見ごろです

公園入口の脇に、みどり色の穂がたくさんでている植物があります。

こちらは、麦茶でおなじみの六条大麦です。

11月にエコ園芸生活講座受講生の皆さんに、種を採り、耕耘、種まきをしていただいたのち観察や麦踏を続けてきました。種まきした時の様子はこちらをクリック

冬は都内でも霜柱が立ちます。

↑2022年12月の様子

麦の根が浮かないようにするため、また、強く育つようにおもいきって麦踏みをしてきました。その甲斐あってか、しっかりと土に根を張り大きく育ちました。

今年は少し早く、みどり色の穂が出てきました。
春の光に当たってしゃんと背筋を伸ばして気持ちよさそうです。

麦の色は現在みどり色ですが、これから茶色になり収穫時を迎えます。
お散歩の際に観察してみてくださいね。

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タンポポの色は…?

何色でしょうか?

たいていは「黄色!」と答えることがほとんどだと思います。

この黄色くてこんもりとしたセイヨウタンポポの姿が一般的ですね。

ですが、中目黒公園には黄色ではないタンポポも生えています。
それがこちらのシロバナタンポポ。

セイヨウタンポポと比べて全体的に白く、花びらの数が少ないのが特徴です。

シロバナタンポポは西日本に多く、関東では珍しい花です。
しかし、中国地方の一部ではシロバナタンポポしか生えていない地域があるとか。
「タンポポの色は…?」と聞かれて、

「白!」

と答える地域があるのかも知れません。

中目黒公園のシロバナタンポポは原っぱのすみっこにひっそりと咲いています。
この季節サクラを見上げるのも良いですが、足元を探して白いタンポポのお花見というのもいかがでしょうか。

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第22期 みどりのボランティア養成「花みどり人講座」 新年度募集のお知らせ

中目黒公園では、地域の憩いの場として多くの方が気持ちよく利用できるよう、
花壇の手入れや畑の管理、いきものが棲みやすい環境づくり、草刈り、
掲示物の作成、清掃活動、イベントの運営などを地域の皆さんと共に行っています。

園内の植物の手入れは、自然の仕組みやつながりを生かした循環型園芸を実践し、
地域の皆さんが身近な自然の魅力を守り伝えていく公園づくりに取り組んでいます。

「花みどり人講座」では、そうした循環型園芸の講義、実習を通して学び、
ボランティア活動に参加しながら楽しく公園づくりを実践します。

みどりのボランティア養成「花みどり人講座」
日 時:4月~6年3月の毎月第2・3・4土曜日10:00~12:30
(※場合によっては、変動する月もあります)
内容:毎月3回、講義・実習・ボランティア活動体験を各1回ずつ実施。
対 象:講座・実習とも継続的に参加できる方で、講座修了後に区内の公園等でボランティア活動ができる方
定 員:16人(抽選)
申し込み方法:往復ハガキに、講座名、住所、氏名(ふりがな)、電話・FAX番号を書いて、
3月15日(必着)までに花とみどりの学習館へ

一部活動の様子をご紹介します。(写真)
詳しくは学習館までお問い合わせください。
 座学の様子

 畑の管理

 花後剪定

 植物の利用法(藍染め体験)

 苗づくり

 原っぱの管理

〒153-0061 中目黒2-3-14 中目黒公園内
TEL:03-5721-0871

皆さんも公園で一緒に良い汗を流しませんか?ご応募お待ちしております。

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テントウムシの目覚め

啓蟄(けいちつ)になりました。
啓蟄とは1年間を24分割した暦の二十四節気(にじゅうしせっき)の一つで、「冬ごもりの虫が這い出る」時期という意味だそうです。


春に目覚めた植物のために下草を取り除いていたところ、草の下で冬ごもりをしていたテントウムシを発見しました。
居場所を追われ、少しでも早く安心できる場所を見つけたかったのでしょうか。
動きが早くてカメラが追いつけません。
何回もシャッターを切りましたが、そのうちピントが合ったのはこの1枚だけでした。

