哺乳類のフィールドサイン

高尾山には32種もの哺乳類が生息していることが確認されています。しかし警戒心の強い野生動物に出会うことは稀です。フンや食べあとなどの痕跡(こんせき)(フィールドサイン)を見つけることで、彼らの存在を感じることができます。フィールドサインを覚えて高尾山で探してみましょう!

ムササビ

新鮮な葉っぱが付いた枝が道に落ちていたら注意してください。折れた枝先が斜めにカットされていて、不自然に葉や花が取れていたらムササビが木の上から落とした食べ痕です。詳しくはのぶすまVol.19をご覧ください。

見つけやすい場所:どこでも

イノシシ

畑を耕したように広く深く掘られた場所があったら、イノシシが食べ物を探した痕の可能性があります。近くにイノシシの足跡が見つかるかもしれません。足跡の形はのぶすまVol.1をご覧ください。
見つけやすい場所:稲荷山コース、山頂尾根

ニホンアナグマ

大きな穴があったら注意して静かに待ってみてください。ニホンアナグマが使っているトンネルかもしれません。非常に稀ですが、穴からひょっこり顔を出すこともあります。

見つけやすい場所:5号路、3号路

アカネズミ

強い前歯で硬いオニクルミの種に穴をあけて、中身を食べます。小さなネズミの口が入るぐらいの穴が開いたクルミはネズミの食べ痕です。

見つけやすい場所:稲荷山コース

タヌキ

同じ場所に何回も排泄するので、たくさん集まっているフンを見つけたらタヌキのいた証拠です。「たぬきの溜め糞」と呼ばれています。家族で同じ場所を使うこともあります。

見つけやすい場所:5号路

二ホンテン

二ホンテンは石や切り株など目立つ場所にフンをします。子供の指ほどの大きさの細長いフンの中にイチゴ、アケビ、カキなどの種が入っていたら二ホンテンのフンです。

見つけやすい場所:どこでも

 

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