植物たちの防寒対策

寒い季節がやってきました。
日中の日差しがとても有難く感じる季節です。

園内で育てているハーブの中には、
暖かい地方原産の植物もあります。
寒い冬を乗り越えるためには、
植物に合った寒さよけの対策が必要です。
まずはレモングラスから、準備を始めました。
園内で剪定した枝や宿根草の葉を束ねて、
小さなティピー(小屋)を建てました。
花とみどりの学習館では、毎年この方法で植物を守っています。
それに応えて何とか冬を乗り切ってくれます。

皆さんも、寒さに負けず元気に年越ししましょう!!

花とみどりの学習館は年末年始以下の期間で休館致します。
12月28日(水)~1月4日(水)

新年は、1月5日(木)の午前9時より開館致します。

令和5年も、四季を感じられる皆さんの憩いの場でありつづけられますように

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伝説に出てくる植物

クリスマスがそろそろですね!
今回はキリストと聖母マリアにまつわる植物を紹介します。

イエス・キリストのいばらの冠で使われたことで有名なサンザシ


〈10月頃のサンザシ〉

 

聖母マリアが、この木の下で寝たことから、サンザシには雷が落ちないという言い伝えがあります。

ヨーロッパでは、枝を屋根の上に立てたり、帽子に挿して雷よけにしていました。

中目黒公園内でも見ることができますよ。

 

伝説に出てくる植物は他にも!

ただいま花とみどりの学習館にて、「伝説上の植物」を展示中です。

公園内で観察することができる、伝説に登場する植物を紹介しています。

ぜひ見にきてくださいね!

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冬の公園の色

紅葉も終わりに近づき、彩りが落ち着く季節です。

しかし、公園をまわっていると素敵な景気や色に出会えます。
今回は公園で見られる景色と色の組み合わせ(HTMLカラーコード)をご紹介します。

これはナンテン

常緑の葉と赤色の実が寒い季節に映えます。

この景色の色の組み合わせはこんな感じ

色だけを見ても可愛らしいですね。

 

次はススキ

空に向かってスッと伸びていて気持ちがいいです。

この景色の色の組み合わせはこんな感じ

空の青とススキの薄いベージュはバランスが取れていてうつくしいですね。

下の赤茶色が全体の締め色として作用しています。

 

これはデュランタ

春~秋まで花をみることができます。

12月の今でも花が見られるのは、嬉しい魅力

この景色の色の組み合わせはこんな感じ

花と実の色が鮮やかで元気な色合いですね。

また、陽に透かした葉の色は蛍光イエローのような明るさでさわやかです。

 

これは、生きもの池に生えるアカマツ。

幹の赤茶色に暖かみを感じます。

この景色の色の組み合わせはこんな感じ

落ち着いた色合いでホッとするようです。

 

今回紹介した色の組み合わせを見ると

植物は自然界のカラーコーディネーターですね。

植物の名前が分からなくても、どんな色があるか見つけるだけでも楽しいですよ!

みなさんも公園に来て、自然が織りなす色の組み合わせを見つけてみませんか?

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落ちてくるタケコプター

日曜日の『楽田クラブ』で籾殻(もみがら)で燻炭づくりをしていると
上からクルクルと舞い落ちるものが!!!
地面をみてみるとカエデの種がありました。これは「トウカエデ」

園内を歩いていると、また上からクルクルと
これは「ケヤキ」。小さな葉っぱを翼にして種を散布します。
種は赤丸部分の丸い粒。

植物は動けないからこそ種を遠くに運ぶ工夫が面白いですね。
クルクルと落ちる様子はぜひ公園で。

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麦の生長をお楽しみに

11月のエコ園芸生活講座では、今年育てた六条大麦から種を採り、
来年に向けて種まきを行いました。

麦の手触りを楽しみ、一粒からどのくらいの麦が実るのだろうかと想像しながらみなさん黙々と種採りをされていました。

畝の間には切り戻したフヨウを細かく切って畝の間にマルチングします。
このようにマルチングすることによって土の乾燥を防ぎ保温することもできます。
フヨウは時間をかけて土に還り、麦の栄養になり循環していきます。