生きものが動き出す時期、ちょっとした楽しみです。

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剪定した枝の行く先…

春の訪れを少しずつ感じますね。

冬期の講座やボランティア活動では剪定枝を燃やして炭づくりを行いました。

大きなものはプランターなどの鉢底に、小さなものは畑や花壇に入れることで、土の通気性や酸度の調整を果たし、微生物の棲みかにもなります。


剪定枝はゴミにはせず循環させることで、植物が育つ土を良くしてくれています。


そのほかに支柱や花壇にも利用しています。
お散歩の際などに見てみてくださいね

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原っぱのいのち

園内の原っぱは、ボランティア『いきもの池・原っぱクラブ』が管理しています。

バッタなどの草原を利用する生きものたちが暮らしていけるように手入れをしているビオトープです。
生きもののすみかなので、立ち入り禁止のエリアや時期もあります。

逆に草原の環境を維持するために草刈り作業もします。

1月、春に備えて原っぱの枯れ草を刈り取りました。

すると、オオカマキリの卵がたくさん見つかりました!
見つけた卵は近くの木に移動させて…

こんな感じ。
たくさんくくりつけてあるので、まるで団地のようです。

春になると、たくさんの子カマキリたちが誕生することでしょう♪

と、言いたいところですが

このように野鳥に食べられてしまうことも珍しくありません。

野鳥も冬を乗り越えるのに必死です。
カマキリにとっては残念ですが、すべてのカマキリが生き残ると、原っぱにくらすバッタは数を減らしてしまします。

この、食べる・食べられるの関係が自然界のいのちをつなぐのですね。

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冬の青空 上を向いて歩こう!

日の長さが少しずつ長くなり、春に向かっていることを
体感できるようになりました。

でもまだまだ寒いですね。
落葉樹の樹々たちは、葉っぱを落としたままで、
青空にくっきりと骨格標本のように枝が見えます。

サクラ

ウメ

クワ

カキ

サルスベリ

セイヨウニンジンボク

センダン

木の種類によって枝ぶりが違うことが分かりますね。

上を向いて歩いて、木の骨格で木を見分けてみませんか?
この季節ならではの楽しみです。

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伝説に登場する植物たち

中目黒公園で見ることができる、日本の伝説に登場する植物を紹介します。

 

クヌギ

どんぐりの木として身近なクヌギ。

薪や木材、染物に使われ、昔から人の生活に欠かせない木でした。

景行天皇が大木を見て「国木(クニギ)」と名付けたと日本書紀に記され、

それが現在の名前に転じたという説があります。

 

カツラ

葉からキャラメルのようないい香りがすることで有名なカツラ。

現存する日本最古の書物といわれる「古事記」や他の伝承にも登場します。

神の使いの雉(ナキメ・キジ)や

女神が降り立つ木として描かれ、神聖な木と考えられていました。

 

力を持つと昔から考えられていた植物が他にもあります。

花とみどりの学習館のカウンターで、

あと2種類紹介しているので見に来てください!

お待ちしております!!

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冬の公園で『もふもふ』さがし

寒い日が続きますね。
底冷えのする学習館の事務室を飛び出し、暖かさを求め公園の中の『もふもふ』をさがしました。


まずは、さーくる・ガーデン・クラブで育てている花壇からご紹介します。
冬越し中のルピナスの『もふもふ』葉っぱです。
太陽の光を受け、『もふもふ』が光り輝いています。


足元だけでなく、頭上にもご注目!
ハクモクレンの冬芽が『もふもふ』のコートに包まれています。
見るからに暖かそうです。


最後は、公園の入口スロープからご紹介します。
冬越しの為、学習館スタッフが剪定したセージです。
ちょっと元気がない草に見えますが、茎や葉の裏の白い部分を触ってみると…


すっごい『もふもふ』!!!
触り心地がとても気持ちが良かったです。

皆さんも中目黒公園で『もふもふ』をさがしてみませんか?

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冬の香りを吸い込もう

2023年も始まり、キリっと冷えた日が続いていますね。
皆さんは好きな冬の香りはありますか?
中目黒公園の冬の香りを少しご紹介します。

ロウバイ
原っぱでは、ロウバイの花が咲き始めました。
蝋のような花が美しいです。
やさしい上品な香りを吸い込んでみましょう。

二ホンスイセン
スロープや植え込みで咲いているのは、冬の花の代表選手二ホンスイセン。
香りでスイセンが咲いていることに気づくほど香りが強いです。

スイートアリッサム
花壇で、小さな花をたくさん咲かせているスイートアリッサム。
こちらは花に近づいて香りを楽しんでみてください。
アブラナ科の植物なので、菜の花のような甘い香りがほんのりとします。

スーーハーーーースーーーハーーーーー…
春を待ち遠しく感じながら…
冬ならではの香りを楽しんでみてください。

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