高尾山へようこそ
高尾山は東京都西部に位置する標高599.15mの山です。古くから薬王院有喜寺を中心とした山岳信仰の場とされ、 周辺の森林は社寺林、明治に入ると帝室御料林として保護されてきました。第二次世界大戦後には国有林となり、その後、 昭和25年高尾山を含めた小仏・景信、陣場山等、都県境の山地は、東京都によって都立自然公園 に指定され、昭和42年にはこの都立自然公園の中の高尾山を中心とした一部の地域が環境庁によって 明治の森高尾国定公園に指定されました。
こうした歴史的な経緯から、東京近郊に位置しながらも高尾山には豊かな自然が保たれています。
また、高尾の森林は冷温帯と暖温帯の境界にあり、それぞれの気候区の生物が生育出来るため、多くの種の動植物が生息していることでも知られています。