の講座で堆肥を作っています。
写真はエコ園芸生活講座での風景です。

木に生えた葉が落ちて落ち葉になり、
落ち葉は堆肥になって植物を育てる・・・
命の循環を感じながら、楽しく作業出来ました。

園内には他にもさまざまな木々が色づいています。
「枯れ葉も山のにぎわい」と言いますが、
中目黒公園の落ち葉は植物を育てる、命のにぎわいです。
美しく色づいた落ち葉を楽しみに、ぜひ公園に来てください。

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一雨ごとに

一雨ごとに秋が深まります。
公園に入ると雨の香りと甘い香りがしてきました。
雨の公園もなかなか良い雰囲気です。

落ち葉も増えてきました。
甘い香りは、この丸い葉っぱの落ち葉からでした。
カツラの葉は、秋のになると紅葉して黄色からオレンジ色になります。
そしてキャラメルの焦がしたような美味しそうな甘い香りもします。

今年は、暖冬なのかそれとも寒いのか?まだまだわかりませんが、
植物も困惑しているようで、いつもならもう花は咲き終わっているころなのに
ハナシュクシャの花が再び咲き始めました。
カリンの色づきと共にみれるチャンスです。

サザンカサザンカ咲いた道~という童謡どおり、
やはり冬が近づいているようで、学習館のサザンカも咲きました。
これから、少しずつ冬に近づいているのですね。
季節を感じに公園にお散歩に来てくださいね。

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ハイビスカスローゼルの実

今、園内で華やかに咲いているのがこのハイビスカスローゼルの花です。

バラの花に似ているので「ローゼル」という名前がついたらしいですが、
ハイビスカスローゼルはオクラに近い仲間です。

そして、ひときわ特徴的なのがこの実です。
なんだか真っ赤な小籠包みたいな形をしています。
とてもオクラには見えませんね。

今回は実の中身を見てみましょう。
パッと見ただけでは、イチゴかトマトのような形ですが…

表面をむいてみます。

白っぽい実が出てきました。
真っ赤な部分は皮ではなく、実を包む5枚の苞(ほう)と萼(がく)です。
この苞(ほう)と萼(がく)はハイビスカスティーにしたり、
砂糖と煮詰めてジャムにしたりできます。

白っぽい実も割ってみました。
5つに割れた部屋に種がぎっしりつまっています。
こうしてみると、オクラに似ていませんか?
割ったときにねばり気もありました。
真っ赤な苞(ほう)と萼(がく)をもつ白っぽいオクラ・・・とてもユニークですね。

きれいな花とユニークな実をもつハイビスカスローゼルは今が見頃です。
中目黒公園にぜひ見に来てください。

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秋らしくなりました。

ちょっと前まで、「暑い暑い!」と言っていましたが、急に冷え込んで来て、
衣替えをするのが大変ですね。
公園の植物たちも夏から秋に代わりつつあります。

 

こちらは、園内をアメジスト色で彩ってくれる「アメジストセージ」。
花の少なくなった園内を明るくしてくれます。

長いお豆の、三尺ササゲ。
お赤飯に入れるお豆です。こんなに長くなるんですね。

 

こちらは少しのんびり屋さんの「ヘチマのお花」。寒くなってしまいましたが、大丈夫でしょうか?

 

お茶の花です。椿の仲間なので、よくみるとそっくりですね。

夏に葉っぱを使ってアイの生葉染めをしましたが、アイの花も咲きました。
園内にはまだまだいろいろなお花が楽しめます。

ぜひお散歩にきてくださいね。

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目黒川の貴重な水源

目黒川はもともと世田谷区の湧水が水源だったのですが、半分以上が下水道化したので、現在は新宿区にある落合水再生センターからの下水処理水を山手通りの下の管を通して、ポンプアップして池尻大橋から流しています。
しかし、自然に目黒川に流れてくる水もあるのです。

