スミレ三昧

春爛漫の高尾山!桜や新緑で山々はにぎわいます。 この春の山にさらに彩りを加えるのがスミレの仲間。国定公園内だけでも18種類のスミレが記録されています。 また、雑種や花や葉の色変わりの品種を加えると、40種類以上に及びます(新八王子市史自然編,2014より)。 今回はその中でも観察しやすいスミレをご紹介します。

アオイスミレ

スミレの中でも早咲きの種類。 名前は葉の形がフタバアオイ(徳川家の家紋のモデル)に似ていることから。 林床部の日当たりの良い場所などで見られます。
花期
3月中旬~4月上旬
観察できるコース
3号路、稲荷山コース、日影沢コース

ヒナスミレ

淡い桃色の可憐な花を咲かせるスミレ。 尾根道やその付近の斜面などで見られます。
花期
3月中旬~4月上旬
観察できるコース
3号路、稲荷山コース

タチツボスミレ

高尾山で最もよく見られるスミレです。 たくさんの株が咲き並ぶ姿を見ることもできます。
花期
3月中旬~4月下旬
観察できるコース
全てのコース

エイザンスミレ

深い切れ込みが入った葉が特徴です。 やや大きな花を咲かせます。 林道わきの日当たりの良い場所などで見られます。
花期
3月下旬~4月中旬
観察できるコース
3号路、5号路、稲荷山コース

マルバスミレ

全体的に丸みを帯び、真っ白な花を咲かせるスミレです。 高尾山ではわりと多く見られます。 林床の日当たりの良い場所などでよく見られます。
花期
3月下旬~4月中旬
観察できるコース
1号路、3号路、蛇滝コース、日影沢コース

ニオイタチツボスミレ

鮮やかな青紫色の花がよく目立つスミレです。 名前の通り、花は香りがよくします。 日当たりの良い尾根などの環境を好みます。
花期
3月下旬~4月上旬
観察できるコース
稲荷山コース

ナガバノスミレサイシン

うす紫色のやや大ぶりの花を咲かせます。 林床の薄明るい場所を好みます。
花期
3月下旬~4月中旬
観察できるコース
全てのコース

タカオスミレ

高尾山の名を冠したスミレ。「ヒカゲスミレ」の1品種で高尾山で発見されました。 全体的に黒紫色を帯びた葉が特徴です。 沢沿い付近など、やや湿った環境を好みます。
花期
4月中旬~4月下旬
観察できるコース
1号路、6号路、蛇滝コース、日影沢コース

※開花の時期は、その年の季節状況やスミレの生息環境により、多少変動することがあります。

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