種まきした麦はそろそろ芽がでる頃でしょうか。

麦の生長をお楽しみに。

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ビワの花が咲きました

一雨ごとに寒くなり、あの猛暑がいつのことだったのかと思うくらい、
朝晩が冷え込むようになり、公園の植物たちも秋の訪れを感じているようです。

この時期にもこもこと暖かそうな毛をまとい、
甘い香りをただよわせて白い花を咲かせるのは、ビワの花です。
なんだか高級な冬もののコート着ているオシャレなマダムのようですね。

季節が夏から秋へと移りかわり、開花している花が少なくなると
虫たちの食べ物が少なくなります。そんな中甘い香りで虫を誘い、
受粉を助けてもらっています。

ビワの木はとても大きくなり、花は見上げないとなかなか見れないことが
多いのですが、鉢植えで育てているビワが丁度見ごろになっています。
学習館脇のジャカランダの下でたたずんでおりますので
どうぞお立ち寄りの際は、香りを楽しんでください。

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色とりどりの花と蝶

吹いてくる冷たい風に思わず「寒い!」と体を震わせてしまう。
そんな冬の訪れを感じるような日々がやってきました。

そんな寒い日でも暖かな日が照れば、
花壇に咲くケイトウやコスモスの花の蜜を求めて、
花に負けないくらい色とりどりのチョウたちがやってきます。

キアゲハ

キタキチョウ

ツマグロヒョウモン

ツバメシジミ

オオスカシバ

花だけでなく、そこに集うチョウたちも見どころのひとつです。
成虫の蝶がいなくなり、幼虫や蛹の姿で次の世代がスタンバイする時期、
美しい花とチョウたちのコラボレーションが見られるのは今年最後のチャンスです。

ぜひ、よく晴れた日には中目黒公園に足を運んでみてください。

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くっつきむしが大量だ~!

実りの秋になり、園内では様々な実ができています。
その中でも知らない間に体にくっついている「くっつきむし」ことオオオナモミとアレチヌスビトハギ。
この二つの実が、原っぱで大量になっています!

大きな実でかぎ爪のようなトゲで衣服にくっつく、オオオナモミ。

豆の房全体がマジックテープみたいに衣服にくっつく、アレチヌスビトハギ。

こうやってくっつくことで、実の中にある種を遠くに移動させています。

汚れてもいい服にペタペタつけて遊ぶと楽しいかもしれませんね!

アレチヌスビトハギでにっこりマーク

また、花とみどりの学習館では、不思議なタネの紹介を行っています。
ぜひ、遊びに来てくださいね。

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白いおヒゲのセンニンソウ

青空に秋の雲がながれ、季節の移ろいを感じるようになりました。公園では様々な実や種が楽しめるようになってきました。


センニンソウは9月に白い花を咲かせます。


現在、学習館の玄関に絡んでいるセンニンソウは花が終わり種になっています。
「センニンソウ」の名前の由来は、種から延びる白い毛が「仙人のひげ」とか「仙人の白髪」にたとえられたと言われています。


種から延びる白い毛は、花が終わり伸びた花柱に白い長い毛が密集したものです。
種が熟し、乾燥が進むと白い羽が車輪状に広がり、雰囲気がまた変わります。

そんな種の様子を見ながら、「羽のような白い毛に乗ってどこまでも飛んでいきたいな~」なんて思ってしまいます。種の変化にもご注目ください。

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はじけてふわふわ 秋のお楽しみ

ふわふわの綿菓子を見つけました。

実は、みなさんの身近なものに生まれ変わります。
服になる「棉(ワタ)」です。
昔からこのワタを紡いで糸や布に利用してきました。


辺りを見渡すと、みどり色のまだ固い実も見つかりました。


ピンクや黄色の花も咲いています。
ワタはアオイ科。夏に見かけるムクゲやフヨウ、ハイビスカスも仲間です。
花が似ていませんか…?


白いワタだけでなく、茶色いワタもあります。
このふわふわの中には種がかくれていて、来年もこの種からまたワタを育てます。

ふわふわの手触りを楽しんでみてください。
みんなが見られるように、取らずにやさしく触ってね。

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