目黒川の護岸には小さな穴がたくさん開いているのですが、そこから水が出ていることにお気づきでしょうか。

場所により水量は違い、山手通り側では少ないのですが、船入場ではジャージャー音がするほど出ているところもあります。

2021年5月15日目黒区職員研修日の昼の12時、気温29度、目黒川船入場の水温24度の時、この写真の水は19℃でした。コンクリートがオレンジ色になっているのは鉄分が多いためです。
この水は地下水で、目黒川に流れている水よりも温度が低く、透明度の高い水です。
目黒川の貴重な水源ですね。
経年で見ていくと、水の量に変化が見られます。
これからの季節、護岸に生えているツタの葉が枯れて穴が見えやすくなりますので、どこの穴の水が一番多いか、また雨が降った後どうなるか観察するのも面白いですね。

その他、目黒川の生きものなど詳しい話についてはこちら→目黒川関連の記事

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残ったものから分かること

園内で「あるもの」が目にとまり、思わず立ち止まってしまいました。

鳥の死骸です。(苦手な方はごめんなさい)

肉は生きものたちに分解され、骨と羽だけの姿になっていました。
羽の色・大きさ・くちばしからして、ムクドリのようです。

さらに観察すると、両肢に長い糸が絡みついていました。

ムクドリは地面を歩いて虫を探して食べたり、木にとまって木の実を食べたりします。
もしかしたら、この糸のせいでうまく動いたり食べたりできずに死んでしまったのかもしれません。

小さなゴミでも見逃さないことが、生きものを守ることにつながります。
ゴミの持ち帰りにご協力をお願いします。

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バジルの花が見ごろです

中目黒公園ではたくさんの種類のハーブを育てています。
ハーブガーデンはもちろん、畑や園路沿いにもハーブを植栽することで、
作物の生育を促したり、生きもと共生できる環境づくりをしています。

猛暑が落ち着いた今時期は、バジルの仲間が元気に育ち、花をつけ始めました。
バジルはシソ科の植物で、花の形はシソの穂に似ています。

料理でなじみの深いスウィートバジルをはじめ、
香りを楽しむシナモンバジルやホーリーバジル、
葉が小さく丸く株立ちするブッシュバジルなどがあります。

世界には150種類以上あるといわれ、そのうちのごく一部ですが、
このあたりの気候で育てやすいバジルとしてご参考になればと思います。

それぞれ香りにも特徴がありますので、
葉を指でそっとこすって、香りをかいでみてください。

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「エコ園芸生活講座」 2021年度新規受講生募集!

  

中目黒公園では、農薬や化学肥料を使わない循環型園芸に
地域の皆さんと取り組んでいます。

本講座では家庭で実践できる生ごみ堆肥づくりやハーブの育て方・利用法などを、
公園での園芸作業を通して参加者のみなさんと実践しながら学びます。

日時:10月~2月の毎月第1・3木曜日10:00~12:30(全10回)
対象:どなたでも
定員:16名(応募者多数の場合は抽選)
会場:中目黒公園 花とみどりの学習館
申込み:往復ハガキ(往信)に以下を明記し、9月15日(必着)までに
ご郵送ください
・講座名(エコ園芸生活講座)・郵便番号・住所・氏名(ふりがな)・電話番号
応募先:〒153-0061目黒区中目黒2-3-14 中目黒公園花とみどりの学習館宛

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セミの仲間たち

この時季、BGMのように聞こえてくるセミの声。

実はカメムシの仲間だって、知っていましたか?
夏の公園はカメムシの仲間が他にも見つかります。


ウマノスズクサの葉っぱの裏にいたのは、ツマグロオオヨコバイ。
バナナムシなんて呼ばれることもあります。
確かに、青から黄色に変わりかけのバナナの色に似ている・・・かな?


これはアカスジカメムシ。
フェンネルの草の汁を吸いに集まっています。


派手な模様なのに意外と隠れ上手です。


こちらはアカスジ“キン”カメムシの幼虫。
スマイルマークが目印です。

大きくはありませんが、意外とオシャレ模様が多いカメムシたち。
散策の際にお気に入りの虫模様をさがしてみてはいかがでしょう。

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芝生のクローバー

芝生広場にクローバーが生えているのをご存知でしょうか?
普段見落としてしまうような、何気ない場所に生えている野草も、
近くで見ると白くてとてもかわいい花をつけています。

先日、子どもが四つ葉のクローバーが見つけていました。
人がたくさん訪れる場所のクローバーは四つ葉になりやすいと言われています。
足元を見てみると意外な幸運が見つかるかも知れませんね。

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